母の日だなとぼんやり思ってたら、ひとなみにいろんなことを思い出した。
いや、違う。最近、しょっちゅう母のことを思い出してる。
主なことは、ああ、ほんとに悪かったなと今でも悔やまれるできごとだ。くわしくは書かないけど、どう考えても自分が悪いし、その後あやまりもしなかったので、さらに悪い。後悔するしかない。とっくに母は死んじゃったし。
一方で、私がぐだぐだ思うことくらい親はすっかりわかっていたはずだから、何を今さら。別にわざわざ謝る必要もないような気もする。と思うとすぐに、そういうところがだめなんだという気もしてくるが、するとまた、謝ればいいってもんじゃない、謝りたいのはつまるところ自分がそうしたいだけ。自己満足だという声も何やら起こってきて、さてこれは多数決をとればいいのかどうなのか、自分でわからなくなる。
たぶん、もっと年を取って、認知症だかまあそんな感じになったとき、私はきっと「おかあちゃん! ごめん、あの**のとき、ほんとは・・・ごめん〜〜〜!」とかなんとか夜中にわめいたりすると思う。で、まわりのひとが「また始まった」とか言う。やあねえとか、眉をひそめられる。「はいはい、わかりましたよ、ヤマシタさん」となだめられる。なんか自信ある。
みなさんも、なんかそういうことあるんじゃないですか。年取ってやばくなったとき、抑えがきかなくなったときにひょっとしたら、それがぶわーっと出て、わめくんじゃないか、わめくに違いない、とひそかにおびえてること。ないか。
今日は歩いてたらふいに頭のうえに花が見えてびっくしりた。クスノキだった。
葉っぱが白い縁取りをしたみたいにみえる・・・。