写真はおもしろい

朝日新聞の土曜日の夕刊に連載している「朝日新聞写真館」。同紙所有の写真から、毎回設けたテーマに沿ってセレクトした写真に説明を加えたものだが、おもしろくて毎回楽しみにしていた。
少し前、「2022年4月〜2023年3月までをまとめた冊子をプレゼントします」とあったので応募したら、それが届いた。

本ではなく「冊子」ということだったので、さてそれはどんなもんだろう?と思ってたのだけど、新聞掲載時と同じサイズで、紙質もそれに近い? そして、いわゆる「スクラム綴じ」。同封されたペラには「新聞とおなじく紙を重ねただけで、真ん中で綴じられていません。手に取るときはお気をつけください」とあった。了解。

表紙(・・・と思ったらこれは裏表紙だったみたい)は上野動物園本園から不忍池分園まで運ばれていくキリン(1958年)。掲載時もすごくひきつけられた写真。三輪のトラック。木製の大きな箱から首を出すキリン。運転手以外に何人もの男たちが乗っている。「途中、都電の架線をくぐれずに修理応急車が出動する騒ぎもあった。」と、本文中の説明にある。
そういえばジュラシックパークの冒頭、恐竜が運ばれるシーンがあったと思うが、あれはものすごく不穏でそのときから最後まで怖くて怖くてたまらなかった。
それとはだいぶ違う(あたりまえだ)。でも、同乗している人たちの緊張感は伝わってくるような。

いろんなことを想像させる。写真はやはりおもしろい。

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