まんが・雑絵」カテゴリーアーカイブ

また映画観てきた

昨日は難波で「落下の解剖学」を観てきた。かっこいいタイトルだな〜と、初めて目にしたときに思って、これは絶対観に行こうと思った。タイトルって大事だ(笑)

で、観終わって思うのは、これはやはり落下の解剖学だなと。つまり、わりと直接に落下の解剖学であって、それほど捻ったタイトルではなかったのだなということだ。
 ミステリータッチで「落下」の周囲にあるものが少しずつ明るみに出されるその過程がなかなかおもしろく、飽きさせない。
とはいっても、いま思うとなぜか印象薄い。なぜだろう。謎解きの部分はおもしろいんだけど。

犬が重大な役割を担っていて、ちょっと心配させられるシーンがあった。
あと、大音量の音楽というのは時に不吉な感じがするものだと思った。てか、怖い。

といいながら何これ、全然映画と関係ないじゃないですか、こんな絵。

それはさておき

少々回顧モードになるとして、「郵送小説」を始めたときはワープロだった。
私は自分の手書き文字がきらいだから、ワープロの出現はほんとにうれしかった。
むかし、某文学学校とかに行ってた時期があるが、小説はノートに細かい字で書いてるという人が何人もいて驚いた。見せてもらったこともあるが、ほんとうに、ノートにびしーーーっと書き込まれていて、こりゃ私は「気迫」の点で負けてるなと思ったものだ。私は原稿用紙を使っていたし、みんなそうしてると思ってたんだけど。

ノートは苦手だ。
原稿用紙とかカードとかはどんどん書いては捨てるものだ。中には、構成を考えるために、原稿用紙に書いたものを部屋中に広げ、それを見ながら考え、並べなおすという独自の方法を披露する人もいた。当時。原始的なやりかただけど、ばらけたり組み直したりというやり方は「カード」の発想で、パソコンの時代でも同じことをやってるわけだ。
ノートはそれができない。片面だけならまだしも、裏表に書いてたらそこから動かせない。そして、自分の字がずっと残る。ああいやだ。早く捨てたい。自分の字を見たくない。ワープロ大好き。

その後Macを買ったのでさらに便利になった。編集もできるようになったし。「郵送小説」の途中からはMacで作った。パソコン大好き。子供のころから新聞とか雑誌つくるのがあこがれだったし。ひゃっほー。

とまあ、思い出にひたるのはいつでもできるさ。

最近はInDesignもなんとか使えるようになったので、次は自分の本をこれで作ろうと思ってる。思ってるのだけど、なかなか時間がとれない。待てしばし。そのうちね。

関係ないけど、さっき描いたまんが。

ハンドクリーム

ハンドクリームを買いに行ったけど、いっぱいありすぎてわからない。キャッチコピーもいろいろあるもんだよね。

テスターのあるものは使ってみた。どんどん塗り重ねていくうちに、さすがにしっとりしてきたけど、そりゃそうだろう。塗りすぎなんだよ。

結局チューブの柄が好みだった「ユースキン hana」シリーズにした。見た目で選んでしまいました。「思わず、さわりたくなる」やつです(笑)

蚊が心配だ

ある日ふと、今年は1回も蚊にかまれてないことに気づいた。

一応書いておくが、大阪では「蚊にかまれた」という言い方が多数派。たまに「刺された」という人がいるかもしれないが「蚊に食われっちまってよー」などという言い方はめったに聞かない。そんな言い方をされたら「江戸っ子か」と突っ込む。わざとそういう書き方にしたけど。

毎年、「私って蚊にかまれやすくてー」「あ、そうなん? O型じゃない? O型はかまれやすいらしいよ」「確かにO型やけど」「いや、お酒飲んでたんやろ」「飲んでないって」とか、飽きもせずにそんな会話をするのが私的季節の風物詩だったのに、おかしい。

と思ってネットで適当に調べたら「あんまり暑い時は蚊の活動も鈍る」という記述を見つけた。なるほど、そうなんだ! わかる。人間でもそうだしな。
そういえば、今までも夕方頃によくかまれたような気がする。買い物から荷物下げて我が家にたどりつき、ドアの前でカギを探してるときとか。やっぱり蚊も「そろそろ涼しくなったから活動開始だな〜」という感じだったのか。わかるわかる。

しかし、今年は夕方でもあまり蚊に出会わなかった。連日猛暑日だしな・・・。

おとといの夕方、やっと蚊が家に入ってきた。おお、来たか! なんだかなつかしい。でも、ふらふらとやる気なさそうに飛び回るだけで、結局かまれなかった。目の前にやってきたのでつい、反射的に手が動いてパシッとやってしまったら簡単に昇天されてしまった。

蚊、だいじょうぶか。地球温暖化進んでるんだぞ。

日曜日に映画観てきた

台風のせいで月曜日からお天気が悪くなることがわかってたので、日曜日に映画に行ってきた。近所のシネコンにはしばらく行ってなかったので久しぶりに行くと駅前のシャトルバスの乗り場が移動してたりしてちょっと面食らった。

映画はもちろん(?)「バービー」。早く公開してくれないかなと思ってたので金曜日に公開されて、割とすぐに行った。よかった。やっぱりアメリカ映画、好きだよー!と思える作品。カラフルで楽しい。バービーの洋服がみんなかわいいし。ライアン・ゴズリング(ケン)も好きな俳優。

バービーたちの住む世界は女の子が主役。なのに、人間世界に行ってみたらそこはおっさんたちが牛耳る世界。(その世界がどんだけうんざりするかは知ってるもんね。)そして、バービーの世界に戻ってきたら、なんとケンたち男が支配する悪夢な世界になっていて、もともと大統領だったり研究者だったりした女の子たちがむずかしいこと考えず男に媚を売る仕事についてて、このほうが楽だからいいわ〜、なんて言ってる・・・みたいな、中身は超なまなましい、現実世界を皮肉ったもの。笑えるところもいっぱいで、拍手したくなったり、過去のいろいろを思い出して今更ながら怒りで震えたり涙がこぼれたり、まあそんな映画なのだ。
おすすめです(こんなこと書いたのは初めてかも?!)。そして、やっぱり憲法は大事にしないといけません!

で、台風7号はのろのろ進むもんで水曜日の今日になっても新幹線の運行に影響が出ているという状況だが、幸い我が家には被害はありませんでした。ただ、昨日ベランダに出てみたらおもいっきり汚いバスタオルらしき物体が室外機にひっかかってた。触れるのもいやなくらいだったけど、そのタオルはたぶん、どこかのベランダから強風で舞い上がり、泥の上に落下し、転がり、そしてまた舞いあげられて、と長い長い悲惨な旅をしてきたのだろう。お疲れさまでした。一瞬手を合わせ、その後処分させていただきました。

まあそれくらいが被害、ですかね。

レンズとの通信ができませんでした

昨日は仕事の関係で北浜に行った。北浜というと大阪でも中心地、都会の真ん中、ビルいっぱいのところだ。それで、終わったら付近を撮って帰ろうと、広角レンズを選んで持っていった。都会には広角が似合うのさ。ふっ。

ところが、いざ撮ろうとしたら画面に「レンズとの通信ができませんでした」との表示。え? レンズとカメラって・・・通信してるの? ええっ? って、そこですか。はい、そこです。何にも知らないヤマシタですから。

通信してるんだ(まだゆう)。

で、よくわからないけど、レンズとの接点を清掃してみてください、と表示は続く。その表示からどうにも進まないので、仕方なくレンズを外し、ティッシュしかないのでそうっと拭いてみたりした。接点というのは、下の写真でレンズにもカメラにも点々と並んでいるところがあるけど、このことらしいので、そのへんを。


でも、全然治らない。困った。
それで、「近くにあるカメラ店」をネットで探す。お店に持ってたほうが早いだろうと。
そして、ここだなと思うところに向かって、Googleマップ見ながら歩く。ビルの2階らしい。無事たどりついて、エレベーターに乗り、2階でドアが開くと、いきなりカオスな空間。そこからどこにも行けそうにないのだけど、これは一体・・・きょろきょろしてるとその中にいたおっちゃんと目が合い、
「あのう、カメラ屋さんは・・・」
「ここや」

部屋の真ん中に円形の台があって、そこにレンズが山をなしている。まわりの棚も、たぶんレンズやカメラで埋め尽くされている。床にも段ボールの箱がいっぱい。

ともあれ、事情を話すと
「うちはフィルムカメラが専門やからなあ」といいつつ
「まあそこ座り」
一応見てくれるらしい。
レンズの山の中の一角が仕事台みたいになってて、そこにカメラを置き、レンズをはずして何かで拭く。
「このカメラ、もう7年くらい前のやな」
「え、わかります?」
「そらわかるわ」
とかなんとか話しながら見てくれたけど、結局
「これはやっぱりカメラの量販店にでも行ったほうがええな」。

別に料金はいらんと言われ、そのまま帰るしかなかったけど、残念。
何が残念かというと・・・このややこしい店の中を広角で、めっちゃ撮りたかったんです! 円形の台。真ん中におっちゃんを入れて(端っこでもいいか)。まわりもできるだけ入れて。
なのにその広角が「通信できませんでした」って。どんなジレンマなんだよ。

牧野富太郎

今の朝ドラ「らんまん」は全然まともで安定感満載でツッコミどころがなく、なんだかものたりない。ちゃんとした脚本で、俳優さんたちはみんな上手で・・・もっと「なにこの展開!」「視聴者なめてるんかい」「演技下手すぎ!」というところがほしい・・・いや、そんなことないけどね(笑)

まあ、基本、牧野富太郎がモデルということでだいたいどういう人かわかっているということもあると思う。
こうみえても小学校のころ、私は「植物にくわしい子」だった。
子供は車の種類とか恐竜だとか、怪獣とかの名前をめちゃよく覚えるよね。子供って記憶力がいいし、その記憶力の使い道が他にないんだろうな。親が「この子、天才ちゃうやろか・・・」と一瞬思ったりするのもその頃。よくあることで、私はそれが植物だったのだろう。もっともその後、別にその道をきわめることなく普通のおばさんになった。これもよくあること。

小学校低学年のころは割とおおざっぱな図鑑を持ってたと思うが、高学年になって、学校があっせん(?というか、昔はよく学校の先生が紹介してくれていろんなものを買ったことあったよね?)してくれたハンディタイプの図鑑を買ってもらった。それを見た父が「ほー、牧野富太郎か」と言ったことを覚えている。たぶん「監修」とかに名前があったのだろう。そのときに牧野富太郎という人は植物学の権威として広く知られているらしいと知った。植物に関心なさそうな父が「ほー」というのだから。

で、その牧野富太郎が主人公の朝ドラなわけだけど、いずれ日本を代表する植物学者として大成することはわかっているから、パイロットになるのかならないのか、二人は結婚するのかしないのか心配する必要もないのだ。じゃあどうすればよいのだ(知らんがな)。

いまのところは石版印刷の話がおもしろかった。石に直接手描きするとはびっくりした。もっとも調べるとその後転写する方法が一般的になったとか。そうだろうな。直接描くのは大変すぎる(胸をなでおろすヤマシタ)。
でも、面相筆で植物を描いているシーンを見ていると、私も描いてみたくて、うずうずした。やはり子供の頃に興味を持った分野は一生ものかな。知識は必ずしも定着しなくても。