ホタルを観に行ってきた

ゆうべ、初めてヒメボタルを見た。いや、ヒメボタルであろうとゲンジボタルであろうと、これまでほとんどホタルを見たことなかった。かなり昔、誰かが捕まえてきた・・・のだった、かな? 実家で1匹か2匹、見た記憶があるが、それだけ。ホタルを見たのが初めてといっていい。いつか見たいとは思っていたが、地元でホタルが見られる場所はどこも、簡単に行けるところではない。当然夜だし。ひとりで行くのもなーと思っていたら、Kさんが誘ってくれた。ホタルの観賞スポット近くまで車に乗せてってくれるというのだ。

当然、カメラを持っていく。しかし、どうすればいいんだろう? ネットで「ホタルの撮影」と入れて検索すればいろいろ出てくるけど。
「カメラはバルブ撮影ができるもの」
バルブ撮影って何?
「開放F値の低いレンズ」
かいほう・・・えふちって?
あかん。学校時代に辞書引きながら難しい英文読んだこと思い出した。これじゃ間に合わん。翻訳が。絶対無理。
と思いながらも、まぐれで撮れるかもという虫の良い、甘甘の期待を抱いて、行く。
しかし、現地でカメラを取りだしたら・・・真っ暗でどこに何のボタンがあるのか、PなのかAなのかもわからん。ひえー。何気にモニタをのぞいたら砂嵐状態だし。わけわからん。あきらめました・・・。

それより、初めてホタルを見たんじゃないか。写真はどうでもいいではないか。おのれの目で、五感で、ホタルを感じるのだ!という天の声が。まったくだよ。

ゲンジボタルはふわーっとゆるく点滅するらしい。しかし、ヒメボタルはちかっ!ちかっ!と、かなり強く光る。木の茂みのあちこちで、ちかっ!ちかっ!と光る。すごくたくさんいる。時折、すぐそばまでやってくるけど、生き物が近づいてきた感じがしない。まるで3D映画で画像がすぐ鼻先にあるように感じられるけど、実際にはそこにないのがわかってるような・・・そんな感じ。なんとも不思議な感覚。

実際にはあきらめきれず、動画モードのボタンを何度も押した私。家に帰って見たら、針先のような小さな光りがいくつも、モニタの中でちかちかちかちかと瞬いていた。
ホタルって、想像以上に不思議な生き物だった。また見たいなあ。

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