同窓会だった

11月12日は2年に1回の高校の学年同窓会だった。
たぶん行けないと、あらかじめみんなに言ってたのだけど、たまたま退院期間に該当。それで、若干不安だったけど、行ってみた。場所は大阪駅直結のホテル。梅田なんかもうしばらく行ってない。それどころか、電車にほとんど乗ってない。どうやって乗るんだっけ。まずドアが開いたら靴を脱ぐんだっけ(しょーむない冗談)。入院のときはバスに乗るけど、バスと電車は違うし。不安しかない。でも、まあなんとかなるだろう。近所のスーパーにはちょくちょく行ってるし、近所も梅田もおんなじようなもんちゃうか?!

と思ったら全然違った。ホテルの会場に着いたときはすでに胸がちょっとばくばくしてて、疲れた…と思った。着いたばかりなのに。

でも、みんなの顔を見てたらなんか落ち着く。ほっとする。同級生ってそんなもんなんだよね。そして、話をしてみると、私よりずっと深刻な病気をしてたりするのにそんな気配を感じさせない。えらいなあ。私なんかほんまに甘ちゃんや。みんなにやっと追いついたぜと思ったらやっぱり追いついてない。

その日は二次会にも出ず、さっさと帰ったけど、梅田は「近所のスーパーに行って帰る」の10倍、いやもっと疲れるのだとわかった。人が多いからか。日本、もっと人口減ってもええんちゃうか。でも、都会って好きなんだけどな。好きだけど、いまはしんどい。
翌日は帯状疱疹の痛みもあって、寝たり起きたりしてた。一回梅田に行くと翌日は使い物にならないとは。だめだこりゃ。

退院はしたものの

コロナに感染したことまでは書いたっけ。
そのときはまだ「陽性部屋」(看護師さんたちはコロナ患者が集められた部屋をそう呼んでいた。「ようせい部屋っていうんですね」というと「そうなんです。メルヘンな名前で(笑)」と言ってた)に入ったばかりだった。まさかその部屋に3週間もいることになろうとは。

鼻の奥をぐりぐりする、あの検査を何回やっても陰性にならない。トイレ以外は出られない生活はかなりつらい。
大部屋は状況によっては友達ができたりしておしゃべりで気が紛れることもある。でも、たまたまなのか状態の悪いひとが多くて、みんなカーテンを閉め切ってる。食事の用意ができて看護師さんが大きな声で「お食事の用意ができました。取りに来れるかたはきてくださーい」というと、みんなぞろぞろと廊下に出ていく。そんなときに声をかけたりして話すきっかけができたり、廊下で外を眺めている人がいたら、また話しかけたりできるのだが、陽性者の場合は食事の上げ下げも看護師さんまかせなので、そんな機会はない。ストレスたまる一方。

やっと、やっと、陰性になったのは8回目の検査でだった。もうこのままじゃずっとずっと陽性なんじゃなかろうか、いいよいいよ、どうせ…な雰囲気だったので、聞いたときは信じられず「うそ! まじ、本当?!」と聞いてしまった。本当だった。翌日、ソッコーで退院した。

しかし、その少し前に何と帯状疱疹になってしまった。発疹が出たのが確か10月25日。その前から、腰が痛いな、いつもの腰痛かと思ってたらそれが背中、さらに肩、腕にまでひろがって「ん? 変な腰痛だな」と思ってたら、帯状疱疹の前兆だったみたい。気づいた時は胸から脇の下、背中、肩まで、体の右側に発疹が広がっていた。

2年前にも罹ったことがあり、このブログにも書いたと思うが、帯状疱疹の痛みはかなりえげつない。まもなくあの痛みが襲ってくるのかと思うとびびる私。だが、今回はあのような激烈な痛みではなかった。それで「痛いですか」と聞かれるとつい、「以前より軽い気がします」と答えたりしたが、甘かった。筋肉痛のような痛みと、表面がぴりぴりする痛みが併存。一見軽そうで、しつこい。トータルすると痛みの量としては前回を上回ってるかも。

そんなわけで、なんとか退院したものの、帯状疱疹の痛みはまだ続いていて、全然弱まった気がしない。病院でもらったカロナールはすでにのみきり、やむを得ずバファリンプレミアムとかなんとかを買ってきた。痛みがあると何をするにも集中できないものだ。加えて、さすがに3週間も幽閉生活が続くと体力が落ちること。退院した日は外に出たとたん、後悔した。少し歩いただけでハア、ハア、胸ドキドキ、こりゃあかん、家までたどり着けるだろうか…と思った。まあこういう状態は1日ごとにどんどんよくなると思ってはいるが。

とりあえず今しんどいのでごめんね。
帯状疱疹のバカヤロー!

写真のタイトルは「テーブルの上のグラスと私の手の影」です。ちょっとおもしろくないですか。

思わぬコロナで

出たり入ったりで今また入院中なんだけど、なんとコロナ陽性になってしまった。これは想定外。

コロナというと5類になったし、世間では「もうそんなに気にしなくていい病気」な感じだけど、病院では違う。家族でも面会禁止だし、マスクは食事の時やシャワーの時以外24時間着用してる。医療施設と一般では運用ルールが全然違うのだ。

で、そんな中で同室のNさんがコロナ感染と判明。すぐに別室に移動となった。その時点で6人部屋にいたのは3人。
さらにUさんも陽性と判明、別室へ。残ったのは私とKさんのふたり。私も咳が出たりして、やばいなと思ってたらPCR検査の結果、陽性。私ではなくKさんが別室へ移動。つまり、この時点で、うちの部屋がコロナ患者専用部屋になったのであった。
その後、Uさん、Nさんが戻ってきて、さらにあらたにひとり、ふたりと別室からやってきて、現在は6人部屋がコロナ感染者で満床という状況だ。入り口のドアは閉ざされ(それまで開けっぱなしで、「ドア、あったんだ」と思ったくらい)看護師は入室の際は入り口の前で防護服を着用、トイレは1箇所が「感染者専用トイレ」としてあてがわれることになった。使用後は必ず消毒。食器は使い捨てできるものになった。

私は幸い咳程度で発熱もなく、コロナの薬の点滴も効いたようで、この分だと軽くで済みそう。でも、同室の人たちの中には排泄介助が必要な人も何人か。防護服(ナイロンガウンに手袋は二重、ガウンとの境目は養生テープで隙間をなくす、目元にはゴーグル、ほとんどだれだかわからない)で汗まみれになりながら大声で「お薬のみました?!」「はい、おむつ替えますよ!」「ごはん食べれました?」「お熱と血圧測りますよ!」と動き回る看護師さんたち、めっちゃ忙しそう。ああ、介護や看護の分野で働くひとたちのお給料、もっと上げてください、まじ。

しかし、こういう話をすると一般のひとは驚く。コロナで、いまでもそんなにしないといけないの?と。患者たちは病気で免疫力が低下している人たちが多いから・・・と思うけど、正直、私にくわしいことがわかるわけない。とりあえずたいへんだと思う。そして、みんな若い。若くなくちゃできないよなーとしみじみ。思えば私も昔はお米10キロを持ち上げることができたが、今はそんなこと信じられない。あの日の私は別人だ。おい、おまえの話はどうでもいいってか。すいません。

まあそんなことで、今回の落書きは橋本環奈。いつものアイビスペイント。
すでに朝ドラ「おむすび」はディスられまくってるようだが、半年続くドラマをそんなに簡単に判断していいのかな。新しく総理になった人もけちょんけちょんな目にあってるが、どうなのかな。年相応にまるくなった(つもりの)私は思うのであった。

遠い雷雨

眺めがいいので、つい窓の外を見る。
昨日、ふと見るとハルカス(上の写真、画面中央、遠くの方にみえる小さな高い建物)の右のほうが黒っぽいものでおおわれて、見えなくなっていた。
このころ、大阪市内では雷雨だったようだ。
こんなふうに見えるんだ・・・。
大阪の南部ではよく晴れていたよね。

窓のそば

今回はたまたま窓際のベッドになった。

窓際はよいのだ。窓から外が見えるのは当然として、広いのだ。

大部屋(6人部屋)なのでベッドが3つずつ2列に並んでいるが、一番奥の、窓際のベッドは窓のそばの空間(本当は共有スペースだろうけど)も実質自分とこ、な感じなのだ。
これまで何回か入院したが、真ん中のベッドのことが多く、入り口のそばだったこともあるが、やっと憧れの窓際。なのだ。

あいにく今日は台風の影響で窓の外もこんな感じだが、

晴れた日はこんな感じなのだ。

いやあ、それにしてもヘンテコな台風だよね、台風10号(「サンサン」という名前らしい)

ホットサンダルはじめました

おとといの朝の話なんですが。

洗濯物を干すために東側のベランダに出ようと、置きっぱなしのおやじサンダルに足を入れようとして「あつっ!」。
それは朝といえどすでにおそろしくギラギラの太陽光をまともに受けてアッツアツになってて、ふつうの人間にはとうていはけないものとなっていたのです。まじ、火傷するかと思いました。

それで一瞬悩んだ後、私はぽんと手を打ち、玄関に置いてるおやじサンダルを持ってきました。それをはいて、ベランダに出て、雑巾で物干し竿とか拭いて、「あ、そうだ。あれ持ってこなくちゃ」とか気づいて一旦部屋の中に戻り、すぐにベランダに戻ったんですが、そのときにはもう、玄関から持ってきた「おやじサンダル2」が焼きたてのアツアツ状態に! えーっ! 繁盛しているたこ焼き屋か御座候なみ。客が行列してても、いつでもすぐにアツアツを提供できるという。いや、提供してほしくないよ、焼きたてアツアツのおやじサンダルなんか!

それで、また一瞬悩んで、反対側のベランダに置きっぱなしのおやじサンダルがあることを思い出して、それを・・・っておやじサンダル三足もあるんかい!(あるんです)(結局それは取りにいかず、しばらく日陰でサンダルをさますことにしたんですけどね)

地球温暖化は深刻なのです。びっくりしましたわ。

(おやじサンダルってあまりデザインにバリエーションないようですね)

イケメン?

アラン・ドロンが亡くなった。ヤフコメなど見てると「イケメンの代表みたいな人だった」といったコメントがたくさんあって、「はあ?」と思った。アラン・ドロンが「イケメン」? やめてくれ。それもいうなら「ハンサム」または「二枚目」だろう。「男前」でもいいけど、豆腐を連想してしまうので、これも避けたいところだ。
以前から「イケメン」ってかなりテキトーな言葉だなと思っていたが、まあ別にいいです。ただし、アラン・ドロンには似合わないのでやめてほしい。

といっても、私が熱烈なドロンのファンだったわけでもないけど。そんなに映画たくさん見てないし。とにかく、ひとつの典型だったなと思うだけだ。

顔の話でいえば、二、三日前、やっと新しい一万円札を手に入れて、しみじみと顔を見た。渋沢栄一の。ふーん。どこかで会ったような気がする。会ってないと思うけど、そんな気にさせる、どこにでもありそうな顔というか。ふつうの人だ・・・。

それで、つい絵を描いてしまった。
渋沢栄一、何でも似合うやん。汎用性高いな。
お札にはあまり似合うと思わないけど。

※描き手が昭和のひとなので昭和の絵しか描けませんでした。

ひまなもんでお絵描き

入院生活ってわりとひまなんですよね。この間の入院ではパソコンを持っていかなかったのでやることなくて悶絶してました。iPhoneだけでできることは限界あるし。

それで今回はいつも使ってるMacBookProを持参しました。これでメールでも仕事でもなんでもできるぞ! と思ったけど、基本ベッドでの生活で、ベッドで座って(正座をくずしたかたち)パソコン使ってると腰が痛くなるので長時間できない。疲れると寝転ぶ。寝転んでるときはやっぱりiPhone。ちなみにiPhoneでいつも読んでる新聞も読めちゃいます。これは便利。

それでもまだひまで、時間を持て余す。そういうときは何がいいかというと、私の場合、お絵描きのようだ。絵を描くのは楽しい。下手だけど楽しい。
小説書かんのかいと言われそうだけど、それはまた今度。

しかし。パソコン持ってきたけどペンタブ持って来なかった。まあ仕方ない。こういうときにアイビスペイント試してみるかとやってみたらなかなか難しい。アイビスペイントってスマホやタブレットで使える無料(課金あり)のお絵描きアプリで、これが、大変よくできてるのです。しかも指で描ける(タッチペンでもいいけど)。指でも描ける・・・けど、やはり慣れる必要がありそう。

これは今日描いた「コノヨザル」。ポケモンgoでの現在の私の相棒です。かっこいいでしょ。え、そう思わない? オコリザルから幾多の困難を経て無事進化させ、この姿が現れたときは、感動しましたけどね。

アイビスペイントに疲れて、パソコンでお絵描きすることもある。ペンタブがないのでマウスで、Illustratorで。マウス使いも下手なんだよね。私。

下の絵はおととい描いたもの。「虎に翼」の1シーンです。

岡田将生が星航一を演じるって無理あると思いませんか? ねえ。