ねむのき橋のネムノキ

昨日、まったく偶然に大きなネムノキを見つけた。それはそれは立派なネムノキで、しかも写真を撮りやすいところにある。これ、大事。
今までもわが街でネムノキを見かけたことがないわけではなかったが、あるものは池の端(歩いてそばまで行きにくそう)だったり、駅と駅の中間の、暑い中を歩いていくのがキツそうなところだったり、はたまた幹線道路沿いですぐそばを車がビュンビュン通って、渋滞してる時はドライバーから(何しとんねん、あのおばはん・・・)な視線を浴びせられそうだったり、いや、すごく簡単に行けるところにあったのもあったが、割と貧相なネムノキだった。しかも、その後無くなった。

その点、今回のネムノキは簡単にそばまで行ける、しかも割と人通りが少なそう。樹形もグッド。これは素晴らしい。今年最大の収穫かも!

というわけで今日、思い切り撮ってきました。

このネムノキの素晴らしいところはもう1つ。なんと「ねむのき橋」のそばにあるのです!

わが街は基本コンセプトが「歩車分離」である。それであちこちに車道をまたぐ陸橋がかかっていて、その橋には、地区によって違うが木の名前や昆虫の名前が付けられている。だけど、単にそういう名前をつけたというだけで、けやき橋のそばにケヤキの木があるわけでも、ぽぷら橋のそばにポプラの木があるわけでもない。いいかげんなのだ。
うちの近くにも「ゆうかり橋」があるが、もちろん、辺りを見渡してもユーカリの木はない。ていうか、そもそもユーカリの木ってどんななのか知らんという・・・。

なので、「ねむのき橋」のそばにネムノキがあるって、ものすごいことなんです! いいですか、みなさん?!

以下、今日撮ったネムノキの写真の一部。

今日は天気予報では雨が降るということだったが、曇ってるだけで結局写真を撮ってる間は降らなかった。雨に濡れるネムノキ、なんていいなあと思ったのだけど、まあいいか。

写真撮ってるとやっぱり話しかけられた。
近所の人らしく「きれいでしょー。この木、もう(樹齢)50年やねん」「うちの家からは見下ろせるんよ。上から見たら花ばっかりいっぱい見えて、いいよー」とか。やっぱり地元の自慢のようだ。
もちろん私も「ほんと、素晴らしいですねー。うらやましいですわー。うちの近所にはネムノキはなくて。バスに乗って撮りに来たんですよー」「え、そう?! バスに! いやー、そう?!」「まあ乗ったらすぐですけどねー」とか、話しながら撮った。
すぐ近くにはもう1本ネムノキがあった。1本、うちの近所にくれたらいいのに(いや、そんな)。

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