月別アーカイブ: 2022年2月

また高いところから

うちの近所の団地建替工事現場。これは近くの高層団地の14階から。
今回は広角で撮ったので、さすが、現場全体がすっぽりと収まった。

画面下・中央付近に斜めに伸びる陸橋はいつも買い物の行き帰りに通るところ。
ちょっと前は、買い物帰りに通る時、前方に何もなく、空が広々と見えていたものだけど、最近は行く手にこれらの建築物が壁のごとく立ちはだかるのである。完成時は11〜14階ということだから、今やっと半分くらいか。14階だと相当の威圧感かと思うけど、まあいつものようにすぐ慣れてしまうのだろう。

陸橋のそばの法面に丸いものが点在しているが、これはパンパスグラス(別名:シロガネヨシ)の株の、上部がすっかり刈り取られたやつ。今の季節はいつもこんな様子だ。

高いところから

相変わらず高所恐怖症のくせに時々高いところから写真を撮りたくなる私。

今日もワクチン接種の帰りに、空がとてもきれいだったので、近くの15階建の高層住宅から撮ろうと決めた。

ところが行ってみると、ちょうどエレベーターの点検か何かしてるみたいで作業服姿のお兄さんがいる。
私を見ると「こんにちは!!」と、やたらと明るく、にこやかに挨拶する。
しかし、私の耳にはその挨拶の裏に(ふふふ、わかってますよ。この住宅の住人でもないのに最上階まで登って写真撮ろうと思ってるんですね。わかりますよ、わかりますよ。時々あなたみたいなお調子もんがいますからね・・・どうぞ・・・15階まで行って好きなだけ撮ってください・・・)という男の内なる声が・・・。

なんかいやだから12階に行って撮った写真がこれです。ふんっ。

撮り終わって、帰りはエレベーターを避けて階段で降りたが、降りたところにまたさっきの男がいて「こんにちは!!」と言われた。

書店にて

昨日、本屋で立ち読みしてたらご高齢のご夫妻の会話が。

新刊の派手な文庫本を平積みしてあるのを見ながら、夫らしき人「最近、読む時間もあんまりないけど・・・なんかワクワクするな」

さらに「『わたしの幸せな結婚』やて・・・幸せやったか? 幸せやったか?」と、妻らしき人に聞いてるみたい。二回も。

声が大きいので、絵のような距離感でもはっきり聞こえた。おそらく店内のかなりの人が「奥さん、なんて答えるんやろ・・・」とハラハラしたと思うが、答が返ってくる前に夫らしき人はさっさと別の話題に切り替えてた。ちょっとホッとした(笑)

あとでそのコーナーを見たら「わたしの幸せな結婚」は、派手な表紙が並ぶ中でもひときわ派手な本だった。
「ワクワクするな」はよかった。

千枚漬け

千枚漬けを作った。しかも2回目。

ある日、「あー、千枚漬け食べたいな」とふと思ったらその日の朝刊に千枚漬けの作り方の懇切丁寧な説明が載っていた。これは運命。

早速その日のうちにかぶらとお酢を買いに行った。長らくわが家にはお酢なんてなかったので。

お酢はすぐに買えるが、かぶらは意外と売ってなかった。少なくともいつも行くわが家から最も近いスパーにはなかった。ここで「うーん」と悩み、駅の向こう側のデパートに。するとあった。しかも「聖護院かぶら」。さすがデパートだ。でも、重いのなんの。それを買ったら他に何も買えない。ゴロンとでっかいかぶらだけ下げて、とぼとぼと帰らないといけなさそう。カット売りしてくれたらいいのに。ここでまた「うーん」と悩み、その日は帰った。

数日後。近所のスーパーでは依然として、ない。野菜売り場を何回ぐるぐる回ってみても、ない。そこで、ダメ元で例のデパートに行くと、あった。2分の1にカットされた聖護院かぶらが! よく見ると表面がやや乾燥気味で、ハハーン、やはり「ホール」では売れなかったんだな。ふふっ。

で、半分でも重かったけど買って帰り、作ったのが1回目。まずまず美味しくできた。いや、単にお酢と砂糖と塩、それに昆布と鷹の爪をジップロックに入れて、薄く切ったかぶらをそこに放り込んだだけ。簡単だから作る気になったんですってば。

その後、近所のスーパーで初めて「小かぶら」が売られているのを見た。小かぶらといっても直径7〜8センチくらいあって、十分なサイズ。でも、作っちゃったしな、千枚漬け・・・。

そして、先に作った千枚漬けを全部食べ終わったころ。
近所のスーパーに行ったらその小かぶらが見切り品コーナーに! 葉っぱが短くカットされてたが、白い部分は全然きれいで問題なさそう。3つ束ねて98円。安い。これも運命か(運命が小ぶりすぎる)。迷わず買って帰って2回目を作ったわけだ。

要するに、かぶらは大根やキャベツみたいに年中あるわけじゃなく、しかもあまり売れない野菜なんだね。この年にしてやっとわかった私。この分だと近い将来かぶらは国内では生産されなくなるのではなかろうか。日本の農業の明日を憂う私であった。

下の写真が2回目の作品。

映画観てきた

次に観る映画は「ウエストサイドストーリー」のつもりだったがウェス・アンダーソンの「フレンチ・ディスパッチ」が近所のシネコンで上映中なのがわかり、こりゃあ多分すぐに終了するぞ、と急いで行ってきた。

ウェス・アンダーソンはこれまで「グランド・ブダペスト・ホテル」を観ただけだが、おお、こんな監督がいたんだと感心した。今回も大変けっこうでした。けっこうすぎてちょっと疲れたかも。

下は出演俳優の一人、フランシス・マクドーマンド、のつもり。他にもエイドリアン・ブロディとかベニチオ・デル・トロとか、いずれ劣らぬ風貌からして大変個性的な俳優たちが出ているのだが、この映画では普段の映画に比べてあまり目立ってない。映画自体が個性的であるからどうってことないのである。

いやー、しかし、リモコンで止めてゆっくり見られたらよかったのにと思うところがいっぱいあった。テンポが早くてあれよあれよという間に進むので。モノクロとカラーの塩梅もけっこうでした。