映画観てきた

昨日、久しぶりに近所のシネコンに行ってきた。観たのは「最後の決闘裁判」。
なんと、そのシネコンでは昨日で終了だったのだ。確か、15日に公開されたばかりだと思うんだが、そんなに評判悪いのか。それにけっこう長い。2時間半くらいある。なんか不安だなと思ったけど、実際には長いとは全然思わなかった。面白かった。そもそもリドリー・スコット監督の歴史物で決闘が出てくるのでこれはこれはと思って行ったわけだが、やっぱり、「グラディエーター」感満載なのであった。ヤマシタ歓喜。

といっても、「最後の決闘裁判」の舞台は14世紀。「グラディエーター」はローマ時代だから1000年以上の開きがあるんだけど、甲冑とかあんまり変わってないような気がした(←素人の感想です)。昔はイノベーションがゆるやかだったんだな。いちいち「古いなあ」「それ、昭和」と笑われたりしなかったんだろうな。よかったなあ。

話それてる。

おもしろかったと書いたけど、正直いうと・・・怖かった。けっこう残虐なシーンがいっぱいあるんです。だいたい戦争の時代ですし、出てくる男たちは騎士、殺し合いが仕事、なわけですから。最後の「決闘」なんて、その、もう、なんというか・・・ラストのあたり、私ほとんど目つぶってましたから。ひゃー、本当に恐ろしくて、もう一回見たいと思うくらいだ。

画面は終始、美術の教科書に出てくる中世の名画そのもので、あんな格好した人が動いてるんです。これだけでも見もの。とりあえず「見る」のが楽しい作品。ストーリーだけじゃなく。

ストーリーは史実に基づいているそうだが、それを「羅生門」風というか「藪の中」風に、視点を変えて3回繰り返すという趣向。レイプの話をどう見るかということだけじゃなく、3回繰り返すことによって見えてくるものがあるという風になっている。そういうつくりなので、「グラディエーター」のマキシマスみたいにくっきりとした、いかにも主人公、ヒーローという人物がいなく、二人の男(カルージュとル・グリ)はどっちもどっちである。そうかといってカルージュの妻・マルグリットが主役でもない。何が主人公かといえば時代ということになるんだろうか。知らんけど。

マルグリットはいろんな衣装、いろんなヘアスタイルで登場するが、中でもこのヘアスタイルにびっくりした。
三つ編み、ではないもっと複雑に編まれた髪の束が顔の両側にくっついている。その束(髪の全てではなく、一部が編まれている)は上に持ち上げられ、2つをまとめ、さらに残りの髪と一緒にくくっているようだ。多分。長さはいいとしてよっぽどの毛量がないとできないヘアスタイルで、さすがにこれはエクステ必須と思うのだがどうだろう。絵が下手くそすぎるのはほっといてください。字もひどいけど。「まるぐそっと」て何だよ。

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