クールビズとかいうやつ

毎年、夏になるとクールビズだとかなんだかんだというが、私はいつも「ふーん」と思ってきた。真夏でも長袖シャツにネクタイ、スーツ着用のおっさんたちがいる職場と無縁の人生送ってきたので、正直「しのごの言わずに脱げばいいじゃん、それ」としか思えない。
でも、世の中には確実にそういう世界があるらしい。夏でもスーツ着たおっさんがえらそうにしてて、女子社員がお茶汲みしてて、給湯室とやらで女たちがだべっていて、という世界はドラマの中だけだと思っていたけど、実際にいまでもあるようだ。ああ、よかった。そんな世界と関わらずにこれまで過ごせて。お茶汲みしなくてよくて、ジーンズでもなんでもよくて、ヒールの高いパンプス強制されなくて。

だけど、もし私がなんかのはずみでドラマに出てくるような会社に勤めていて、そこで何年も勤めていたら、単純な私だからすっかり染まっていたかもしれない。来客があってもぼうっとしてる後輩にさっさとお茶出せよと目配せしたり、いちいち「ここではこうするのが『常識』」だなんて説教してたかもしれない。怖っ。
環境の影響っておそろしい。そして自分で選び取ったつもりでも、たぶん、環境に自分は選ばれている。

写真は昨日撮ったもの。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です