月別アーカイブ: 2019年3月

曇りのち雨

仕事で京都に行った。相変わらず観光客が山盛りで、絶えずだれかにぶつかりそうになるので疲れる。
今日は女性だけじゃなく、着物を着た男性にたくさん出会ったが、何かイベントでもあったのかな。
でも、もともとどんより曇ってたのが、だんだん雨になって、梅田ではこんな感じだった。着物着てたひと、足元汚れたかも。

新しい元号がどうなるのか、巷では話題になってるらしいが、ふーん、ほんとかな、どうでもええんちゃうんと思ってた。ところが梅田ですれ違った若い女の子たちが「わ、あと1日で平成おしまい?! あ、違う。発表があるだけやん!」「なんかどきどきするね!」と、まるで出来すぎな会話をしてたのでびっくりした。
そんなもんですかね。

うなされた

今日は夢をみてうなされて、わーわーと叫ぶ自分の声で目が覚めた。
この間からちょっといやなことがあったからだと思う。
といっても、あくまでも「ちょっといやなこと」であって、そんなに大げさにいうほどではない。たぶん、なんかのはずみで記憶のその部分にスポットライトがあたってしまい、さらにある種のエフェクトがかけられて「わーわー」叫ぶことになったのだと思う。細部は覚えていないけど、起きた直後に「あのせいだな」と思った記憶はある。
おかげで熟睡できなかったので、今日の前半はあまり調子がよくなかった。いまはすっかり良くなった。チョコレートって、オレンジピールとかレーズンの入ったやつがやっぱり最高だね(脈絡もなく書く)

写真は梅田のスカイビル。ふもとでサーカスやってるんだよ、今。

映画観てきた

「ファースト・マン」をとうとうまともな時間帯にやってるうちに見逃したなと半分あきらめてたら(だって朝の9時台なんてどこのヤマシタさんが観に行くんですか!)梅田のステーションシティシネマで夕方のちょうどいい時間にやってることがわかったので、行ってきた。

よかった。観に行ってよかった。
でもすごい緊張感で、私は絶対宇宙飛行士にはなるまいと誓った。ええ、だれがなんと言おうとお断りします。
これってSF映画になるのかな。違うような気がする。とすると、何になるんだろう。そういえば、近所のツタヤでは「SF」とか「ホラー」とかの分類にまじって「ドラマ」というのがあるけど、ドラマって・・・。

映画の途中、終盤近くで「無音」になるところがあるんだけど、そこで私のおなかがすごい音をたてたので、思わずえへん、おほん、とか体をごそごそ動かしてみたりしたけど、効果なかったと思う。

写真は映画館のそばで。

泣ける

姫野カオルコの「彼女は頭が悪いから」を読了。2年余り前にあった東大生グループによる強制わいせつ事件を題材にした小説。もちろん、小説、というかフィクションであって事実そのままではないが、かなりの部分が、われわれがメディアを通じて知ったことほぼ重なる。

出版後、昨年12月に東大で開かれたブックトークには作者本人も登壇したが、東大大学院教授である瀬地山角氏の厳しい批判もあり、えらく紛糾したということだ(文春オンライン2018.12.27)。小説の中では架空の地名や学校名も出てくるようだが、東大は東大としか書いてないし(私ならびびって、微妙に名前を変えるかな)、東大生や関係者にしてみれば、黙ってられない気分になるかも。それは私も読みながらちょっと思った。

でも、私は読んでいてすっかり主人公の美咲に感情移入してしまい、泣けて泣けて仕方なかった。作者の書きたいこともそっちにあると思う。
姫野カオルコはいつも、恋する女の子の心情を書くのがすごくうまい。あの事件の報道を何度読んでも「?」な部分は残るんだけど、小説では、ああそうなんだ、そうなんだと納得させられる。切なすぎる。つばさのやつも、少しでも美咲にひかれたってことは、まったく見込みがない人間じゃないはずなのに、がっかりだよ(さらに感情移入)。
あと、地方と首都圏の差も印象に残った。格差ではなく、差。大学というもののとらえ方が、首都圏ではちょっと特殊な感じ。最近に始まったことでもないけど。

ゆうべはテレビで「フルーツ宅配便」を見てたらこれまたきつい展開で、泣きそうだった。女はいろいろしんどい。

写真は梅田で。マネキン。

梅林

お天気がよかったので近所の梅林に行ってきた。毎年行ってるところだけど。

梅を見に行くのは桜を見にいくより難しい。白梅、紅梅、両方が1本に咲くやつとか品種がいろいろあって、咲く時期が微妙にずれている。
ずれるからこそけっこう長い間楽しめるわけだけど、ある品種が花盛りなときは別の品種がすでに一部しぼんだり散ったりして、ややしらける。
それに梅の時期はまだ寒かったり、暖かい日があったりする。
寒いと観梅どころではない。
暖かいと人がぞろぞろとやってくるので、またしらける。そもそも暖かくなったころはすでに半分くらいの品種は盛りをすぎているので、カメラを向けてもきれいな梅ばかりとは限らなかったりする。

そういう幾多の問題点をクリアして、今日はあたたかで空も青く、白梅も紅梅もおおむねいい感じで咲いていて、しかも平日で人出も少なくおだやかで、できすぎともいえる日だった。

最近の私はひとりで出かけてもたいていだれか見知らぬ人に話しかけられる。今日もそうだった。私はすでに濃厚なおばちゃんフェロモンを発していて、それをかぎつけてやってくるのだと思われる。