京阪で京都

友人である装幀家・倉本修氏の個展が明日まで開かれているので京都に行ってきた。
ギャラリーの1階にも2階にも装幀作品がいっぱいでなかなかの壮観である。「作風、変わってないね」と言ったものの、最近の作品はかつてに比べると色調が明るい。暗かった部屋に日が差してきたよう。鋭い、やや神経質な線もそういえば前より目立たなく、やわらかになっているような。ふうううん。そういう変化が見て取れるのが個展のおもしろさだ。

ギャラリーは三条駅の近くなので、ひさしぶりに行きも帰りも京阪。
行きは特急で、私の好きな紺と白のツートンカラーのやつ。内部のシートやつり革も紺色ですてき。帰りもそれだといいなと思ってたら、「快速特急洛楽」というのが来た。七条から京橋までノンストップという。なーんだ。昔ながらの特急じゃないか。最近は特急といえども中書島や丹波橋に停まるようになってなんだか特急らしくないなと思っていたが、昔の特急が「快速特急洛楽」で復活したということなのかな。

その「洛楽」の車窓から外を見てたら大きなコンクリートのつぼを伏せたようなものがいくつか並んでるところがあった。「?」と思って見てたら「洛南浄化センター」と書いてあった。寝屋川車両基地(車庫というか)のスケールにもびっくりした。これ、写真に撮れたらすごいだろうなー・・・って、なんだ私、京都から電車で帰ってくるのが初めてでもあるまいし、なにをいちいち珍しげに感心してるんだろう。と自分で思いつつ、さらに気づいたのは私はいつも「左側」を見ているということだ。
電車のクロスシートでは左側に座って左にある窓から外を見ている。映画館ではたいてい真ん中より右側の席に座る(おとといもそうだった)。だからちょっと左に体をねじって見る。家でもパソコンデスクの左手にテレビがある。あ、そうか。それで背骨が曲がるのか。いや、曲がってるからそうなるのかな? ともかく、これはあまりよくないなと思った。

写真は三条大橋から。

0611-5

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