今日は「華麗なるギャツビー」を観てきた。
きれい・・・というより「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン監督らしいこてこてのパーティーシーンがこれでもかというくらい出てくるが、もちろんそればっかりじゃなく、抑えた絵とのバランスは取れている。おぼろにかすんだような桟橋や対岸の景色が私にはとても印象的だった。
「ギャツビー」は私は原作は読んでいないのだが、読もうとして、文庫本を買ったことはある。買ったけど、なんとなく読みそびれているうちにすっかり黄ばんで、さらに読みそびれていると茶色ばんでしまった。茶色ばんだ本なんて読む気もせず、たぶん捨てたと思う(いま探したらなかった)。
なんで読みそびれたかというと、タイトルでなんとなく、とっつきにくい、大げさな話のような気がしたのだ。たぶん。少しは読みかけたものの文体に親しめなかったのかも知れない。忘れた。
ところが今日、映画を観てみたらとてもピュアで切ないお話だった。泣けちゃった。こんなお話ならもっとさっさと読めばよかった。すまない。私を許せ、友よ。
しかし、ディカプリオって映画でよく死ぬような気がする。