がーん

ある小説を読んで、言葉は単にストーリーを進めるための道具ではないと、いまさらながらに痛感する。
世の中にはすでに存在する言葉をたったいまつくりだされたみたいにきらきら輝かせる才能を持った人がいて、時々そういう人に出会う(リアルでも、作品を通じてでも)たびに、がーん!とやられてきた。
でも、そういうのはほんとに「天賦の才」としかいえないもので、真似しようとしてもできない。心底うらやましいと思い、そんなものを持たないまま生まれてきた自分を哀れに思い、そして仕方ないさと開き直る。これの繰り返し。

若いころに出会った、きらきらした才能を持ったひとたち(少なくとも私にはそうみえた)、今頃どうしてるだろうか。まだ書き続けているだろうか。私は、ともかくしつこく書き続けてはいる。開き直りつつ。

写真は夜になる直前の堺の街。


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