今日は寒い。
寒い日は「寒いなー。暖房いれよか」と、だれもいないのに声に出して言ってからおもむろにつける私だが、こんなとき、つい「ストーブつけよか」と言いかける。実際はファンヒーターなんだけど、数年前まで旧型のガスストーブを使ってたので、いまだにファンヒーターという言葉が私の中で定着していないらしい。
ストーブという言葉の次に出やすいのが「暖房」だ。会社にいたころはエアコンなので「暖房つけよか(あるいは入れよか)」だったし。ファンヒーターはなかなか出ない。
新しい言葉をいつまでも覚えられない年寄りといわれると腹が立つのでできるだけファンヒーターと言おうと心がけるのだが、「ストーブ」に比べて「ファンヒーター」は日本語として定着させるにはあまりできが良くないんじゃないかと思う。最初が「ファ」だし。長いし。「セクシャルハラスメント」だって「セクハラ」というすばらしい短縮形ができて飛躍的に認知度が高まったではないか。ファンヒーター側もなんとか考えてほしいところだ。
と書いていて思ったが、うちにあるファンヒーターは「ストーブ」という名前なのだということにすればいいのだ。なんなら「巣塔部」とか漢字をあてがってもいい。だれが何と言おうが、これはうちの「巣塔部」ちゃんなのだと言えば文句を言われることもあるまいって、だれも文句言えへんか。
写真はそんなことと関係なく、近所で撮ったもの。きれーいに写り込んでたので。