雑文」カテゴリーアーカイブ

とりあえず行ってきました

先週はいろいろ忙しい週だった。
といっても、1週間に3つも外に出る用事があると「忙しい週だった」と言ってるんですけどね。なんせ日頃は近所に買い物に出る以外はごろごろむしゃむしゃぼりぼりという生活してますんで、そうなるわけです。
で、今週、とうとう行ってきました。万博。世間ではネガキャンが盛んで、私も基本、賛同するところもあるわけですが、それはそれ。やはり見たいものは見たい。もともとそういう人間だけど、へたくそながらカメラを使うようになってからは、何か撮るものはないかと日々探しているわけですし、一流どころの建築家が腕を振るったパビリオンが勢揃いしてるって、そんなもん見逃すわけにいきませんやん。

まあ体調万全というわけでもないんですが、そろそろ暑くなってくるし、梅雨は近づくし、体調万全でお天気も万全な、そんなすてきな日は永遠にこないかもしれません。
なので、深く考えないことにして行ってきたのですが! 結果。もうちょっと深く考えたほうがよかったかも。まあええか。

夕方4時から入場できる夜間券(夜型の私にぴったり! 3700円)を買って、終わりまでいました。
入ってみたものの何が何やら、どこがどこなのかわからない。公式マップはプリントして持ってったけど。人が多すぎる。さっそくコンビニで買ったサンドイッチとドリンクを持ってベンチに座ってぼうっと考えたけどよくわからんので食べ終わったら適当に歩き出す。大屋根リングにぶちあたると、のぼる。のぼって歩く。見下ろす。人がうじゃうじゃしてる。うろうろしてるうちに、マレーシア館とかフィリピン館とかフランス館とかは覚えたが、それはつまり、同じあたりをうろうろしてただけと違うんかい。そうかも。いや、そんなことはない。あの、池になってるところの上のリングから水上ショーも見たし。だんだん閉館近い時間になると「いまならすぐ入れますよ〜」と客引きしてるパビリオンがあったので入ってみたり。合間に写真撮るし、とにかく、退屈はしません。ていうか、これ、何回も来ないと無理だよ、絶対。

当然ながら今回は夜景が中心になったので、次は昼間のパビリオンを撮りたいな。

しかし、最初の頃行った人は「並ばなくても入れるところがいくつもあった」「特に夜はすいてた」とか書いてたけど、昨日はそんなことなかったです。どこも行列。入場者数、すこしずつ増えてるじゃないですか。ネガキャン効果、たいしたことないやん。もっとがんばってもらわな困る…ことないけど。ユスリカも昨日はほとんど見なかったし、もちろんガス爆発もしてないし。

水上ショーが始まる前。リングもライトアップされる。色をブルーやピンクに変化させなくていいけどね。御堂筋のイルミじゃないんだし(あれ、きらいなんで)。

みんな、どこへ行くのだ…。
なんだか「蜘蛛の糸」を思い出す。

ウーマンズ館。

UAE(アラブ首長国連邦)。凝ってますね。

マレーシア館。今回、複数のパビリオンを手がけた隈研吾建築都市設計事務所のもの。ポルトガル館、カタール館もそうらしい。

えーっと。どれも入ってませんけど。

これはどこだったかな…。
ドローンも終わって、会場にいた人がみんな出口に向かって急ぎ足になる時間。暗くなると印象がかなり変わるパビリオンもある。歩きながら撮ったりしたのでブレ写真多し。夜景はやはり気をつけないと。

さびしい

昨日、ふた駅電車にのる用事があったが、駅員の制服が変わっていたので、やはり、とも思ったし、さびしく思った。

4月から「泉北高速鉄道」が南海の「泉北線」になったのだ。もともと南海が実質運営していたし、10年くらい前に第三セクターの大阪府都市開発の株式が南海に売却されてたので突然のことではないのだけど。
泉北高速のシンボルカラーがブルーで、「ブルーライナー」というPR誌もあった。スタッフの制服はネイビーが基調。割と最近に導入された制服はラインの目立つクラシックなスタイルで鮮やかなネクタイがブルー。制服・制帽の女子スタッフの姿もよく目にしていた(私の利用する駅には常時ホームに駅員がいる。そうでない駅もあるけど)。

南海もつい最近新しい制服になったらしいが、チャコールグレーが基調の地味なもの。ネクタイが南海のカラーになっている。タイミング的には南海全体が制服一新したわけで、(元)泉北高速の制服だけが変えさせられたという印象にはなってない。とはいっても、やはり「ああ、そうか…」と、テンション下がった。
シンボルカラーはブルーから黄緑色になり、ホームの表示も駅番号も変わった。

実はその前にもショックを受けていた。電車に乗るときは必ずサイトで時刻表を確認するのでブックマークしてるのだが、そこをクリックしたら南海のサイトになっていた。なんで?と一瞬パニクったが、よく考えたらそれでいいんだ。泉北高速がなくなったのだから泉北高速のサイトはもうない。当然なんだ。

さびしい、だけじゃなくなんだかいまいましい。中百舌鳥に停車しない区間急行や特急の本数を増やし、準急を減らす。不満の声があがっていたが知らんふり。その南海にいよいよほんとうに吸収合併された。もうおまえたちの居場所はねーんだよといわんばかり。
まあ仕方ない。運賃が下がるのでよしとする人たちもいっぱいいるから、それでいいんだろう。
なんだかんだといってる私自身もすぐに慣れるんだろうな。たぶん。

気分転換に音楽でも。
大河ドラマ「べらぼう」のテーマ曲が気に入ってるんだよね。
ドラマ自体もおもしろい。主演俳優さんがちょっとものたりないけど。

あ、このリンクは埋め込めないみたい。なので、下のリンクから行ってください。画像は単なるイメージです。

https://www.youtube.com/watch?v=CQkMDSWltOI

映画観てきた

風邪をひいて、それがだらだらと1週間以上続いた。
やっとまあまあふつうになって、おととい(月曜)、映画に行ってきた。アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞したとかいう「Flow」。セリフがまったくない、動物たちが主人公の映画。
舞台は人間が滅びてしまった未来と思われる。
美しい草たちに覆われた光あふれる土地。
突然、洪水が襲い、水位がどんどん上がっていく。人間が残したらしい動物の像。巨大な猫の像も水に沈む。奇妙なかたちの高い建造物が林立するふもとを満たす水の量感、厚みがなんだかおそろしい。
そう、なかなかにこわい映画だった。私には。
目の位置は水面ぎりぎりだったり、水の底だったり。
どこまでも水が続いていることほどぞっとするものはないよね…。そして嵐は来るわ地は崩れるわで、もうどうなるの!と思ってたら不意に光あふれる風景がひろがったりするんだけど…。

寡黙だけどたよりになりそうで「だれかを思い出すな…あ、⚪︎⚪︎さんや!」とつい昔の職場の仲間とかコンビニの店長さんとかを思い出したりするカピバラ。いるでしょ、カピバラっぽい人。だいたいいい人で。
主人公の黒猫と再会できたとき、ぐるぐるまわって喜びを表すゴールデンレトリーバ(犬種が出るわけじゃないので、たぶん。大きくて悠然としてる、毛色が明るい犬)。
そしてワオキツネザルがめちゃおもしろい。未来は人間が滅びてもワオキツネザルはそこそこ繁栄してるらしい。ワオキツネザルの中にも複数の種族があってな。いや、いいか。
真っ白の、脚の長い鳥(ヘビクイワシと書いてるサイトもあったが?)も妙に存在感あって、片足で船の舵を取る姿などすごい貫禄。
そして、鯨。

最後は、え?ん? あ、そうか…そうか。という感じだが、そんなこんなであっという間の85分。

動物たちの体の描写はやや粗いと思うけど、見ているうちにそんなに気にならなくなった。猫の泳力が気になったが、猫も泳げないわけではないらしい。

ワオキツネザルを描こうとしてややこしそうなのでとりあえず簡単そうというだけで黒猫。ネットの画像見ながらイラレで描いた。

シーシー

前から新聞(紙の)をだらだらと長時間かけて読むのが大好きなんですが、最近はわからない言葉があるとスマホで調べたり、知ってそうな人にスマホで聞いたりしながら読むのでさらに時間がかかります。朝刊と夕刊読むだけで人生が終わりそう。休刊だとほっとしたり。

昨日は、食べたあとに「シーシー(シーハーのほうが一般的?)する」というのを読んで「ちょっと待て。今までなんとなく読み過ごしてきたけど、シーシーするってどういうことなんだろ?」と思い、「知ってそうな人」に聞いて、だいたいわかりました。

この間は「痰を吐くってどうするんだろう?」と思って検索して説明読んでもあまりよくわかりませんでした(とてもできそうに思えない)。

そのうち「知ってそうな人」に聞こうと思います。

母の足

この間から数日間、ひさしぶりに湯たんぽを出して使ってみた。
ある日、「待てよ。去年もその前もその前も、湯たんぽなんて使ってなかったのに、今年はよっぽど寒いのか? そうでもないと思うけど・・・??」と急にあやしむヤマシタ。
そして、はっと気づいた。毎年冬になると使ってたニトリの敷きパッド。今年は出すのを忘れていたのだった。そうだ! あれだ! 押入れから引っ張り出して使ってみたらあったかい。湯たんぽいらんやん! しかし、なんでそんなこと忘れるのかなあ。われながら。
それに、なんだこれ、ニトリの広告かい。

で、思い出したのが、こどもの頃のこと。
うちの母はいつも足があたたかだった。
冬の夜、私や妹たちが布団に入っていると、母が布団の中に入ってきて・・・えーっと、どういうシチュエーションだったかなあ。まあいいや。
細かなことは忘れたけど、とにかく、母の足が私たちの足よりずっとあたたかいのだ。それで、私たち子供の間に寝て、さわらせてくれるのだ。ほんとに、びっくりするくらい、ほこほこにあたたかいのだ。
「おかあちゃんの足、ぬくい!」
「そやろ。おこた(こたつのこと)みたいやろ」
「ほんまや!」
「足おこたや!」
私や妹たちはけらけら笑いながらみんなで母の足に自分の足をくっつけた。
あれは幸せな時間だった。

大人になると自分の足もあたたかくなるのかなと思ったが、そうはならず、私は足も手も冷たい。病院にいるときは看護師さんたちに「手、冷たいですね!」とよくびっくりされた(看護師さんたちはなぜかみんな手があたたかかった)。冬になると足にしもやけができるのはしょっちゅう。4年前からは手にしもやけができるようになった。血行が悪いのかな。

なので、いまは「おかあちゃんの足おこた」もないのでニトリの敷きパッドがたよりなんです。また宣伝してしまったよ。

まあうちの近所のサザンカでも見てください。

おみくじがえらそう

あっという間に日が経ってるわけですが、今年はひさしぶりに徒歩で近くのT神社に初詣に行ってきました。1月3日。しかもおみくじなんか買ってみました。そしたら「吉」だったのですが、なんかえらそうなんですよ、文章が。
(画像をクリックしたら大きくなるので読みやすくなりますよ)


「特に男女の間をつつしめ」とか「よく見定めて進め」とか。いや、なんでそんなえらそうに命令するのよ…と思ってよく考えたら、これは「べし」を現代語風に置き換えたってことか。

「べし」の意味はむかし習いましたよね。古文の時間に。といっても忘れてたけど、いまネットで調べたら思い出した。「べし」には「推量・意志・可能・命令」の意味があるんでした。ネットで調べるとそのほかに「当然」とか「適当」の意味があるとか、サイトによって全部で6つの意味があるとか、いや7つだとか割とそのへんは定まってないみたいですが、ともかく、この「命令」の「べし」を現代風に、命令形にしちゃったのではないだろうか。違うかな。

そういえば昔のおみくじはどうだっけ、と探してみた。
昔といっても江戸時代とかじゃないですよ。私もそんなに長生きしてませんから。
一時期、毎年おみくじを買ってて、おもしろいので残していたはず…と思ってあちこち探したけど、どうやら処分してしまったらしく見当たらない。惜しいことしたな。でも、一枚だけあった。それも同じT神社。98年のものです。

どうです。なかなか趣があるじゃないですか。イラストもいい味だしてますよね。紙が薄くてぺらぺらなのもいいですね。おみくじがコピー用紙みたいだったり光沢紙だったりしたらちょっとしらけると思います。

そして、「べし」のオンパレードです。このうち、「うりかい共によくよく念入れるべし」が今のおみくじだと「念入れろ」になるのでしょうか。「急ぐべからず」は「急ぐな」になるんでしょうか。きつい。お正月から怒らなくてもいいじゃないですか。私が何をしたっていうんですか。昔のおみくじはやさしかった…いや、でも古いほうのおみくじにも「先祖のまつり怠るな」が。やっぱり怒られてしまった。結局よくわかりません。

ついでに言うと、以前はこの神社、おみくじを買うときは筒形の入れ物から番号のかいてある細い棒を自分で出して申請する方式だったと思うんですが、今年行ったら箱の中に木でできた玉がごろごろ入ってて、その中から「どれでもとってください」という方式に変わってました(番号で申請するのは同じですが)。しかもそこに書いてあった番号が算用数字でした。風情がないわー。

東京国際フォーラム

「はたらく細胞」に出て来たので「え、ここは…!」とびっくり、そういえばずいぶん前にあそこに行って写真撮ったことあるなと思い出し、フォルダから引っ張り出してみた。東京国際フォーラム。
天井のあばら骨みたいなかたち(映画ではこの部分が動いていた)がおもしろい建物。この渡り廊下で「そっちは気管支だよ」と言われてたっけ。

紅白で

大晦日でよかったのは御座候を食べたことではなく、紅白でこの曲に出会えたことだった。かけっぱなしにしてネット見たりしていたが、この曲が聞こえてきて「え、ちょっと待って」て感じでテレビに向き合った。それから何回もしつこく聴いている。小松菜奈主演のこのMVはすてきだけど、歌詞がちょっと聞き取りにくいかな。

食欲はどこへいく

11月ごろはまだあまり食欲がなかった。ないこともないのだけど、何を食べたらいいのかよくわからないというか。なんせ病院食を連日食べている(実際は半分も食べられない)うち、もうどうでもよくなって感覚がおかしくなっていたのじゃないかと思う。病院食には栄養はあっても夢も希望も明日もないのだから。

それで、入院と入院の間の短い時期も、急に自由に食べて良いといわれても途方に暮れてしまうわけだ。通常ならコーヒーとパンなのだけど、それを頭の中に思い描いてもぴんとこない。なんか違う。いろいろイメージしてみて、これならいけるかと思ったのが「卵かけごはん」。やってみたらなかなかよい。以来、毎朝しばらく考えては結局卵かけごはんを食べていた。この時期を「レベル1」とする。

その後、一応、予定された治療をすべて終え(一部の治療についてはできなかったのだけど、まあよしとする)めでたくほんとの退院。それでも相変わらず卵かけごはんにしていたが、ある日ふとパンを食べたくなり、フランスパンを買って来て翌朝の朝食に。おいしい! パンが食べられるようになった! 
しばらくするとコーヒーも飲めるようになった。
だいたい、コーヒーが飲めるかどうかが私の場合食欲のバロメーターになってたりするわけで、感無量。ここにきて「レベル2」に達した感。いや、元に戻ったのだ。
元に戻ったらそれでいいので、こういうことはそれより先に「進む」必要は全然ないと思うんだけど、その後もレベルアップがとまらない。
なぜかカップ麺が食べたくて仕方ない。やばい。
カップ麺なんかずいぶん長い間食べていない。きらいじゃないけど、私にとってはけっこう食べるのにパワーを必要とするものなのだ。カップ麺の持つパワーに立ち向かうにはにゅうめんからきつねうどん、ざるそば等を食べる時のパワーではだめなのだ。一回食べると半年くらいは充電期間をおかないと食べられないような気が。なのになぜか、今はいけそうな気がする。軽々とカップ麺に立ち向かえそうな気がしている。どん兵衛や赤いきつねどころか、ペヤングでもラ王でもどんと来い!な気分。これはひょっとして、私の食欲は「レベル3」に達したか。自分では認識していなかっただけで実はうちに秘めたる食欲は、私ってけっこうすごいんです、だったりするのか。いや、でも、食欲に直結する「体重」という問題があるので、ここは慎重にせねばっ。

さらに。
去年の大晦日。突然「あんこが食べたい!」という思いがむらむらとわいてきて、駅構内の御座候の店で初めて購入した。徒歩圏内の店だが今まで一度も買ったことなかったのに。4個。いや、いっぺんに食べませんけど。しかし、「これはひょっとしてレベル4か?」と、買って帰った御座候の包みをしみじみと眺める私がいた。

というわけであけましておめでとうございます。

大晦日の御座候の店はちょうどよいくらいの行列ができていて、順番が回ってくるまでにおにいさんが焼いている様子をゆっくり見ることができた。あんがのっかったほうの皮をさかさまにしてあんがのってないほうにぽん、と乗せる。そして、左手でちょい、ちょいと軽くたたくように整えるおにいさんの白くて細くて長くて骨ばった指先がきれいだなと思ったのであった。

<追記>
イラスト差し替えました。あとから気づいたのですが、このお兄さんは腰をかなり曲げて作業するのです。背が高すぎるのでしょうか。近眼で、顔を近づけないとあんこが見えにくいのでしょうか。よくわかりませんが、それで「ちょい、ちょい」とする動きがよけい独特にみえるのかもしれません。

窓のそば

今回はたまたま窓際のベッドになった。

窓際はよいのだ。窓から外が見えるのは当然として、広いのだ。

大部屋(6人部屋)なのでベッドが3つずつ2列に並んでいるが、一番奥の、窓際のベッドは窓のそばの空間(本当は共有スペースだろうけど)も実質自分とこ、な感じなのだ。
これまで何回か入院したが、真ん中のベッドのことが多く、入り口のそばだったこともあるが、やっと憧れの窓際。なのだ。

あいにく今日は台風の影響で窓の外もこんな感じだが、

晴れた日はこんな感じなのだ。

いやあ、それにしてもヘンテコな台風だよね、台風10号(「サンサン」という名前らしい)