泉北考古資料館だったところ

大蓮公園内の府立泉北考古資料館だったところが堺市に移管され、泉北すえむら資料館になった。と思ったら間もなく閉館。そして、今度はカフェになった。そのカフェに行ってきた。

閉館後は老朽化を理由に、建物が取り壊されるという話だった。
槇文彦が設計、ちょっと変わった建物だったし、もったいない話だなと思ってたら、反対する人も多かったらしく、取り壊し案は撤回され、一転して建物を有効利用しようということになったらしい。くわしくは知らないが。

「すえむら資料館」だった時期は短いし、その頃は開館時間も短く、施設の傷んだところも補修されず、すでに行政から見放されつつある印象だったので、個人的には「元・泉北考古資料館」と言いたい気持ちだ。泉北考古資料館だった頃のほうが幸せだったのではないかと思うのだ、建物にとって。

変わった建物と書いたが、全体の形はGoogleマップで見たほうがわかりやすいと思う。
あ、もうカフェの表示が。今月1日にオープンしたばかりなのに、Google、抜かりないな。

こんなふうに4つの箱を風車のように組み合わせた形で、中に入ると階段を下りたり、また上がったりする。その階段の段数も一定でなかったりするが、斜面に建てられているせいだろう。なんだかややこしいのである。私は方向音痴なので、そのせいもあるかもしれないが(私にとって世の中はややこしい建物だらけである)。

これは入ったところ。右側が入り口。黒い部分が自動ドアになっている。

そして、厨房横の階段を下りると、左右に上り階段がある。私は右の階段を上ったほうの部屋に入り、ここでアイスカフェラテを飲んだ。暑かったので。

写真には写ってないが、展示室だったときの名残のケースが真ん中にあったりする。
上のGoogleの画像でいうと、下のふたつの箱がカフェとして使われているみたい。

屋上にも出られるようになっていて、バーベキューができるのだそうだけど、今日は誰もいなかった。なんせ火がなくても目玉焼きができそうなくらい暑かったし。

とりあえず建物が残ってよかった。カフェが早々に閉店になったりしませんように。

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