やっといろいろ一段落して、今日は扇町キネマで「リンダはチキンがたべたい!」を観てきた。アニメだけど、ちょっと変わってる。原色いっぱい、カラフルで、絵画作品を見ているよう。主人公のリンダは女の子だけど、大人向けのアニメだ。人物ひとりひとりの背景がさりげなく描き込まれる。似たもの親子のリンダとママン、やさしかったお父さん、しっかりものの叔母さん、いい年して親に頼りっきりの卵屋の息子、どこかずれてる警察官、そしてにぎやかなご近所のみなさん。パプリカチキンから大騒ぎになって、さまざまな人生が団地に集合する大団円。ふわっとした童話みたいなストーリーを想像してたら、そこは違った。そもそも、中心になっているのは全国的なストライキで、どこのお店も閉まっているというある日の出来事なのだ。おお、フランスではストライキが健在!
そんなお話がすてきな絵とともに速いテンポで描かれるものだから、私なんか画面みながら「えー、すごいな〜」「そうなるんだ!」「へー!」「きれいー!」とかあたふたと感心してるうちに終わった感じ。ちょっとほろりとさせられた。でもハッピーエンドで良し。おんぼろ団地は「長屋」の雰囲気だ。
くしゅくしゅして息がもれまくってるような、ささやくようなフランス語、やっぱりいいなあと思った。
写真は扇町キネマ(扇町ミュージアムキューブの中)ロビーから。向こうに見えるのはキッズプラザ大阪。
むかし、近くに「扇町ミュージアムスクエア」(OMS)というのがあって、リリパットアーミーのお芝居とか観に行ったことがある。映画も何回か観た。扇町ミュージアムスクエアはもうないので、そのあとに扇町ミュージアムキューブができたのかと思うよね。ところが近くだけど違うんだからややこしい話だ。OMSはこの映画館のあるとこの向かいというか、扇町公園の並びだったね。
ミュージアムキューブの向かいに「無人決済店舗」のファミマがあったので入ってみた。
かごに商品を入れてレジに行くと「商品はピュレグミとひとくちルマンドですね」みたいな文言がモニタに出てびびる。なななななんで知ってるんだ。
あとで調べたら店内にすごくたくさんのカメラが設置されていて、商品の棚には重量センサーも設置されていて、とにかくすっかりお見通しという仕組みらしい。
しかし、万引きとかないのかな。その気になればできそうだけど。いや、私はしませんけどね。
映画を観ながらときどきグミをつまむのがくせになってます。だいたいピュレグミ。