投稿者「ヤマシタクニコ」のアーカイブ

ヤマシタクニコ について

夜になると目が冴える。休日の午前は私にとって存在しない世界。 ぼうっといろんなこと考えるのが好き。なのに気が短い。なんでだろ。

廃墟博覧会

という写真展に行った。11月1日、かな。

廃墟マニアでもない私がなぜそういう展覧会に行ったかということは置いといて。

前知識なしで行ったもんで、「なんかすごく凝った展示だなー」と思いながら見てたり、「廃墟の写真と言っても会場を廃墟みたくしなくてもいいのにな、少なくとも骸骨は余計だろ・・・」と思ったりしてたんだけど、なんか全然ピントはずれだったみたい。

会場となってる「astratto」は地下鉄(メトロと言いたくない)の天六からちょっと西へ歩いたあたりにあるのだが、そこは倉庫を改造した「本格廃墟スタジオ」なのだそうだ。廃墟風の背景でもってコスプレ撮影できますよ、というところだったのです。全然知らずに行ってすいません。もともと「廃墟スタジオ」であるところで廃墟の写真展をやってみようという企画だったんだね。なーるほど。

と1週間も経ってから言う私もどうなの。

それでか。受付に若い男の子がいて、早口で「展示はそこの奥の左と、手前の右で、トークイベントはこちらの奥のホールで・・・」と案内してくれたりしたんだけど、その子がロングヘアのウイッグつけた本格コスプレした子で、展覧会も若い子がいっぱいだったり、ビルの入り口付近にコスプレした子が何人もいたのは。そういうことか。

なんだかんだいいながら絵にはなるもんで、つい写真撮る私。

こんな感じでした。コスプレやってる人には確かにいいだろうなと思った。
トークイベントもちょっとのぞいてみたが、「廃便所」専門の人が語っていたり、なかなかカオスでした。途中で失礼したのは満席で、床に(何か敷いてはあったけど)座らないといけなくて、腰の悪い私は長時間無理だったからです。そもそも、よりによってスカートだったし。おばさんにはきついイベントであった。

軒飾りその他 私は疲れてるか

その後、また京都に行く用事があったので、帰りのホームで写真を撮ってきた。

何回見てもぼろぼろだな。

この、軒下にフリルみたいなものがあるが、これが「軒飾り」といわれるものだそうだ。

向かいのホームを撮ってみた。このほうがよくわかる。


それにしても駅っておもしろいね。いろんな人がそれぞれの事情を抱えて、こうやって集まってきたり、またどっかにいったりするんだなと思うと。
言い換えると、どんなややこしい事情や不幸や悲しみを抱えている人も、向かいのホームにいるおばさんにすれば「駅っておもしろいな」とか書かれるわけだよな…。

近況その1  新しいメガネはすこぶる好調である。テレビの字幕を読もうとして目を細め、それでも読めなくていらついたりしなくていい。朝ドラ「ばけばけ」のオープニングの配役の文字がやたらおしゃれで小さいので読みにくかったがふつうに読める!
と思ったら今週からフォントサイズアップしたらしい。ちぇっ。(苦情が多かったんだろうね)

近況その2  「今日の予想最高男」を国会図書館に送ったらちゃんと受領された。「必要な方は受領書希望の旨書き添えてください」的なことがサイトに書いてあったのでその旨書いたのだけど、ちゃんと受領書が送られてきたのでびっくりした。国会図書館の収納スペース大丈夫かいなと、ふと心配してしまう。
でも、そんなものなんですね。
地元の図書館にも寄贈した(自分で持って行った)ら、その後、検索したら出てくるようになった。そんなもんなんですね。

近況その3  最近忘れ物が多い。前回京都で某イベントを取材したときはメモ帳を会場内で落とした。幸い、見つけてくれた人がいて無事手元に戻った。
それから、先週金曜日、また別のイベント会場へ。イベントが終わり、電車に乗って帰ろうとしたら今度はiPhoneがない! 青ざめた。やばい、ちょーやばい! 
会場に電話しようと思って、その電話がそもそも手元にない。ものすごく久しぶりに公衆電話を使ってしまった。駅構内だった(付近にはもはや電話ボックスなるものがない!)ので、ざわざわして話しにくかったけど、静かな場所に電話を持って移動するわけにもいかない。なんとか声を張り上げて(いや、私に向こうの声が聞き取れないだけで、向こうは私が声を張り上げなくても聞き取れたよ、きっと!)、落とし物としてiPhoneが届いてないかを尋ねたら…係の人がすぐホールに行ってくれて…ちゃんとあった! よかったー。

私、疲れてるのかもね…。

というわけで万博写真の残り物。チェコ館で。これはスロープになった回廊(壁にいろんな人のサインや絵がある)をぐるぐると歩いていると、途中何ヶ所かで展示してあったガラス製の作品。チェコといえばガラスだ。知ってるよ私でも。

下はパビリオンの外観。中にいると感じないけど、なんだか倒れそうでぶっそうな建物。この外壁もボヘミアン・クリスタルだって? そうなんだ!

知ってるようで知らない

大阪市内で生まれて中2まで大阪市内で過ごした私だけど、知ってるようで知らないところがいっぱいだ。まあ中2で大阪市を離れて転校したときからもはや大阪府民であっても大阪市民じゃないし。その後結婚して5年間大阪市に住んでたけど、それを入れてもたいした年数ではないので無理はない。でも、心は大阪市民なんだ。

金曜日にMMさん(Mのつく人がなぜか私のまわりに多いので、ここは彼女の姓のMと名のM両方とってMMさんとする)に誘われて、天満の天神さんあたりへ行ってきた。天満宮は兄の結婚式で行ったことはあるが、他は…たぶん行ってない。繁昌亭ができたとき、おー、絶対行くぞーと心に決めたのに行ってない。一体繁昌亭がいつできたと思ってるんだ私。2006年だぞ! 2019年にはすでに「リニューアルオープン」しとるわい!(Wikiによる)。すいません。面目ない。
そんなわけで、繁昌亭の前まで行きました。って、やっと行ったのに入ってないんかい!万博のパビリオンとちゃうぞ! 
まあ今世紀中にはなんとか…。

いや、違うんです。
この日のテーマは「美しい手製本の世界」という展示会に行ってみませんかというMMさんのお誘いだったのです。なんでもMMさんのおともだちが、その教室に通っておられるということで。
天満宮からほど近いアトリエ兼ショップ(なのかな?)に行くと、趣向を凝らした手作りの「本」が大小いろいろ並んでました。フランスで行われたコンクールの参加作品もあったりしたのですが、それはサンテグジュペリの「夜間飛行」を課題として、自分のイメージした「夜間飛行」の装丁をデザインし、自分で製本するというコンクールだそうです。単なるデザインだけでないところがみそですね。デザイン自体も、グラフィックデザインではなく、革や布、糸を使う工芸の世界に属するもの。相当の労力と時間を要する、はまると大変なことになりそうな世界ではある。

写真撮るのをすっかり忘れてた。ほとんどの作品は手にとって見ることができたので撮影OKだったろうと思えるが…。

写真といえば、その展示会を見たあとにランチしよう、ということで適当に近くのお店に入ったのだが、そこは撮影禁止ということだった。
ちょっと変わった店で、この日のランチのメインディッシュは「ヤンニョムポークだけど、辛いばかりではなんなのであんこを入れた」という不思議な料理だった。
あん入りヤンニョムポーク。
よくわからないけど、たまたまあんこが余っていたようです。別に、そのせいで撮影禁止だったのではないと思います。

その後、「日本一長い」がキャッチフレーズの天神橋筋商店街を散歩。コロッケを揚げてるお店の前には行列ができて、外国の人の姿も見えた。最近はみんなSNSで調べてくるからなあ。私より絶対よく知ってると思う。


お茶するお店を探しながらぶらぶら。入ったのは「CAFE 大阪茶会」という「ここ、入れるんかな」と一瞬ためらうくらい渋い店構えのカフェ。入って行くと奥のほうは普通のカフェだった。頼んだメニューは「ほうじ茶ラテ」。そこらのなんとかバックスのほうじ茶ラテと全然違うぞ。ほら。

左の小皿に乗っかってるのは「フリーズドライ小豆」だそうです。これがなかなかおいしかった。かすかに甘く、軽〜い味。気に入ったので小さな袋に入ったのを買って帰りました。コーヒーのあてによさそう。ダイエット中だけど、これくらい大丈夫だろう。たぶん。

この店はお茶とか小豆を生かしたメニューが豊富にあるみたい。

あずきというと「ヤンニョムポークあんこ入り」を思い出しそう。天神橋界隈ではあんこが名物、ではないと思いますが。

なんだかMMさんと「ええとこ〜」してきたような日だった。

思い出の万博

写真も十分整理できないままばたばたと日は過ぎる一方だが、「思い出の万博」といってみようか。といってもそんなにいろいろないけど。

これはシンガポール館。
入ってすぐの空間。

その先ではみんなが願い事を書くコーナーが。その願い事をを飛ばすと…

次の大きな部屋の天井に、その願い事が投影されて、そしてどんどん絵も増えていって、ついには巨大天井画に。(下の暗いところには見上げる人がいっぱい)
とはいっても私はその願い事は書かなくて、見てただけだけど。

下は、前に「さよなら」の件で載せたインドネシア館で撮影。
吹き抜け空間いっぱいに、現地から持ってきたという熱帯の植物が。けっこうな迫力だった。私は旅行好きではないけど、熱帯地方の植物は見てみたい気がする。
でも暑いからやだな(←根性なし)

続きはまた!

メガネを洗う?

昨日、近所のメガネ屋さんに行ってきた。手元にあるメガネがボロボロで、ノーズパッドなんかほじくったら崩れそう。レンズも傷だらけだし、いや、それよりローガンが進んで、全然目に合ってない。だましだまし使ってたけど、だんだんちょっとやそっとではだまされてくれなくなってきたんだよね。

いろいろ迷った末にフレームを決めて注文。そのあと、メガネ以外にレンズクリーナーもすすめられた。「時々こうやって、洗ってくださいね」と、実際に自分のメガネをそのクリーナーを使って洗ってみせる店員さん。私は感心しつつ「メガネって洗うもんなんですか?」と聞いたらびっくりしたように「洗いますよ!」とマジ顔で言われた。

すいません。私、20年間1度も洗ってませんでした……。

レンズクリーナーも買わせていただきました。申し訳ありませんでした。とんでもねえメガネユーザーじゃねえか。そりゃあぼろぼろになるってもんさ。べらぼうめ。

メガネは来週できあがる予定だ。

駅の新旧

京都駅のホームの屋根…「上屋」というらしいけど、いつも見るたび「駅舎は超モダンでかっこいいのに、この屋根はおんぼろのままだな」と思っていた。この間、行ったときもそう思ったのだが、「いや、待てよ?」と思って、帰宅後ネットで調べたら、この屋根って大正3年に二代目駅舎ができたときのものだとか。え、それじゃ100年以上前のものではないか! もはや建築遺産というレベルらしい。屋根を支える支柱なんか古いレールを使ったものらしいぞ。
ちなみに2代目駅舎は火事で全焼したそうだ。職員がアイロンした後ほったらかしてたとかで。いまの駅舎は4代目。

ふーん。そういうことなら今度じっくり見て、写真も撮り直すかな。

駅といえば最近、難波駅の2階がリニューアルした。なんばに行ったらいつも3階から長いエスカレーターで降りて、帰りも3階改札まで直行の長いエスカレーターに乗る。だから2階はなんばパークスに行くときしか利用しなくて、気づかなかった。こんなになってたことに。

なんだかわざとらしすぎて「パースやん」と思われそうだけど、私がiPhoneで撮った写真だからね。とはいえ、撮った本人も「パースにしか見えないな」と思う。写真だってば。
悪くないと思うけどね。

淀屋橋界隈

この間の土曜日は友人Maさんに案内してもらって、淀屋橋界隈へ。
まずはイタリアンのお店でランチ。テラス席が好評のお店らしく、Maさんに予約してもらってたのだけど、この日は曇り時々小雨というお天気。迷ったけど雨はたいしたことなかったので予定通りテラスへ。そしたら、目の前に中央公会堂。おー、かっこいい! 大阪には少ない(笑)あかぬけたオシャレなエリア、それが中之島。中でもやっぱり公会堂だな〜、と改めて思う。しかも、正面から見るより川を前にしたこのアングルのほうがよくない? 私はそう思った。

ランチもなかなかけっこうでした。

Maさんは職場が堺筋本町で、しかも運動のため通勤の際にあえてたくさん歩くような経路にしているらしい。だから、あちこちよく知ってるんだよね。えらいな。私なんか今日も歩数「17歩」だぞ。

そういうわけですっかりMaさんに導かれるまま、食後に歩いていると「マサヒコオズミパリ」の店に遭遇。え、なんやて?と聞きたくなる名前でしょ。「ZABUTON MONTBLANC(ザブトンモンブラン)」(さらに「なんやて?!」でしょ)とか斬新なケーキで知られるお店です。えらそうなこと書いてるけど、私もネットでちらっと見ただけです。なのに「あー、ここにあるんだ〜」とか言ってみる。そしてとにかく入ってみたら、「ザブトン」以外にも「ひえー」「アートやん!」と思わず声が出るような凝ったケーキがずらりと並んでて、店の雰囲気からして高そうなんだけどほんとに高くて1個1000円近くする。でも、かわいいので1個だけ買った。1個だけでもしっかりしたペーパーバッグに入れてくれたよ。

さらにMaさんに導かれるまま淀屋橋交差点の角に最近できたでっかいビルに。なんだかすごく威圧的で私なんか簡単に踏み潰されそうな気がするビルなんだけど、東京に行くとこんなビルが林立してていやな感じなんだよね。少なくともひとが「住む」街ではないなと思うけど、大阪も増えてきたな・・・とか思ってるうちにMaさんに導かれ(導かれっぱなしだ)ビル内の「猿田彦珈琲」へ。ほ〜〜〜。猿田彦。さるたひこ・・・さすが淀屋橋じゃのう。感心ついでにお茶したあとで猿田彦珈琲特製のドリップバッグも土産に買ってしまった。完全におのぼりさんモードじゃよ。

で、帰ってからマサヒコオズミパリのケーキの入ったバッグを開けてみたら、なんと。わりと気にせず持ち歩いていたせいで・・・・バッグの形をしたケーキの、取っ手の部分が折れてた。
なんとかのっけて写真撮ったけど、ちょっと悲しかったのじゃ。

さらば旧病院

私がお世話になってるK大病院。新しい病院がほぼできて、患者の移動なども始まってるらしい。新規受け入れは今はストップしてるとか。
今日はCVポートの抜去手術のために日帰り入院してきたのだけど、段ボール箱が廊下に並べられてたり、業者さんがそれを運んでたりして、若干落ち着かない感じだった。
来月、定期検診で行くときは新病院(うちから徒歩圏内になる)のほうに行くわけだ。
そうか、今日で終わりか・・・としみじみ、写真撮ってみた。
築50年超だけど、それよりもっと古くみえるかも? レンガ壁にツタだという設定のせいで老けてみえるかも。でもそこは計算ずくだろうから、いわば老けメイクみたいなものか。確かにすっかり年季が入っていい感じになってるんだけど、内部の設備などはそうもいかないしね。

と思ってたら、ポートは無事取り出せたけど、経過の確認のため(たぶん)、来週また行くことになった。なんだ、今日が最後じゃなかったのかよ。しみじみして損したわ。

さらば万博

10月13日までやってるけど、どうも私的には万博終了ぽい。
いや、あと2回くらいは行きたいなと思ってたんですが、最近の混雑ぶりが想像以上で、何回チャレンジしても入場予約できないんです。
根気よく、ひたすら1日がかりでパソコンもしくはスマホにかじりついてる覚悟でもあればなんとかなるのかな。無理だ。
そして、たまたま予約できて入れたとしても、あまりに人、人、人で疲れたとか気分悪くなったとか、結局どこにも(パビリオン)入れなかったとか悲惨な体験談だらけ。連日20万人超えてるみたいなので無理ないか。7月下旬に行ったときは10万人切ってて、たしかに人少なくて、自由に入れるパビリオンもちらほらあって、楽勝だった。これなら人にすすめられると思った。もうそんなときはないんだ…。私の万博はもう終わったのよ、あなた…。

まあ「すごい人やったよ」と聞くと、もうええわと思う人もいれば「それは行かなければ!」と思う人もいるんですね。確かに十日戎がガラガラだったらちょっと興醒めかも。阪神が優勝しても、戎橋がガラガラだったら誰も行かず、家でビール飲んでるよね。「盛り上がり」の現場に行ってみたい!居合わせたい!という気持ちってある。それはわかるけど。

でも、もっと写真撮りたかったな。

これは「休憩所1」。(名前、そっけなさすぎ)

これは「nul2」。

同じnul2も、別のところから見ると…空に溶けかけてるぞ!

おもしろいパビリオンだったな。中には入らなかったけど。

無事に文学フリマ終了

今日は文学フリマ大阪でした。インテックス大阪の会場、けっこう広いのだが1200超のブースが並ぶとなかなかの壮観。東京の文フリはさらに規模がでかいのに年2回もやってるらしい。すごいよね。
さらに最近はZINE(ZINEはMAGAZINEのZINE)フェスなんてのもあったりして、やっぱりみんな紙の本が好きなんだと思う。正確にいうと「紙の本を作る」のが好きなのであって、紙の本を読んでるかどうかは別の話だ。歌うことに熱心でほかの人の歌をちゃんと聴いていないカラオケ状態であるかもしれぬ。

本はほとんど売れなかったけど(笑)、超短編仲間に久しぶりに会えたり、デジクリの元デスク・Hさんに会えたり、今日はたいへんけっこうな日であった。「ひさしぶり」という、その期間中にはお互いいろんなことがあったわけだが、いま元気ならよしとしよう。そして来年も元気で会えたら十分だ。

本日の私の「売り物」のメインはデジクリ掲載作から比較的ましなものを選んでまとめた本(写真)。文フリのために作ったというより、本を作るきっかけとして文フリに参加したといえるかも。どっちでもいいけど。

あ、本がご入用な方は連絡くだされば送料こみで1000円で送らせていただきます。よろしく! B6判で152ページです。

(ここから追記)と書くだけではわかりにくいよね。すいません。あまりこういうこと経験なくて。
ご購入していただける方は yamashitakuniko@icloud.com までメールか何かでご住所(届け先)をお知らせください。そしたらすぐに本をお送りします。その中に口座番号とか書いたお手紙を同封しますので、お振込ください。そんな感じでいいのかな? 振り込み以外だと書き留め? 専用封筒を用意しないといけないから面倒だよね。とりあえずメールくださいませ。よろしくです〜。