まんが・雑絵」カテゴリーアーカイブ

牧野富太郎

今の朝ドラ「らんまん」は全然まともで安定感満載でツッコミどころがなく、なんだかものたりない。ちゃんとした脚本で、俳優さんたちはみんな上手で・・・もっと「なにこの展開!」「視聴者なめてるんかい」「演技下手すぎ!」というところがほしい・・・いや、そんなことないけどね(笑)

まあ、基本、牧野富太郎がモデルということでだいたいどういう人かわかっているということもあると思う。
こうみえても小学校のころ、私は「植物にくわしい子」だった。
子供は車の種類とか恐竜だとか、怪獣とかの名前をめちゃよく覚えるよね。子供って記憶力がいいし、その記憶力の使い道が他にないんだろうな。親が「この子、天才ちゃうやろか・・・」と一瞬思ったりするのもその頃。よくあることで、私はそれが植物だったのだろう。もっともその後、別にその道をきわめることなく普通のおばさんになった。これもよくあること。

小学校低学年のころは割とおおざっぱな図鑑を持ってたと思うが、高学年になって、学校があっせん(?というか、昔はよく学校の先生が紹介してくれていろんなものを買ったことあったよね?)してくれたハンディタイプの図鑑を買ってもらった。それを見た父が「ほー、牧野富太郎か」と言ったことを覚えている。たぶん「監修」とかに名前があったのだろう。そのときに牧野富太郎という人は植物学の権威として広く知られているらしいと知った。植物に関心なさそうな父が「ほー」というのだから。

で、その牧野富太郎が主人公の朝ドラなわけだけど、いずれ日本を代表する植物学者として大成することはわかっているから、パイロットになるのかならないのか、二人は結婚するのかしないのか心配する必要もないのだ。じゃあどうすればよいのだ(知らんがな)。

いまのところは石版印刷の話がおもしろかった。石に直接手描きするとはびっくりした。もっとも調べるとその後転写する方法が一般的になったとか。そうだろうな。直接描くのは大変すぎる(胸をなでおろすヤマシタ)。
でも、面相筆で植物を描いているシーンを見ていると、私も描いてみたくて、うずうずした。やはり子供の頃に興味を持った分野は一生ものかな。知識は必ずしも定着しなくても。

脱皮した

昨日の夜、パジャマのズボンをはこうとしたらなんかひっかかった。あっ、と思って見たら左足の親指の隣の指、人差さないけど人差し指といわれる指の爪がはがれそうになってる。うわ、たいへんだと思い、そうっと椅子に腰掛け、よくよく見たらなんと、次の爪ができてるじゃないか。はがれそうになってる爪の下に。

なもんで、はがれそうになってた爪を遠慮なくはがした。
いやー、すごい。まじまじ見る。
生まれたばかりといった感じのたよりない、新しい爪がそこにあった。
生えるんや・・・。

その指は何ヵ月か前、たぶん、ちょっときつい靴をはいて歩き回ったせいか、気づいたら真っ黒になっていたのだ。なんだこりゃと思って検索したらどうやら「爪下血腫」というやつらしい。爪が黒くなったのではなく、爪の下に血腫ができていると。
別に痛くないし、ほっといた。
最近、だんだんその爪がまだらに白くなってきてた。つまり血腫が消えつつあった。
あ、そういえば爪を切ろうとしたとき、なんだかふわっと・・・浮いているような感じがしたので、さわらないほうがいいと思った。いや、そもそも爪が伸びてないことに気づき、切らずに終わった。
すでに爪は死んでいたのか。

サッカーやってた人などはこういうのを何度も経験しているそうだ。

映画観てきた

おととい、「フェイブルマンズ」を観てきた。恥ずかしながらスピルバーグ好きだから。はじめて「おもしろい!」と思った映画が「未知との遭遇」だったし。

え、それ以前はおもしろいと思わなかったの?と聞かれそうだけど、そうなのよ。「未知との遭遇」のとき、すでに子供でもなんでもなかったけど、そして私の若い頃は男の子とデートといえば、無難に「映画」だった(今はどうなんだろ?)のだけど、特に・・・あ、そうか。その場合はだいたい男子から「○○観に行かない?」と提案されて、なんとなく特に反対するでもなく一緒に観た、という感じだったと思う。主体性ないんです、私。スピルバーグがこの世にいなかったらずっと、そういう状態が続いていたかも。人に勧められて観て、まあこんなもんかな・・・よくわからんな・・・みたいな。

なので、スピルバーグといえば私の恩人。その、恩人のスピルバーグの作品を最近観ていなかったので寂しいと思ってたところなんである。

「フェイブルマンズ」はスピルバーグの自伝的な物語だそうだ。その通り、主人公が子供の頃に映画に魅せられ、自分で映画を作り始め、どんどんのめりこみ、一方で家庭でも学校でもいろいろあったけど、ついに念願の映画の道を本格的に歩み始めるというところまでが描かれる(荒っぽい紹介)。

映画にくわしい人はこういう映画を観たらたぶん、もう、いくらでも語り出すだろう。あの映画は、とか、あのシーンの意味は、とか。
正直私はそのへんはちゃんとわかってない。私的にはクローゼットでフィルムを見せられたママの表情が次第に変わり、やがてはらはらと涙するシーンがクライマックスだ。
バート(パパ)もベニー(パパの親友)も、そしてママもみんないい人で、魅力的で、それでもしんどいことは起きてしまうのだ。そしてママが言うように「起こったことにはすべて意味があるのだ」。

あ、下の絵は全然似てないですが、気にしないでください。

映画観てきた

昨日観たのは「小さき麦の花」。中国の映画だ。

中国の映画を見ていると、しばしば都会と農村の格差に驚く。この映画でもそうだ。いつの話だろうかと思っていると2011年である。確かに、都会に出ていくとそこは普通の現代の街だ。ただし、主人公はそこにロバを連れ、荷車に荷物を載せていくのだけど。こういうところがおもしろいと言うか、中国は不思議な空間である。

甘粛省の砂漠がすぐそばに広がっているようなところで農民として暮らすヨウティエが障害(足が不自由なだけでなく排尿障害がある。脊髄の障害なのか)のある内気な女性、クイインと結婚、ふたりで暮らし始める。土地を耕し、麦をまく。それだけではなく、土を練って型枠に入れ、表面をならして地面にひっくり返し、乾かす。レンガがそうやって2個ずつできる。日々それを繰り返し、レンガがどんどんできる。それを積み上げて家を作る。おお、家はこうやってできるんだ! 自分たちが住む家は自分たちで作るんだ! なんだか感動する。さらに、鶏を飼う。豚を飼う。麦だけでなくとうもろこしやジャガイモも収穫する。暮らしがだんだん安定してくる。
おー、すごいなあと思う。人間はこうやって生きてきたんだ。そして、夫婦というものはこのように2人でともに働き、支え合ってきたのだと思う。

ヨウティエはものすごい働き者だ。手際がすごいなと思ってたら演ずるのは本職の農民で監督の叔父さんにあたる人だそうだ。プロの俳優ではないが、すでに何度か映画に出演しているとか。

家をつくる途中、屋根の樋にガラス瓶を埋め込む。なんでそんなことをするのかよくわかってないのだけど、夜に風が吹くとそのガラス瓶が歌うように鳴る。
「前の家よりいい音で鳴る」と妻のクイインがうれしそうに言う。そうなんだ。自分たちの家だもんな。

2人は見合い結婚で、特に感動もなく一緒になったように見えた。だが、実際は会ったときにすでに感じるものがあったようだ。互いの優しさ、誠実さに。そしてゆっくり、ゆっくりと日々を重ねているうちに愛が深まってゆく。このあたりが丁寧に丁寧に描かれ、見ているうちに涙があふれる。愛する人とともに生きることほど幸福なことはない。そう強く思うから、でも一方で、こんな幸福は長くは続かないのではないかという予感がして。そして、予感はあたるのである。

風景がとても美しい。土にまみれた仕事着の色合いも自然の中に溶け込み、いい感じである。
ロバってかわいいなと思った。冒頭のシーン、花びらのような大きな雪片が舞う中で初めて登場するあの白と黒のロバが、ほんとにかわいく、2人をけなげに支えてくれるのである。

アップグレードはたいへん

最近、どうもこれはOSをアップグレードしないといけないなと思うようになっていた。
facebookの仕様が一部変わったがsafariがそれに対応できていないみたい。コメントを読むときに別ウインドウが開くのだが、そこでうまくスクロールできない。下のほうのコメントが読めない。
yahoo!のトップページに何か注意書きが出る。どんなだったか覚えていないけど、要は「君のブラウザでは悪いけどちゃんと表示できないよ」ということらしい。
気分悪いのでfacebookやyahoo!を見るときはChromeにしていた。全面的にChromeにしたらよさそうなもんだけど、それはそれで若干問題があって(詳細は略す)。

決定的だったのはとある通販サイトで注文しようとしたとき。最後の最後でうまくいかない。何回やってもエラーが出る。それでクレームのメールを入れたところ返信は「当サイトはOS10.15以降に対応しています」

がーん

そうなんです。私の今使ってるMacBookProは2019年に買ったものでそんなに古いわけではないんだけどOSのアップグレードをさぼっていて「Mojave」(10.14.5)のままなのだ。それって、もはや見放される対象になるのか。どうでもいいと思われるのか。くやしいいいっ。

それで、アップグレードすると決心してからちょっとばたばたする日が続き、一段落したので決行したのが一昨日の夜。最新のOS「Ventura」が無事インストールできた(けっこう時間かかった)。だが、その後の「アップグレードにまつわる諸症状」がいろいろあって、昨日はその対応で終わってしまった。疲れた。でも、気分一新。すっきりした! これからはこまめにアップグレードすることにする。

でも、ずっと前から使っていたFTPソフト「Fetch」の日本語版はもうなくなっていたことを知る。これを機にcyberduckを使うことにした。
Officeは古いやつだったのでOSが新しくなると使えなくなったが、もともとWordもExcelも自分ではほとんど使わず、送られてきたものを開くだけだったので、それならPagesやNumbersでいけるらしい。などと知る。
まあいろいろ、どんどん変わるんだなと思う。でも、昔はOSが変わるってもっと大変なことだったように思う。いまはすべてカジュアル化しているとも思う。

ちなみに「Mojave」は「モハベ」と読むことを、これを機にはじめて知ったのである。
私はずっと、ひそかに、心の中で「もじゃべ」と読んでいた。別に人前で声に出して読む機会もなかったのでそのまま過ごしていたんだけど、知ることができたのは良かったのかどうなのか。なんとなく毛深いおっさんをいつもイメージしていた。このおっさんとももう別れてしまった。達者でな。

強風注意!

洗濯ネットがひとつ、見当たらない。ベランダでネットから出して・・・干して・・そのときどっかに飛んでったもよう。気づいたらなかった。今日はめっちゃ風が強くて、ハンガーに干した割烹着(冬場は着てます。便利だから)なんかシェーって感じでまくれあがってたし。

見かけたらつかまえといてください。うちで一番大きな洗濯ネットだったんです。

早起きって

先週は早起きしないといけない日が多くてそんな日は結局、日中眠くて眠くて使い物にならず、「もー、これって『早起きは三文の損』じゃないの?!」とむくれているヤマシタの絵をAIに描かせてみました。うそですけど。

ヤマシタさんはこんなんじゃない!どこがヤマシタやねん!と言われてもしりません。AIが描いたんですから。うそですけど。

思い出して

昨日の朝ドラはつらかった。まあちゃんが倒れたときを思い出して。

深夜の病院は照明が落とされて暗く、待合室のソファ付近とかだけ明かりがついていた。私以外誰もいないそこで2時間ほど待たされた。そんなに時間がかかるのは一生懸命治療してくれてるからに違いないし、きっとだいじょうぶだと思っていたのにそうじゃなくてぼうぜんとしたあの夜を思い出した。
あとから思えば前兆だったことも気がつかずにいた自分がどれだけあほだったかも、思い知らされた。
そんな何もかもがよく似ていて、つくづくリアルなドラマだった。テレビの前の私は永作博美の何倍も泣いてしまった。

で、下の絵は全然関係なく、この間の電車の中でみかけたお坊さんです(なんだそりゃ)。
旭屋のカバーがかかった本を悠然と読んでおられました(つい敬語)。たまたまお坊さんの背後に「優先席」の表示があったんですが、たまたまです。ちなみに電車は各停で、とてもすいていました。

あけましておめでとうございます

すっかりひとりの気ままな生活に慣れたお正月。幸いなんだかんだいっても今のところ元気です(先のことは考えないようにしています)。

昨日は紅白を「ながら見」してたんですが、藤井風という人、初めて見た。ほーーーーー。

岡山出身ということだけど、「死ぬのがいいわ」でも方言をうまく使ってる。「あなたがええ」とか「あんたがええのよ」とか。ネットで歌詞を調べると「いい」となってたりするけど、「ええ」と聞こえる。「何なん」という曲も聴いてみたがこれはさらに「はさがってる」とか「わしは言うたが」とかいっぱい使われている。私は広島弁はよく聞いたけど(なんでかは省略します)岡山弁って広島弁によく似てるよね。まあお隣だからあたりまえか。
いいなあ岡山弁。大阪弁はすでにメジャーになりすぎていまさらどうってことないけど、これから岡山弁あたりがくるのかもね。

初日の出には間に合わなかったので初月の出を先ほど拝んできました。いやー、初月の出っていいもんですね。なにやら敬虔な、身の引き締まる気持ちが全然しません。

その後、ねんがらじょう(語調を整えるために「ら」を入れてます)を投函、近くの100円ローソンに寄ったらまだ100円おせちを売ってたのでちょっと買いました。これ、お酒のむためのものかな。のんでみようか。チョーヤの梅酒(ちいさい瓶の)ならある。

「枯れてる」

帯状疱疹はその後順調に薬(ロキソプロフェンは痛み止めだけど、本命は抗ウイルス薬のなんとかという薬)が効いて、ほぼ治りました。早く治療をしないと長引いて、治ったあとも帯状疱疹後神経痛というのが出る可能性もあるそうなので、皆さん、帯状疱疹かと思ったら早くお医者さんに。というよりワクチンがあるそうなので打っておいたほうがいいかもですよ〜。

ところで、最後となった日、お医者さんで「ちょっと見せてもらえますか」と言われて背中を見てもらったら「ああ、もう枯れてるな」と言われました。

「枯れてる」

なるほどね。最盛期は真っ赤なぶつぶつだったのが茶色く、平坦になって、少しずつ薄くなってるようです。「枯れる」んですね。発疹は。