夜の秋

「夜の秋」という季語があることを知った。
「夜の秋」といっても夏の季語だ。夏の終わりに、昼間はまだ暑くても日が落ちるとけっこうしのぎやすくて秋が近いことを感じさせる、そんなようすを言うらしい。
それを知ったのは『波』の「俳句と短歌の待ち合わせ」という連載で、堀本裕樹氏の「文鳥の跳ぬる畳や夜の秋」の説明の中だ。
『波』はずっと前から購読しているが、何を読むのも遅い私なので、だいたいひと月かふた月遅れくらいで読んでいる。もっと遅いときもあって対談を読んだときにはその人が亡くなっていたこともある。これは季節に間に合うように読めたというべきか。

写真は一昨日撮った。白い花、ではなく、花の落ちたあとの萼である。
どんな花だったのか気になる。

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