いやな思い出がよみがえる

「ひよっこ」も「やすらぎの郷」も先月末で終わった。どっちも、ついに感情移入できたことがないままだったなと思う。
特に「やすらぎの郷」は、とてもよく計算されたドラマだと感心はするが、想定の範囲を超えていない。どころか、なんだかいや〜な思い出がよみがえるようだった。ああ、こんなこと言いそうな男、いたなと思う。私が若かったころ。そういう人(追記:登場人物の特定のだれかがそうだというのでなく、ドラマ全体に満ち満ちている空気、ということは作者自身なのだろう)が好んで使う言葉は「女はこわいねえ」。そう言いながら腹の底で思いっきりばかにしている。私はそれに反論しかけては自分が無力であることを思い知らされ、反論の声はふるえ、一生懸命抑えたつもりなのに涙が勝手に出てくる、そんな、なかったことにしたいみっともない思い出。
倉本聰の作品は見たことなかったが、なんとなく好かんイメージだった。見たこともないのにそんなこと言うのもどうかと思って言わなかった。今回はがんばってほぼ毎回見た。これで堂々と言える。やっぱり好かんわ倉本聰(笑)

写真はそれとは関係なく。

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