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映画観てきた

十三の第七藝術劇場で「かば」を観てきた。
大阪市内の某中学校に実際にいた(そして亡くなった)かば先生(名字が蒲)と生徒たち、先生たち、街の人々の物語。
今日はトークショーもあって裏話とか聞けた。
クラウドファンディングで資金を募りながらもさまざまな事情で制作に7年以上かかり、その間に子役だった子は成長してしまって・・・と笑えるエピソードもたくさん。でも、中身が濃い。みんな熱演。いや、実際の先生たちも熱演、じゃない、熱いのだ。生徒たちが問題を起こせば(どころか、しょっちゅう起こす)夜でも駆けつける。「生徒が荒れるのは家が荒れてるからや」と、何度も何度も家に行き、真剣に向き合い、心を開いてもらおうとする。忙しいのに一方で識字教室の指導もしてたり。あー、ほんと、教師なんかにならなくてよかったと思う。大変すぎる。でも、いい加減にやり過ごす教師なんて最低だしね。

実は、この映画のモデルになった中学校に私は通っていた。2年生のときに転校したので、「卒業」はしてないけど。
私のいた頃にはもちろん「かば先生」はいなかった。映画で描かれているのは阪神が優勝した年、1985年だし。また、私がいた頃より後に校区も変わっている(新しく中学校ができて分離した)ので、いろいろ変化してることはあると思う。
でも、昔から「ガラの悪い」中学校として地元では超有名だった。
だけど、私にとっては、中学校に入ってから友達もできて、毎日通うのが楽しい学校だった。その前、小6の頃がやたらと暗くて学校ではあまりもの言わなかったんだけど、中学校に入って新しい環境でリセットされたという、よくあるパターン。

私は、だから、その中学校から転校するのが、いやでいやでたまらなかった。なんで引越しなんかするんだと思った。
そして、転校先ではまたもの言わない子になった。もうめんどくさいから卒業までしゃべらないでおこうと思った。一年ちょっとの辛抱や(笑)

だいぶ前に新聞で「かば」という映画の製作が進められていることを知り、それがあの中学校にいた先生の話を元にした映画と知って、絶対観に行こうと思った。
映画のことだから、実際には違う部分がいっぱいあったけど。木津川の風景は懐かしいけど、あの中学校と木津川はちょっと距離がある。映画では最寄りの駅は環状線の芦原橋のようだ。まあ別にいいけど。映画は映画だ。面白かったし。

きょうだいの中でも、あの中学校に通ったのは私と姉だけだから、今は私だけだ。
姉がいたらきっと観に行ったと思う。そして「あれ、ちょっとちゃうよなあ」とかぶつぶつ言ってたと思う(笑)

映画を観たあと、淀川まで足を伸ばした。七藝には何回も行ってるのに、淀川がすぐそばだということに今日まで気がつかなかったのだ。アホです。
河川敷ではいろんな人がのんびりしてて、いい感じだった。大和川とはだいぶ違う。何といっても大和川からはスカイビルは見えない(笑)

映画観てきた

久しぶりに京阪に乗って、映画観てきた。おととい。基本土砂降り、時々小雨という天気だったけど、なんかもう、どっか行きたい、映画観たい!て気分でいっぱいになってしまって。

京阪で終点の出町柳で降りて、大きな橋を2つ渡ると、こんな商店街があって・・・。

そうです。出町座です!

前回行ったのは2019年11月、「ロング・ウエイ・ノース」を観たとき。あの時、既にだいぶしんどかったので余裕がなく、次はちゃんと付近の散歩とかして写真も撮って・・・と思ったけど、土砂降りでほぼ無理でした。商店街はアーケードがあるので濡れないけど。

今回観たのは「リバー・オブ・グラス」。今、ケリー・ラインカート特集をやっていて日替わりで上映してるので、本当ならもっといくつも観たらいいんですが、諸々の事情があって。でも、よかった。こういうの好きだ。
ずーっと前にテレビでやってた「シュガー・ベイビー」を思い出した。あの映画も好きだった。思い出したのはヒロインはちょっと太めだったことも関係あるかも。いや、「シュガー・ベイビー」のマリアンネ・ゼーゲブレヒトほど太ってないですけどね、コージー役の人。
で、私はこういう作品になぜひかれるのかを考え中。

春江水暖

昨日は「春江水暖」という映画を観てきた。中国の映画だけど、よかったなあ。

舞台は富春江という河のほとりにある街。ここに暮らす家族の物語で、年老いた母(その夫はすでに亡くなっている)とその4人の息子たち。長男はレストランを経営しており、次男は漁師。船の上で暮らしている。三男はバツイチでダウン症の息子と二人暮らしだが、博打にはまっていて、根はいい人なんだけど問題を起こしたりする。四男はまだ37歳で独身・・・。
娘が恋をして親が反対するとか、親の介護をどうするとか、よくあるといえばよくある、でも深刻な問題が次々に起こる。辛いなあ、と思う場面もいっぱいある。人ごとじゃなくて。

人々の多くは家を買うことを目標にしている。ちょっと前だったらいくらで買えたのにとか、頭金をやっと貯めたのにとかいう話がぽんぽん出てきて、ああ、私の親たちもいわゆる高度成長期にはそんな口ぶりで話していたなと思い出す。給料はどんどん上がるからとりあえず買えばいい、大丈夫だ、みたいな時代。
お金の話がよく出る。借金を返せとか今、一文無しでとか。
男はみんなよくタバコをすう。

中国が日本の高度成長時代と違うのは日本が順番に経験してきたことをいっぺんに、恐ろしいスピードで経験していることだろう。次男が漁船を住居として暮らしている(住んでいる住宅が取り壊されることになって立ち退いたため)様は、衣服が一応今風なのを除けば何十年も前のものと言われても信じそうだ。だけど、富春江の対岸には林立する高層ビルがおぼろなシルエットになって見えている。街は常にどこかで取り壊したり建設したりで、高速鉄道に乗れば北京まで4時間で行けるようになるらしいとか、地下鉄で杭州まで通勤しやすくなるとか人々が話す。なんだか頭が混乱してきそうだ。
「あなたたちはもうひとりっ子政策は関係なく、子供をつくれるわ」というセリフも出てくる。中国では早くも高齢化対策を考えねばならなくなっている。

とりあえず、富春江の四季が美しい。スケール感半端ない。大和川と淀川をあわせても全然足りません(当たり前)。

そして、冒頭にその風景をバックに説明文が白い文字で出る。10行くらいあったかな。これが漢文で(当たり前だってば!)、かっこいいんだわ・・・。

長男の娘、グーシーを演じていた女優さん、中国美人の典型とも思えるタイプだった。ほっそりと、薄い体。手足が長い。そして横顔のラインがきれいで。
思い出して描いてみたけど、あんまり似てないわ。あー、すいません。

映画観てきた

ちょっと余裕ができて、梅田に映画観に行ってきた。
今日まで、それも午前中1回のみの上映だったので、夕べは急遽早寝して。
映画は「ホモ・サピエンスの涙」。予告編を観たとき、「なにこれ。絶対観なくちゃでしょ」と思って公開日に印を入れておいたんだけどね、カレンダーに。
まあぎりぎり間に合いました。

スエーデンの監督、ロイ・アンダーソンの作品ということだ。スエーデンの言葉だったのだ、あれは。

画面はほとんどいつも灰色の曇り空。だったような。
あと、はげた男の人がたくさん出てきたような。
そして、男たちが、よく泣く。
みんなワインやシャンパンをよく飲む。

そして、窓の外を音もなく、でもすごい速さで降る雪。それを見る人たち。

終わった途端、もう一回観たいなあと思った。だけど、最近改めて思うが、私は多分、映画が好きでない。映画館に行くのが好きなようだ。
なので、またどこかの映画館でこれをやってたら、うまく都合がついてひとりで観に行けたら、いいなあと思うのだ。

スカイビルの庭園はまだ紅葉が残っていた。

映画観てきた

で、その映画というのは「れいわ一揆」。昨年の参議院選挙でのれいわ新選組、中でも安冨歩氏を中心に追ったドキュメンタリーで、4時間超という長編(途中で15分の休憩が入りました)。集中力がなく、すぐに眠くなる体質の私なんで心配だったが、だいじょうぶ、眠くなることもなく飽きることもなく、ちゃんと観ました。

やはり選挙ってすごい、いや、映画ってすごいと思った。テレビでも選挙戦の模様は少しは放映されるが、そんなもんと全然違う迫力。ひと癖もふた癖もある、でも政治の世界では素人と言っていい人たちがどんどんテンション上がっていってカオスの中に突入する。絶叫する。聴衆と熱狂を共有する。そんなありさまをカメラが冷徹に捉える。
映画の中心となっている安冨氏は途中感極まって涙ぐむシーンもあるが、総じてクールに見えた。とはいっても熱狂の仕方が違うだけかもしれない。たぶん、ある程度の狂気がないと選挙なんてできないだろうから。

写真は映画館の近くで。午前中はよく晴れていた。

映画観てきた

映画観てきた。すっごいひさしぶり。今年はじめてだ! うれしくて泣きそう。しかもクリストファー・ノーランの「TENET テネット」。

なんか知らんけど時間が逆行してどうこうする映画らしい、ということはかろうじて予備知識として持っていたけど、あとはわからないまま観た。うん、おもしろかった。かっこよかった。期待どおり。
時間逆行の件は始まって割と早い時点で気にしないことにした。「おもしろかったと言うけど、あんた、話わかってたんか?!」と聞かれたら迷わず「はい、わかってません!」と言うつもりだ。
ものすごくテンポが早く、その合間にちゃちゃっとセリフで説明されるけど、そんなもんでわかるわけないし(少なくとも私には)、それより見てるうちに〈ん、ひょっとしてこの映画、そのへんはどうでもいいかもしれない・・・〉という気がしてきて。つまり、それはそれで単なるアイデアというか制作のきっかけにすぎないわけで。

時間が逆行するというのはアイデアとしておもしろいし、人や車が後ろ向きに移動するのは「ほ〜」だけど、「インセプション」に比べたら視覚的な驚きはさほどでもない。なので、主眼は派手なアクションシーンに置かれて、全体としてはかっこよくてカシコそうで超スマートな一大アクション映画ができあがったという印象だ。2時間半という長さだったことは観終わってから知ったが、あっという間で、終わって時計を見て「ええっ!?」と思ったくらいだ。予告編ってどんな映画でもそこそこかっこよく見えるけど、テネットはまあいわば、予告編のかたまりみたいなもんだった。

主演のジョン・デヴィッド・ワシントンは、あのデンゼル・ワシントンの息子。デンゼル・ワシントンといえばかつての職場の同僚・Nさんのお気に入りだったことを思い出すが、その息子がもうおっさんなんだよね。そういう私がそのころ夢中だったキアヌやラッセル・クロウも四捨五入したら60だもんな。ひえー。

そうそう、重要な役で出てくるのがエリザベス・デビッキという女優なのだが、背が高い、顔ちっさい、手足長っ! と思ったら身長191センチだそうな。やっぱりねー。


映画観てきた

近くのシネコンで、いよいよ昨日で終わりだった「ジョーカー」の最終回をすべりこみで観てきた。映画が終わるまでバファリンの効果が持つかなと逆算しつつ。

なんだか圧倒されっぱなしの2時間と2分だった。ホアキン、さすがだ。今後は「ジョーカーのホアキン」「怪優ホアキン」と言われるようになるのだろう。

それにしてもゴッサム・シティは架空の都市とはいえ、キツイ街だ。リアルいまの世界の矛盾を凝縮して詰め込んだようで、だけど、そこは一見、私も生まれる前の古きアメリカ、セクハラ満載のジョークが幅を利かせている(ったく)。しかも福祉予算は削られ、「証券マン」がエリートとして妬みの対象になる一触即発の不穏な空気。今なのか過去なのか、未来なのか。匿名の大衆によってヒーローに祭り上げられるジョーカー(アーサー) 。成り行きだ。大衆は何も考えていない。ただ、空気がある。

当然、見るものは世界同時多発的に発生している今の格差社会、それへの不満がいつ暴発するかという状況を思わずにはいられない。

ジョーカーといえば、ティム・バートンの「バットマン」シリーズ第1作でジャック・ニコルソンが演じた役だ。あれはいつだっけと調べたら1989年公開だそうだ。30年前なんだ。当時の印象では、完璧とはいえないが愛すべき作品というところだった。ダニー・エルフマンの音楽の魅力もあって、次作も絶対観ようとは思った。実際、それからも観たし、ペンギンはよかったなあ。

今回の「ジョーカー」はかなり違う。病的にまで痩せたホアキンが、にもかかわらずびっくりするくらい軽やかに、猛スピードで走り抜ける様が、それだけでなんだかこわい。最初から破滅への予感しかない。

映画は時代を映すものだとつくづく思う。あの、ちょっとゆるいところもあったティム・バートンのバットマンシリーズの時代にはもう戻れないのかと、最近、映画や小説の世界にゆったりと浸る時間もなく、なのに政治腐敗の話題が否応なしに日々脳裏に入ってきては私の貧弱な思考回路をかき回し、絶望させるこの状況はまだまだ続くのかと思うと、涙がぼろぼろこぼれてくるのだった。

映画観てきた

風邪がかれこれ10日以上も治らなくて毎日なんだかスッキリしない。熱は大したことないのだが、年をとると風邪をひいたらあちこちに影響が出るみたいだ。頭はぼーっとするし、胃の具合も良くないし、腰もめちゃ重い。風邪薬が効くとそれらがいっぺんにどっかに行ってしまうので「なーんだ」と思う。
で、もういいかと思って薬を飲むのをサボったらまたちょっと微熱が出たり。ついでに胃の具合が悪くなって腰が痛くなって。

そんなことをしてたらきりがないので、思い切って昨日は映画を観に行ってきた。それがさあ・・・。

しばらく前にネットでは「ロング・ウエイ・ノース」というアニメが話題になっていて、私も「あ、これ、観たい!」と思った。東京より遅れて関西でも上映が始まったが、ごく限られた映画館だけ。私も忙しくて第七でやってる間には行けなかった。残るは京都の出町座だけだが、まだちょっと仕事が片付かず、しかも上記のように風邪をひいてしんどかったりして、あああ、とうとう観られなかった・・・縁がなかったんだな・・・

と思ってたら、昨日までやってた! ただし、21:15からの一回だけ。うーんとしばし考えたが、結局行った。出町柳から徒歩3分くらいの商店街の中にあるらしい。カフェ併設らしい。いかにも小さな映画館・・・とりあえず行ったのはいいが・・・。

映画が始まる前にトイレに行って、トイレから出てきたらすぐそばの階段を降りたところが入り口みたいなので、迷わずそこに入った。
なにやらパッとしない映画の予告編をやっている。この予告編、長いな。なかなか終わらないな・・・ええ? ひょっとして?!
突如湧いた疑念。暗い中でそーっとiPhoneを起動させ、ググる。えっ。
ここ、1スクリーンと思い込んでたけど、もう一つスクリーンあるんや! しかも、上映開始時間が5分しか違わず・・・ロング・ウエイ・ノースはそっちでやってるやん!

腰をかがめて隠れるように外に出て受付で「すいません、映画間違えました」というと、受付あたりに3人いたスタッフのみんな、えらく恐縮して「え、あ、チケットを確認するときに見落としたかも!」「すいません!こっちです!」と案内してくれた(スクリーンは地下と2階と、二つあった)。いやいや、単なる私のボケミスですぜ・・・。

というわけで、冒頭の15分くらい見損ねて、しかも、入ってみると満席で、場内狭いし、本来の私の購入した席までの移動が無理っぽいので壁際に置いた木製スツール(補助席と称するようだ)で見るように言われたのだけど。

映画はとても素敵だった。線がほとんど使われていないところが特徴だが、そうなんだよ、私、線だらけのアニメが実はすごく苦手で。だから観たかったんだ。線なんかなくても十分やん。色調もすごくきれい。サーシャのモコモコに着込んだファッションも可愛い。ブリザードのシーンは迫力あったし。

だけど、事前に調べたところによると、映画が終わって10分後の特急に乗らないと最終で帰れなくなる。それで、エンドロールが出始めたところでもう出て、早足で歩き出した。
すると、追いかけてきた人が。出町座の人だった。

「あの、さっきのロング・ウエイ・ノースの方ですよね?」
「はい」
「今日はすいませんでした。あの、これ、どうぞ」
なんと、有効期限2019.12.31と書かれた「ご招待券」
えーっ! 私のほうがが迷惑だったんではないだろうか。お人好しすぎるぞ、出町座の人!

映画観てきた

仕事の締め切りが突然2週間ほど延びることになり、大喜びのヤマシタはさっそく映画を観ることにしたのであった。2週間限定でやってたIMAXでの「ブレードランナー」。今日が最終なのだけど、たまたま時間的にもうまくいって、観ることができた。

どうせ観るなら、DVDも持っていて何回も観てて世間的にも評価の定まった作品をいまさら観るより最新の話題作を観ておいたほうがいいんじゃないの?なんか私って進歩ないみたいじゃん?と、自分でもちょっと思ったけど。
とはいうものの、やっぱりよかったわー。やっぱり大画面で観ると違うしね。新しい映画はまた次に。

私の好きなのはなんといっても冒頭のシーン。ヴァンゲリスの「ひゅーうううううう・・・・」という不思議な音楽。夜の街のそこここで上がる炎。夜空を疾駆する車。巨大な宮殿のようなタイレル社。そして目がスクリーンいっぱいに写って、その中にめらめらと炎が映って。何回でも観ていたい。ほかにももちろん、好きなシーンはいっぱいあるけど。

当時、映画を観てから原作の「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」を読んだけど「え、これが原作?」とびっくりしたものだ。全然雰囲気が違って。ディックはかなり好きで一時期よく読んだけど、「アンドロイド─」は全然のれなかった。映画と原作はやっぱり別という例だね。

IMAXということで料金500円増しだったけど、どうってことなかった。ポスターくれたけど、このポスターも(以下略)

映画観てきた

話題の映画「新聞記者」を観てきた。

いつも行くシネコンではやってないので、なんばまで行く。
上映時間15分くらい前にエレベーターに乗り込んだら私以外に5人の男性(おっちゃん)。全員、同じ映画館に向かった。
最近はこの映画館も機械でチケットを買うようになっているが、座席を選ぶ画面になってびっくり。最前列の数席しか残ってない。まじか。そんなに人気なのか。

仕方ないので最前列の席へ。さっきエレベーターで一緒だった5人のうち何人かがご近所に。やっぱり。おっちゃんはネット予約しないのだ(おまえもなー)。

しかしまあ、なんというか、そびえ立つスクリーン。疲れる。むか〜し、「未知との遭遇」を観たときもこんな感じだったなーとしばし感慨に浸る。

映画は・・・ちょっともの足りなかった。何がときかれると困るし、「対案を出せ」(いやだな、こういう論法)と言われても困るけど。

いま現実に起きているいろいろなことに関する不満や憤りというのは、もう、感じる人はずっと感じてるし、毎日毎日SNSをのぞいてはむかついたり絶望的な気分に陥ってる。だから映画「新聞記者」で描かれている、その元になった事柄はよく知っていて「ああ、あのことだな」とすぐわかるし、いまさら驚きもしない。そのこと自体まったくおかしいんだけど、じゃあそこで、映画としてどう盛り上げて、観る人の心を揺さぶるかというと・・・難しいよね。いろんな方法があるだろうし、これはその中のひとつのやり方、ということだろうけど。

松坂桃李はアクが少なくてもの足りない人だなと思ってたけど、この映画ではすごくていねいに、細やかに演じてて好感度アップ。いい人キャラが役にぴったりあってた。田中哲司は期待通りの怪演。シムウンギョンは、どうかなあ。あの日本語で新聞記者がちゃんと勤まるのかなといらぬ心配をしてしまった。もうちょっとテンポ上げてほしいし。
あ、この映画のタイトル、「新聞記者」より「内閣情報調査室」のほうがよくないですか?

写真は本日のなんばパークス遠望。