やっと「ダンケルク」

近くのシネコンではそろそろ終わりそうなのであわてて「ダンケルク」観てきた。一日一回のみの上映だが観客は私を含め6人。

疲れる映画だった・・・。
第二次大戦のさなか、ドイツ軍によって英仏連合軍はダンケルクというところに追い詰められる。そこからの救出作戦を描いたもの。といえば思い出すのはノルマンディー上陸作戦を描いた「プライベート・ライアン」。あれは冒頭のシーンが臨場感ありすぎて「もう、やめて〜!」って感じだったが、あのシーンが終わるとそうでもなくて、ほっとしたりした。今回はほっとする間がない。クリストファー・ノーラン、容赦しない。怖い。スピルバーグみたいなわけにいかないのだ。

ラストはあれでも一応救出作戦が成功したことになってる、のだろうけど、実感として全然そんなことない。どさどさ死んでいく。一部の、たまたま運が良かった人間が生き残っただけだ。私なんかもし男で、もし戦争に行ってたら体力ないし先を読む能力もないし、真っ先に死んでたし、真っ先に船を下りろと言われそう。女でよかった。(いや、もちろん、これまでも女も戦争に無関係ではなかったし、今後は女も前線に立つ可能性もあるだろうけど、と一応追記しておく。)
しかし、空軍ってやっぱり花形だなと思った。チョー怖いけど。

冒頭に陸のOne week、海のOne Day、空のOne Hour、と文字が出て、ただそれだけ簡潔に伝える。ここがかっこいい。

私のことなので、例によって主役級の若者の顔が全然区別出来なかったので時々話が「?」になったことはことわっておく。顔を覚えられないのはいつもだけど、今回はみんな泥だらけのぐちゃぐちゃで、その上みんな同じ服なので、もう誰が誰なんだか。あと、観てる間ずっと眉間にしわ寄せ、顔がこわばったままになるので美容に良くない映画でもある。要注意。あと、ジャムパンを食べてみようかという気になるかもしれない。そういう映画である。

写真はそれとは全然関係なく。

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