月別アーカイブ: 2015年3月

天王寺で

独立展の招待状をもらったので最終日の今日、天王寺の美術館に行った。

地下鉄の天王寺駅で降りたとき、なんか違うと思ったら、ホームドアが設置されていたのだ。

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ホームドアは地下鉄では長堀緑地線、今里線、千日前線、南港ポートタウン線ですでに設置完了とのこと。知らなかった。ふだん田舎にこもってるからなあ。
でも、御堂筋線では天王寺駅が今年の2月に、心斎橋駅が3月に設置されたばかりで、あとの駅はまだらしい。
天王寺駅ではついでに(?)ホームと電車の隙間も解消されていたので降りたときに妙に具合がよくて「ん?」と思ったのだ。
それから外に出て、ふと歩道橋を見上げたら「鮨屋萬助・阿倍野歩道橋」という看板に気づいた。おお、ネーミングライツか。帰ってからネットで調べたら、平成25年から3年契約で3600000円とのことだ。え、おととしからなのに今まで気づかなかったのか。このあたりはメガネなしでも歩けるところなので見えてなかったのだ、ということにしておこう(今日はたまたまかけてた)。

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で、歩道橋を使って斜め向かいに移動、いつもは天王寺公園の中を突っ切って美術館に行くのだが、公園の入り口が工事のために閉鎖されていて、外からぐるりとまわるように案内が出ていた。おかげでいつも遠目に見ていたラブホテル(屋上に天守閣のミニチュアみたいなのがあるところ)や、びっくりドンキーのそばを通ることになり、「へー」だった。

天王寺公園の工事は「エントランスエリア魅力創造」(大阪市のサイトによる)とかで、芝生広場やカフェ、ランニングステーションとかドッグラン、フットサルコートとかができるのだそうだ。
今日はいろいろ「へ〜〜」だった。

0329-3ラブホテルの前には二宮尊徳の像が。

フェスティバルタワー

今日は姪っ子の結婚披露パーティーがあった。結婚式はグアム島ですでに済ませているし、その前にベビー(とてもかわいい!)も生まれてるのでややややこしい(わざとつなげました)のだけど、とにかくおめでたい。これからいろいろあると思うけど、仲良くね。

会場は中之島のフェスティバルタワーの中のレストラン。フェスティバルタワーは基本、オフィスビルなので週末は人が少ない。13階のスカイロビーも今日は上がれないということだったのでちょっと残念だった。

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映画観てきた

今日は「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」を観てきた。
コンピュータの祖と言われるチューリングマシンを作った数学者、アラン・チューリングの物語。第二次大戦期、ドイツの暗号の解読のために集められたチームの中で中心となり、仲間と最初はうまくいかないものの恋人の助けもあって徐々に信頼を得て、チームはついに解読に成功する。このあたりはわくわくする。でも、チューリングのまわりには終始、暗い影がつきまとう。観客ははらはらしながら、不安とともに見守るしかない。そして、ラストのなんともいえないやるせなさ。

私のダーリンはトイレにも数学の分厚い本を持って入り、読みふけったりするような人だった。一方で世間との折り合いのつけ方が下手な人だった。喫茶店に入っても気の利いた話題で相手を楽しませるようなことも苦手(急に数式を書いて説明してくれるようなことはあったけど)。でも、私もジョーンのように「(結婚生活は)ふつうじゃなくていい」と思っていた。映画を観ていたらそんなことも思い出して、涙がとまらなかった。いや、そんな個人的なことを抜きにしても、いい映画だと思う。主演のベネディクト・カンバーバッチが好演。

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サンシュユ

いいお天気なのでカメラを持って外に出た。
公園はボール遊びをする親子や芝生に座っておしゃべりする人、ベンチで和むおっちゃんグループなどいろんな人でにぎわっていた。ちょっと前は何もなかったのに、あっという間にいろんな草が伸び、花を咲かせている。梅も咲いてるし、駅前では早咲きの桜も咲いていた。春だ〜。

サンシュユはマクロで撮りたかった花なんだよね。

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靴とアジサイ

ひさしぶりにウェッジソールじゃない普通のパンプスを買った。それで、今日出かけるとき足慣らしにはいて行ったが、やっぱり疲れる。
いつもの靴より浅いので脱げそうになる。脱げないように脱げないようにとがんばって歩いてると、気がついたら腕に妙な具合に力が入って、硬直してるじゃないか。靴のせいで腕がこるとは(笑)。

若いころはもちろん、ヒールの高いパンプスをがんばってはいてたさ。
でも、そのころもやっぱり疲れた。男の子とデートで歩いていると途中で絶対「ごめん。足が疲れたからどっかで休みたい」と言わなきゃならなかった。当然みんなやさしくオッケーしてくれたけど、言うタイミングにちょっと気をつかった。

実は近々スーツを着る予定がある。それで、やっぱりウェッジソールはどうかなと思って買ってみたのだが、当日、ひょっとしたらめげるかも・・・。

写真はアジサイの枯れたやつ(好きな被写体)。今日撮った。

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映画観てきた

今日は「おみおくりの作法」を観てきた。
新聞連載の沢木耕太郎の映画レビュー「銀の街から」で知った作品だが、沢木耕太郎も言ってるようにタイトルは原題(Still Life)のほうがずっといいのに「おくりびと」ねらいみたいな邦題でなんか恥ずかしい。でも、とてもいい映画である。

水平構図の多用、室内も風景も、そしてテーブルに置かれた缶詰とトースト、果物といったメニューまで、色数を抑えてシンプルで美しい。色数といえば、全体を観た印象はモノトーンにちょっとだけ、水色や茶色などの色を加えた感じ。途中、フィッシュアンドチップスの店のある土地で、かわいい建物が並んだおとぎ話みたいにすてきな風景が映って「ほうっ」と思わされるのだが、その場面も、色彩はごくごくつつましやかなものだ。

主人公ジョン・メイは独身で、地味な中年男。公務員で、地方の「民生係」にいる。身元不明の死人が出ると、遺品からなんとか手がかりを探し、葬儀を営み、遺灰をまく。そんなにしなくてもいいと言われるくらい、きまじめな人なのである。
ジョン・メイひとりしか参列者がいない葬儀の場面がいくつか映される。そうなんだ。だれも葬儀に来ない、孤独死が増えているのは日本だけでなく、どこでもなのだ。とてもシビアな映画。だけど、最後はなんとなくほっとする。よかったな、とほっとするけど、でもぼろぼろ泣けてしまう。私だけじゃなく、場内あちこちからずるずる、ずぼっというすすり泣きが聞こえていたっけ。

写真は梅田のスカイビルで(またシネリーブルだった)。

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日帰りしてきた

昨日はある仕事の関係で、日帰りで東京に行って来た。私としたことが、ちょー早起き、7時過ぎに家を出たのだから、これはもうほとんど大事件レベル。

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いまの季節は6時前でまだこんなに暗いんだね(起きたときは真っ暗)。各棟で1〜2軒はもう明かりがついてるけど、まだ寝てる家が多い。でも、駅に着いてみるとちゃんと人がいっぱいいる。地下鉄の中百舌鳥駅では次々発の電車を待つ人の列ができてて、懐かしさに感動。ていうか、みんなすごい。よくそんな生活できるもんだよ、と郊外に住み、職住近接、しかもその会社は9時半始まりという生活を長年続けていたヤマシタおどろくばかりでありました(他の会社なら続かなかっただろう)。

で、その仕事には数時間かかるつもりが、状況が変わってすぐに終わってしまった。
時間があったので近くのニコライ堂へ。内部を見ることもできて、これがまあなんというか圧倒される感じだったのだが、残念ながら撮影禁止。なので、外側だけね。

0317-1ついでに神田のハヤカワ書房の「カフェ・クリスティ」へ。今は期間限定で「カフェ・アルジャーノンに花束を」になってて、迷路を渡された。制限時間15分ということだが、もちろん、時間内にできましたよ。

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しかし、たまに早起きすると1日が長い(笑)。眠いだろーと言われそうだが、最近はふだんたっぷり睡眠をとっているので、たまにこういうことがあっても対応できるみたい。前はそうではなくて土日はひたすら寝ていたし、それができないときはマジしんどかった・・・。

iPhoneで書く

今週はいろいろあって、木曜日のデジクリの原稿落とすかと思った。火曜日に編集長に「だめかも知れません…」とメールを送ったが、その後なんとか書けて、休載せずにすんだ。けっこうこんなふうに綱渡りだったりする。

小説を書くのもほかのことをするのもたいていパソコンだから、便利なようで全然気分転換できない。
それで、今回はパソコンを離れ、iPhoneで小説を書き始めた。私の書くものは短い(400字詰め原稿用紙にして10枚前後)ので、iPhoneの「メモ」で十分なのだ。これなら台所でもトイレでも電車の中でも、どこでも書ける。といっても別に忙しい人のふりをしたいわけじゃない。適度に環境を変えたほうがいいと思うだけだ。家の中で煮詰まってて「こりゃだめだ」と思ってても、気分転換に外に出た途端に解決につながるアイデアが出ることってあるよね。
でも、いくら短くても最終的に字詰めとか調整しないといけないし、やっぱり「メモ」では…と思って調べたらiPhoneで使える文章作成アプリもいろいろ出てるんだ。あたりまえか。
試しに「iテキスト」というのを入れてみた。おお、これなら行番号も表示されるし、文字数カウントあり、フォントも文字の大きさも選べるみたい。よし、次はこれで書いてみようかな。
http://app-liv.jp/558205794/

写真は白沙村荘で。

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