月別アーカイブ: 2016年10月

部屋干し

なんだか更新が遠のいているが元気でやっております。ただし、カメムシ問題(え、ここでは書いてなかったっけ?!)がその後もまだ解決をみておらず、おとといもサッシを開けたとたん、そのサッシ自体に張り付いているカメムシを発見! 思わず息をのんだ。すぐ閉めたけど。

そういうわけで、昨日洗濯したんだけど・・・・部屋干しした!

途中で雨が降ってきてやむなく部屋に取り込んで、というのはあるが最初から部屋干しというのは初めてだ。いいんだ、もう。

で、なんでも発見というのはあるもので、部屋干しして発見したのは「洗濯バサミがほとんど必要ない」ということだ。あれは風に飛ばされたり、落下したりするのを防ぐものだもんね。部屋干しなら別にいらないのだ。
ずっと部屋干しばかりしてたら、洗濯バサミや物干し用のハンガーやタコ足も劣化せずに長持ちするんだろうな、と思う。なかなかいいじゃないか部屋干し!
もちろんデメリットもあるわけで、それは乾きにくいということ・・・わかってるよそんなこと。でもまあ、「いつか乾く」と信じて待つのみ。着替えのパンツや靴下さえ多めに備蓄しておけばどうってことない。丸一日ぶら下げといたらすっかり乾いたし。

いや、ほとぼりがさめたらもちろん、屋外に干すつもりだけどね。

洗濯の話のついでに。
うちの洗濯機の「終わった」合図がすごくかわいい。最後にぶ、ぶ、ぶ、ぶと10回鳴る。それは別にかわいくないのだけど、10回ぶ、ぶ、と言ったあと、ごく小さな音で「・・・トゥン」と鳴る。なんだか恥ずかしそ〜に鳴る、その音がかわいくて、何回きいても笑える。
前に書いたことあるけど、家電製品の音って買う前にはちゃんと確認できない。だから、思ったよりうるさいとか甲高い音がするとかでがっかりすることも多い。でも、思ったよりかわいいこともあるんだー、と思う。

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美術館に行く

今日は友人のKGさんが作品を出しているという展覧会を見るため、久保惣美術館に行ってきた。
で、会場の市民ギャラリーに向かうときに初めて「で、何を出してるんだっけ?」と思った。KGさんといえば写真はうまいしCGもばりばりだし、水彩画とかアナログの絵画もうまいんだけど・・・ま、たぶん写真だろ!と思って行った。行ってみると、油絵から水彩、立体とかいろんな作品が分野別に展示されていたが、「写真」のコーナーがない?! ええっ?

・・・・CG作品だった。水彩画やパステル画と並んで、ひとり異彩を放っていたのであった。

その作品展を観たあと、美術館で開催中の特別展「響きあう美」を鑑賞。収穫だったのは、若冲の「乗興舟」という絵巻が展示されていたこと(初めて観た)。知ってる人は知ってるのだろうけど、拓版画という技法で、元の版木はふつうの版画の版木のように裏返しに掘るのではなく、そのまんま掘る。その上に紙を乗せて拓本の要領で墨を置いていく、らしい。だから、モノクロなのだが、これがめっちゃ好みだった。ほ〜〜〜〜〜・・・かっこいい!
もともと絵巻物って好きなんだけど、これはまさにツボだった。モノクロといっても結構こまやかな階調もあって・・・そこは若冲じゃなくて職人さんの技量もあるんだろうけど・・・いや、おもしろかった。

写真は美術館の庭に咲いていたホトトギス。iPhoneで撮影。

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映画観てきた、昨日

ちょっと時間ができたので気分転換にと映画に行ってきた、昨日。
でも、最近あまり映画に行ってないので嗅覚がにぶって、何を観ればいいのかわからない。しょっちゅう行ってると「次はこれだな」「てことは、先にあれを観ておかないと」となって悩む余地もないんだけど、いまは途方に暮れるばかり。
それで「怒り」を観てきた。

力作と評判であるが、確かにのっけから「力作」臭がぷんぷん。別にいいんですが。

同じ吉田修一の小説「悪人」は新聞連載時に読んでいて、毎回どきどきした。すごいと思った。束芋の挿絵と相まって、あんなに新聞小説を楽しみにしたことはなかったと思う。終盤近くなってちょっとトーンダウンした感じはあったけど・・。それで映画になったときは小説のイメージが壊れるんじゃないかと思って行かなかった。
今回は反対に原作を読んでない状態で映画を観た。でも、確かに画面から伝わる空気は「悪人」に通じるものだ。映像も、「おえっ」となるシーンからうっとりするくらい美しい海まで、存分に見せてくれる。俳優たちの演技も申し分ないです。※宮崎あおいがこの役のために7kg増量した、とどっかに書いてあったけど、あれで?!びっくりです。
ともあれ、よくできた映画なのでしょう。文句つけにくいな・・。

ただ、私がひっかかるのは(原作のことだけど)「なんで3つの話が並行して書かれなければならなかったのか」だ。ひとつの話でこのテーマを描くことはできなかったのかという。
と書いた瞬間に、それが小説家の野心というものじゃないか、とも思う。野心のない小説家などうしろのやまに捨てられて当然だからな。

あと、私は時々ここでも書くように人の顔が全然覚えられない。「ど根性ガエル」のドラマをつい最近、毎回見てたのに松山ケンイチの顔はいまだにぼんやりとしか覚えてない。綾野剛ははじめて見たけど、森山未來は何回も見たのに、次に何かで見ても判別できる自信がない。そういう顔のひとばかり集めたのかもしれないけど・・・(そうだよね?!)。
私なら犯人が近くにいても、テレビやポスターで見かけた指名手配の顔写真と一致することに気がつかないと思う。あるいは、どの人も犯人に似ているように思うかも。だいじょうぶか、私。