大阪市内で生まれて中2まで大阪市内で過ごした私だけど、知ってるようで知らないところがいっぱいだ。まあ中2で大阪市を離れて転校したときからもはや大阪府民であっても大阪市民じゃないし。その後結婚して5年間大阪市に住んでたけど、それを入れてもたいした年数ではないので無理はない。でも、心は大阪市民なんだ。
金曜日にMMさん(Mのつく人がなぜか私のまわりに多いので、ここは彼女の姓のMと名のM両方とってMMさんとする)に誘われて、天満の天神さんあたりへ行ってきた。天満宮は兄の結婚式で行ったことはあるが、他は…たぶん行ってない。繁昌亭ができたとき、おー、絶対行くぞーと心に決めたのに行ってない。一体繁昌亭がいつできたと思ってるんだ私。2006年だぞ! 2019年にはすでに「リニューアルオープン」しとるわい!(Wikiによる)。すいません。面目ない。
そんなわけで、繁昌亭の前まで行きました。って、やっと行ったのに入ってないんかい!万博のパビリオンとちゃうぞ!
まあ今世紀中にはなんとか…。
いや、違うんです。
この日のテーマは「美しい手製本の世界」という展示会に行ってみませんかというMMさんのお誘いだったのです。なんでもMMさんのおともだちが、その教室に通っておられるということで。
天満宮からほど近いアトリエ兼ショップ(なのかな?)に行くと、趣向を凝らした手作りの「本」が大小いろいろ並んでました。フランスで行われたコンクールの参加作品もあったりしたのですが、それはサンテグジュペリの「夜間飛行」を課題として、自分のイメージした「夜間飛行」の装丁をデザインし、自分で製本するというコンクールだそうです。単なるデザインだけでないところがみそですね。デザイン自体も、グラフィックデザインではなく、革や布、糸を使う工芸の世界に属するもの。相当の労力と時間を要する、はまると大変なことになりそうな世界ではある。
写真撮るのをすっかり忘れてた。ほとんどの作品は手にとって見ることができたので撮影OKだったろうと思えるが…。
写真といえば、その展示会を見たあとにランチしよう、ということで適当に近くのお店に入ったのだが、そこは撮影禁止ということだった。
ちょっと変わった店で、この日のランチのメインディッシュは「ヤンニョムポークだけど、辛いばかりではなんなのであんこを入れた」という不思議な料理だった。
あん入りヤンニョムポーク。
よくわからないけど、たまたまあんこが余っていたようです。別に、そのせいで撮影禁止だったのではないと思います。
その後、「日本一長い」がキャッチフレーズの天神橋筋商店街を散歩。コロッケを揚げてるお店の前には行列ができて、外国の人の姿も見えた。最近はみんなSNSで調べてくるからなあ。私より絶対よく知ってると思う。
お茶するお店を探しながらぶらぶら。入ったのは「CAFE 大阪茶会」という「ここ、入れるんかな」と一瞬ためらうくらい渋い店構えのカフェ。入って行くと奥のほうは普通のカフェだった。頼んだメニューは「ほうじ茶ラテ」。そこらのなんとかバックスのほうじ茶ラテと全然違うぞ。ほら。
左の小皿に乗っかってるのは「フリーズドライ小豆」だそうです。これがなかなかおいしかった。かすかに甘く、軽〜い味。気に入ったので小さな袋に入ったのを買って帰りました。コーヒーのあてによさそう。ダイエット中だけど、これくらい大丈夫だろう。たぶん。
この店はお茶とか小豆を生かしたメニューが豊富にあるみたい。
あずきというと「ヤンニョムポークあんこ入り」を思い出しそう。天神橋界隈ではあんこが名物、ではないと思いますが。
なんだかMMさんと「ええとこ〜」してきたような日だった。