まんが・雑絵」カテゴリーアーカイブ

蚊が心配だ

ある日ふと、今年は1回も蚊にかまれてないことに気づいた。

一応書いておくが、大阪では「蚊にかまれた」という言い方が多数派。たまに「刺された」という人がいるかもしれないが「蚊に食われっちまってよー」などという言い方はめったに聞かない。そんな言い方をされたら「江戸っ子か」と突っ込む。わざとそういう書き方にしたけど。

毎年、「私って蚊にかまれやすくてー」「あ、そうなん? O型じゃない? O型はかまれやすいらしいよ」「確かにO型やけど」「いや、お酒飲んでたんやろ」「飲んでないって」とか、飽きもせずにそんな会話をするのが私的季節の風物詩だったのに、おかしい。

と思ってネットで適当に調べたら「あんまり暑い時は蚊の活動も鈍る」という記述を見つけた。なるほど、そうなんだ! わかる。人間でもそうだしな。
そういえば、今までも夕方頃によくかまれたような気がする。買い物から荷物下げて我が家にたどりつき、ドアの前でカギを探してるときとか。やっぱり蚊も「そろそろ涼しくなったから活動開始だな〜」という感じだったのか。わかるわかる。

しかし、今年は夕方でもあまり蚊に出会わなかった。連日猛暑日だしな・・・。

おとといの夕方、やっと蚊が家に入ってきた。おお、来たか! なんだかなつかしい。でも、ふらふらとやる気なさそうに飛び回るだけで、結局かまれなかった。目の前にやってきたのでつい、反射的に手が動いてパシッとやってしまったら簡単に昇天されてしまった。

蚊、だいじょうぶか。地球温暖化進んでるんだぞ。

日曜日に映画観てきた

台風のせいで月曜日からお天気が悪くなることがわかってたので、日曜日に映画に行ってきた。近所のシネコンにはしばらく行ってなかったので久しぶりに行くと駅前のシャトルバスの乗り場が移動してたりしてちょっと面食らった。

映画はもちろん(?)「バービー」。早く公開してくれないかなと思ってたので金曜日に公開されて、割とすぐに行った。よかった。やっぱりアメリカ映画、好きだよー!と思える作品。カラフルで楽しい。バービーの洋服がみんなかわいいし。ライアン・ゴズリング(ケン)も好きな俳優。

バービーたちの住む世界は女の子が主役。なのに、人間世界に行ってみたらそこはおっさんたちが牛耳る世界。(その世界がどんだけうんざりするかは知ってるもんね。)そして、バービーの世界に戻ってきたら、なんとケンたち男が支配する悪夢な世界になっていて、もともと大統領だったり研究者だったりした女の子たちがむずかしいこと考えず男に媚を売る仕事についてて、このほうが楽だからいいわ〜、なんて言ってる・・・みたいな、中身は超なまなましい、現実世界を皮肉ったもの。笑えるところもいっぱいで、拍手したくなったり、過去のいろいろを思い出して今更ながら怒りで震えたり涙がこぼれたり、まあそんな映画なのだ。
おすすめです(こんなこと書いたのは初めてかも?!)。そして、やっぱり憲法は大事にしないといけません!

で、台風7号はのろのろ進むもんで水曜日の今日になっても新幹線の運行に影響が出ているという状況だが、幸い我が家には被害はありませんでした。ただ、昨日ベランダに出てみたらおもいっきり汚いバスタオルらしき物体が室外機にひっかかってた。触れるのもいやなくらいだったけど、そのタオルはたぶん、どこかのベランダから強風で舞い上がり、泥の上に落下し、転がり、そしてまた舞いあげられて、と長い長い悲惨な旅をしてきたのだろう。お疲れさまでした。一瞬手を合わせ、その後処分させていただきました。

まあそれくらいが被害、ですかね。

レンズとの通信ができませんでした

昨日は仕事の関係で北浜に行った。北浜というと大阪でも中心地、都会の真ん中、ビルいっぱいのところだ。それで、終わったら付近を撮って帰ろうと、広角レンズを選んで持っていった。都会には広角が似合うのさ。ふっ。

ところが、いざ撮ろうとしたら画面に「レンズとの通信ができませんでした」との表示。え? レンズとカメラって・・・通信してるの? ええっ? って、そこですか。はい、そこです。何にも知らないヤマシタですから。

通信してるんだ(まだゆう)。

で、よくわからないけど、レンズとの接点を清掃してみてください、と表示は続く。その表示からどうにも進まないので、仕方なくレンズを外し、ティッシュしかないのでそうっと拭いてみたりした。接点というのは、下の写真でレンズにもカメラにも点々と並んでいるところがあるけど、このことらしいので、そのへんを。


でも、全然治らない。困った。
それで、「近くにあるカメラ店」をネットで探す。お店に持ってたほうが早いだろうと。
そして、ここだなと思うところに向かって、Googleマップ見ながら歩く。ビルの2階らしい。無事たどりついて、エレベーターに乗り、2階でドアが開くと、いきなりカオスな空間。そこからどこにも行けそうにないのだけど、これは一体・・・きょろきょろしてるとその中にいたおっちゃんと目が合い、
「あのう、カメラ屋さんは・・・」
「ここや」

部屋の真ん中に円形の台があって、そこにレンズが山をなしている。まわりの棚も、たぶんレンズやカメラで埋め尽くされている。床にも段ボールの箱がいっぱい。

ともあれ、事情を話すと
「うちはフィルムカメラが専門やからなあ」といいつつ
「まあそこ座り」
一応見てくれるらしい。
レンズの山の中の一角が仕事台みたいになってて、そこにカメラを置き、レンズをはずして何かで拭く。
「このカメラ、もう7年くらい前のやな」
「え、わかります?」
「そらわかるわ」
とかなんとか話しながら見てくれたけど、結局
「これはやっぱりカメラの量販店にでも行ったほうがええな」。

別に料金はいらんと言われ、そのまま帰るしかなかったけど、残念。
何が残念かというと・・・このややこしい店の中を広角で、めっちゃ撮りたかったんです! 円形の台。真ん中におっちゃんを入れて(端っこでもいいか)。まわりもできるだけ入れて。
なのにその広角が「通信できませんでした」って。どんなジレンマなんだよ。

牧野富太郎

今の朝ドラ「らんまん」は全然まともで安定感満載でツッコミどころがなく、なんだかものたりない。ちゃんとした脚本で、俳優さんたちはみんな上手で・・・もっと「なにこの展開!」「視聴者なめてるんかい」「演技下手すぎ!」というところがほしい・・・いや、そんなことないけどね(笑)

まあ、基本、牧野富太郎がモデルということでだいたいどういう人かわかっているということもあると思う。
こうみえても小学校のころ、私は「植物にくわしい子」だった。
子供は車の種類とか恐竜だとか、怪獣とかの名前をめちゃよく覚えるよね。子供って記憶力がいいし、その記憶力の使い道が他にないんだろうな。親が「この子、天才ちゃうやろか・・・」と一瞬思ったりするのもその頃。よくあることで、私はそれが植物だったのだろう。もっともその後、別にその道をきわめることなく普通のおばさんになった。これもよくあること。

小学校低学年のころは割とおおざっぱな図鑑を持ってたと思うが、高学年になって、学校があっせん(?というか、昔はよく学校の先生が紹介してくれていろんなものを買ったことあったよね?)してくれたハンディタイプの図鑑を買ってもらった。それを見た父が「ほー、牧野富太郎か」と言ったことを覚えている。たぶん「監修」とかに名前があったのだろう。そのときに牧野富太郎という人は植物学の権威として広く知られているらしいと知った。植物に関心なさそうな父が「ほー」というのだから。

で、その牧野富太郎が主人公の朝ドラなわけだけど、いずれ日本を代表する植物学者として大成することはわかっているから、パイロットになるのかならないのか、二人は結婚するのかしないのか心配する必要もないのだ。じゃあどうすればよいのだ(知らんがな)。

いまのところは石版印刷の話がおもしろかった。石に直接手描きするとはびっくりした。もっとも調べるとその後転写する方法が一般的になったとか。そうだろうな。直接描くのは大変すぎる(胸をなでおろすヤマシタ)。
でも、面相筆で植物を描いているシーンを見ていると、私も描いてみたくて、うずうずした。やはり子供の頃に興味を持った分野は一生ものかな。知識は必ずしも定着しなくても。

脱皮した

昨日の夜、パジャマのズボンをはこうとしたらなんかひっかかった。あっ、と思って見たら左足の親指の隣の指、人差さないけど人差し指といわれる指の爪がはがれそうになってる。うわ、たいへんだと思い、そうっと椅子に腰掛け、よくよく見たらなんと、次の爪ができてるじゃないか。はがれそうになってる爪の下に。

なもんで、はがれそうになってた爪を遠慮なくはがした。
いやー、すごい。まじまじ見る。
生まれたばかりといった感じのたよりない、新しい爪がそこにあった。
生えるんや・・・。

その指は何ヵ月か前、たぶん、ちょっときつい靴をはいて歩き回ったせいか、気づいたら真っ黒になっていたのだ。なんだこりゃと思って検索したらどうやら「爪下血腫」というやつらしい。爪が黒くなったのではなく、爪の下に血腫ができていると。
別に痛くないし、ほっといた。
最近、だんだんその爪がまだらに白くなってきてた。つまり血腫が消えつつあった。
あ、そういえば爪を切ろうとしたとき、なんだかふわっと・・・浮いているような感じがしたので、さわらないほうがいいと思った。いや、そもそも爪が伸びてないことに気づき、切らずに終わった。
すでに爪は死んでいたのか。

サッカーやってた人などはこういうのを何度も経験しているそうだ。

映画観てきた

おととい、「フェイブルマンズ」を観てきた。恥ずかしながらスピルバーグ好きだから。はじめて「おもしろい!」と思った映画が「未知との遭遇」だったし。

え、それ以前はおもしろいと思わなかったの?と聞かれそうだけど、そうなのよ。「未知との遭遇」のとき、すでに子供でもなんでもなかったけど、そして私の若い頃は男の子とデートといえば、無難に「映画」だった(今はどうなんだろ?)のだけど、特に・・・あ、そうか。その場合はだいたい男子から「○○観に行かない?」と提案されて、なんとなく特に反対するでもなく一緒に観た、という感じだったと思う。主体性ないんです、私。スピルバーグがこの世にいなかったらずっと、そういう状態が続いていたかも。人に勧められて観て、まあこんなもんかな・・・よくわからんな・・・みたいな。

なので、スピルバーグといえば私の恩人。その、恩人のスピルバーグの作品を最近観ていなかったので寂しいと思ってたところなんである。

「フェイブルマンズ」はスピルバーグの自伝的な物語だそうだ。その通り、主人公が子供の頃に映画に魅せられ、自分で映画を作り始め、どんどんのめりこみ、一方で家庭でも学校でもいろいろあったけど、ついに念願の映画の道を本格的に歩み始めるというところまでが描かれる(荒っぽい紹介)。

映画にくわしい人はこういう映画を観たらたぶん、もう、いくらでも語り出すだろう。あの映画は、とか、あのシーンの意味は、とか。
正直私はそのへんはちゃんとわかってない。私的にはクローゼットでフィルムを見せられたママの表情が次第に変わり、やがてはらはらと涙するシーンがクライマックスだ。
バート(パパ)もベニー(パパの親友)も、そしてママもみんないい人で、魅力的で、それでもしんどいことは起きてしまうのだ。そしてママが言うように「起こったことにはすべて意味があるのだ」。

あ、下の絵は全然似てないですが、気にしないでください。

映画観てきた

昨日観たのは「小さき麦の花」。中国の映画だ。

中国の映画を見ていると、しばしば都会と農村の格差に驚く。この映画でもそうだ。いつの話だろうかと思っていると2011年である。確かに、都会に出ていくとそこは普通の現代の街だ。ただし、主人公はそこにロバを連れ、荷車に荷物を載せていくのだけど。こういうところがおもしろいと言うか、中国は不思議な空間である。

甘粛省の砂漠がすぐそばに広がっているようなところで農民として暮らすヨウティエが障害(足が不自由なだけでなく排尿障害がある。脊髄の障害なのか)のある内気な女性、クイインと結婚、ふたりで暮らし始める。土地を耕し、麦をまく。それだけではなく、土を練って型枠に入れ、表面をならして地面にひっくり返し、乾かす。レンガがそうやって2個ずつできる。日々それを繰り返し、レンガがどんどんできる。それを積み上げて家を作る。おお、家はこうやってできるんだ! 自分たちが住む家は自分たちで作るんだ! なんだか感動する。さらに、鶏を飼う。豚を飼う。麦だけでなくとうもろこしやジャガイモも収穫する。暮らしがだんだん安定してくる。
おー、すごいなあと思う。人間はこうやって生きてきたんだ。そして、夫婦というものはこのように2人でともに働き、支え合ってきたのだと思う。

ヨウティエはものすごい働き者だ。手際がすごいなと思ってたら演ずるのは本職の農民で監督の叔父さんにあたる人だそうだ。プロの俳優ではないが、すでに何度か映画に出演しているとか。

家をつくる途中、屋根の樋にガラス瓶を埋め込む。なんでそんなことをするのかよくわかってないのだけど、夜に風が吹くとそのガラス瓶が歌うように鳴る。
「前の家よりいい音で鳴る」と妻のクイインがうれしそうに言う。そうなんだ。自分たちの家だもんな。

2人は見合い結婚で、特に感動もなく一緒になったように見えた。だが、実際は会ったときにすでに感じるものがあったようだ。互いの優しさ、誠実さに。そしてゆっくり、ゆっくりと日々を重ねているうちに愛が深まってゆく。このあたりが丁寧に丁寧に描かれ、見ているうちに涙があふれる。愛する人とともに生きることほど幸福なことはない。そう強く思うから、でも一方で、こんな幸福は長くは続かないのではないかという予感がして。そして、予感はあたるのである。

風景がとても美しい。土にまみれた仕事着の色合いも自然の中に溶け込み、いい感じである。
ロバってかわいいなと思った。冒頭のシーン、花びらのような大きな雪片が舞う中で初めて登場するあの白と黒のロバが、ほんとにかわいく、2人をけなげに支えてくれるのである。

アップグレードはたいへん

最近、どうもこれはOSをアップグレードしないといけないなと思うようになっていた。
facebookの仕様が一部変わったがsafariがそれに対応できていないみたい。コメントを読むときに別ウインドウが開くのだが、そこでうまくスクロールできない。下のほうのコメントが読めない。
yahoo!のトップページに何か注意書きが出る。どんなだったか覚えていないけど、要は「君のブラウザでは悪いけどちゃんと表示できないよ」ということらしい。
気分悪いのでfacebookやyahoo!を見るときはChromeにしていた。全面的にChromeにしたらよさそうなもんだけど、それはそれで若干問題があって(詳細は略す)。

決定的だったのはとある通販サイトで注文しようとしたとき。最後の最後でうまくいかない。何回やってもエラーが出る。それでクレームのメールを入れたところ返信は「当サイトはOS10.15以降に対応しています」

がーん

そうなんです。私の今使ってるMacBookProは2019年に買ったものでそんなに古いわけではないんだけどOSのアップグレードをさぼっていて「Mojave」(10.14.5)のままなのだ。それって、もはや見放される対象になるのか。どうでもいいと思われるのか。くやしいいいっ。

それで、アップグレードすると決心してからちょっとばたばたする日が続き、一段落したので決行したのが一昨日の夜。最新のOS「Ventura」が無事インストールできた(けっこう時間かかった)。だが、その後の「アップグレードにまつわる諸症状」がいろいろあって、昨日はその対応で終わってしまった。疲れた。でも、気分一新。すっきりした! これからはこまめにアップグレードすることにする。

でも、ずっと前から使っていたFTPソフト「Fetch」の日本語版はもうなくなっていたことを知る。これを機にcyberduckを使うことにした。
Officeは古いやつだったのでOSが新しくなると使えなくなったが、もともとWordもExcelも自分ではほとんど使わず、送られてきたものを開くだけだったので、それならPagesやNumbersでいけるらしい。などと知る。
まあいろいろ、どんどん変わるんだなと思う。でも、昔はOSが変わるってもっと大変なことだったように思う。いまはすべてカジュアル化しているとも思う。

ちなみに「Mojave」は「モハベ」と読むことを、これを機にはじめて知ったのである。
私はずっと、ひそかに、心の中で「もじゃべ」と読んでいた。別に人前で声に出して読む機会もなかったのでそのまま過ごしていたんだけど、知ることができたのは良かったのかどうなのか。なんとなく毛深いおっさんをいつもイメージしていた。このおっさんとももう別れてしまった。達者でな。

強風注意!

洗濯ネットがひとつ、見当たらない。ベランダでネットから出して・・・干して・・そのときどっかに飛んでったもよう。気づいたらなかった。今日はめっちゃ風が強くて、ハンガーに干した割烹着(冬場は着てます。便利だから)なんかシェーって感じでまくれあがってたし。

見かけたらつかまえといてください。うちで一番大きな洗濯ネットだったんです。