月別アーカイブ: 2019年11月

だいぶ元気になった

やっと体調良くなってきた。

この間から「あー、インナー新しいの買わなくちゃ。もう袖がびろーんと伸び切ったやつとか、背中が薄くなってるやつなんかポイっと捨てて、新しいやつにするんだ・・・するんだ・・・」と思ってた。

そこで近くのユニクロへ、行っては見るのだ。しかし、「あ、しんど・・・」と引き返すこと2回。
いや、そんなに重病人というほどではないんですがね。でも、ちょっと買い物に出ただけで「あ・・・私、世間のテンションについていけない・・・」としみじみ感じる。私よりずっと年上そうなお姉さまお兄様でさえ、なんでそんなに元気やねんと言いたくなる。その程度には病人だった。

ましてユニクロ。いつも今風のアメリカンなポップス(知らんけど)がかかっている。物が多い。ぎっしり並んでいる。それを見るのが、しんどい。表示がおしゃれで小さいので、「S」とか「八分袖」とかの表示を見分けるのが、しんどい(手が短いので長袖だと、ハッと気づいたらセーターから出てたりする)。やっと、これとこれ、と決めても「ああ、またiPhoneのアプリ立ち上げて会員証出さないといけないのか・・・いけないのか・・・」と思うと、しんどい。
それで、あー、また今度となるのである。

ちなみに無印のあの音楽もしんどいときはしんどい。アロマの香りがきついのも。

なぜか近所のスーパーの能天気な、エンドレスでかかってる音楽はそんなにしんどくなかったりするのが不思議だ。やはりわたしゃ根っからの昭和なおばはんなのか。

えー。それが、昨日やっとめでたくユニクロでヒートテックを二枚買ったのだ。私も元気になったのだ。うれしい。

私がぼーんやりしてる間に近所では団地の解体作業が進行中。一番奥の建物はだいぶ低くなってしまいました・・・。

韓国の夜

まだ風邪が治りきらずスッキリしない毎日ですが、なんとかやってます。
この間韓国に仕事で行ってきたことをデジクリに書きましたので、よかったらそちらを読んでください。
http://bn.dgcr.com/archives/20191107110200.html

で、その時の写真もちゃんと整理できてないまま(もう何がなんだか・・・)なんですが、とりあえず夜の木浦(モッポ)の写真でも。デジクリの記事とも関連してますので。

これは木浦で毎晩行われているらしい噴水のショー。時折どーん、とすごい高さまで上がったりしてなかなか見ごたえあり、柵の外側から、柵の土台みたいなところに上がってみんな見物してます。私も同じようにしてたら、棒を持った男性がその棒で犬でも追い払うように「降りろ、降りろ!」と(多分)言いながら小突き、無理やり降ろします。けっこうこわいです。日本なら多分、平板な調子で、無表情で「えー、上がらないでください、上がらないでください〜」みたいにいうところなんでしょうが。
でも、あっという間にみんなまた上がるのでどっちもどっちというか(笑)

で、噴水近くは公園になってて、ライブ演奏してるグループがあったり、夜店も出てます。これ、きれいだけど、何なのかな。

これは栗を炒って袋に入れて売ってるおっちゃん。テレビのハングル講座で覚えた「オルマエヨ?(いくら?)」と言ってみたら通じた。5000ウォン。よくみたら横に書いてあったので聞く必要なかったけど(笑)
ウォンは大体、10分の1と思えば良い、と聞いてたので、5000ウォンは500円くらい。
と頭で思っていても、一瞬びっくりしますよね。ラーメン一杯で8000ウォンとか、ちょっと買い物したでけで「万」がつくので。

これはなんか食べ物。買わなかったのでわからない。

デートスポットでもあるらしく、インスタ映えしそうなところもいっぱい。

そうそう、韓国の人って記念写真撮るのが好きですね。私は初めての街でなんでももの珍しいので記念写真よりそこらの風景とかを撮ってましたが。

映画観てきた

風邪がかれこれ10日以上も治らなくて毎日なんだかスッキリしない。熱は大したことないのだが、年をとると風邪をひいたらあちこちに影響が出るみたいだ。頭はぼーっとするし、胃の具合も良くないし、腰もめちゃ重い。風邪薬が効くとそれらがいっぺんにどっかに行ってしまうので「なーんだ」と思う。
で、もういいかと思って薬を飲むのをサボったらまたちょっと微熱が出たり。ついでに胃の具合が悪くなって腰が痛くなって。

そんなことをしてたらきりがないので、思い切って昨日は映画を観に行ってきた。それがさあ・・・。

しばらく前にネットでは「ロング・ウエイ・ノース」というアニメが話題になっていて、私も「あ、これ、観たい!」と思った。東京より遅れて関西でも上映が始まったが、ごく限られた映画館だけ。私も忙しくて第七でやってる間には行けなかった。残るは京都の出町座だけだが、まだちょっと仕事が片付かず、しかも上記のように風邪をひいてしんどかったりして、あああ、とうとう観られなかった・・・縁がなかったんだな・・・

と思ってたら、昨日までやってた! ただし、21:15からの一回だけ。うーんとしばし考えたが、結局行った。出町柳から徒歩3分くらいの商店街の中にあるらしい。カフェ併設らしい。いかにも小さな映画館・・・とりあえず行ったのはいいが・・・。

映画が始まる前にトイレに行って、トイレから出てきたらすぐそばの階段を降りたところが入り口みたいなので、迷わずそこに入った。
なにやらパッとしない映画の予告編をやっている。この予告編、長いな。なかなか終わらないな・・・ええ? ひょっとして?!
突如湧いた疑念。暗い中でそーっとiPhoneを起動させ、ググる。えっ。
ここ、1スクリーンと思い込んでたけど、もう一つスクリーンあるんや! しかも、上映開始時間が5分しか違わず・・・ロング・ウエイ・ノースはそっちでやってるやん!

腰をかがめて隠れるように外に出て受付で「すいません、映画間違えました」というと、受付あたりに3人いたスタッフのみんな、えらく恐縮して「え、あ、チケットを確認するときに見落としたかも!」「すいません!こっちです!」と案内してくれた(スクリーンは地下と2階と、二つあった)。いやいや、単なる私のボケミスですぜ・・・。

というわけで、冒頭の15分くらい見損ねて、しかも、入ってみると満席で、場内狭いし、本来の私の購入した席までの移動が無理っぽいので壁際に置いた木製スツール(補助席と称するようだ)で見るように言われたのだけど。

映画はとても素敵だった。線がほとんど使われていないところが特徴だが、そうなんだよ、私、線だらけのアニメが実はすごく苦手で。だから観たかったんだ。線なんかなくても十分やん。色調もすごくきれい。サーシャのモコモコに着込んだファッションも可愛い。ブリザードのシーンは迫力あったし。

だけど、事前に調べたところによると、映画が終わって10分後の特急に乗らないと最終で帰れなくなる。それで、エンドロールが出始めたところでもう出て、早足で歩き出した。
すると、追いかけてきた人が。出町座の人だった。

「あの、さっきのロング・ウエイ・ノースの方ですよね?」
「はい」
「今日はすいませんでした。あの、これ、どうぞ」
なんと、有効期限2019.12.31と書かれた「ご招待券」
えーっ! 私のほうがが迷惑だったんではないだろうか。お人好しすぎるぞ、出町座の人!