「バクマン。」を観て思う

少し前にデジクリ編集長の柴田さんが編集後記で紹介してた「バクマン。」をDVDで観た。公開当時行こうと思ってて結局行きそびれて、そのままになってたので。
おもしろかった。やっぱり人間、好きなことを思いっきりやれるのが幸せな人生ってもんだ。それが、仕事になったりファンがついたりしたらもちろんいいに決まってるけど、できるだけでも幸せだろう。

「あまちゃん」以来すっかり朝ドラ見る人になってしまった私だが、朝ドラのヒロインってめんどくさい人が多い。「食べたひとが笑顔になるケーキを作りたい」とか「おいしいものを作ってみんなを笑顔にしたい」とか。だけど、そういうヒロインたちはそもそも料理やケーキ作りの才能があって、自分でも好きで好きでたまらなかったのではないか。大義名分なしで、自分に向いてること、好きな道に進んだらいけないんだろうか。もちろん、いくら好きでもひとに迷惑かけるようなことはしないほうがいいだろうけど。
前作「とと姉ちゃん」ではそのへんで完全に混乱していた、と思う。ヒロインは「女のひとのために雑誌を作りたいんです」と言ったかと思うと「お金がほしいんです(そのために雑誌を作るんです)」と言ったり。どっちなんだと思うが、それより、ある時点で雑誌作りのおもしろさを知り、自分の進むべき道はこれだと確信を得た瞬間があったはず。それが全然描けてなかったのが残念というかがっかりというか。そんなことを、「バクマン。」観ながら考えた。

写真はそんなことと関係なく、すごくお天気のいい日に思わず撮ったもの。

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