月別アーカイブ: 2023年4月

映画その他ここ数日

ばたばたしていてブログ書けなかったのでまとめて。

9日は統一地方選挙だった。予想された結果。暗澹たる気分。

映画を観に行ったんだった。しかし印象薄い。
何を観たかというと「生きる LIVING」。黒澤の有名な、でも私は観ていないし観る気がしない映画「生きる」のリメイク。舞台は1950年代のロンドン、脚本はカズオ・イシグロ。映像はとてもすてき。(冒頭はまるでそのころのフィルム映像でどうなるかと思ったけど本編はふつうに美しい、現代の映像)でも、印象薄い。ものたりない。話が甘すぎるんじゃないか、と甘いお話が好きなヤマシタもつい言いたくなる。ああそうか。「美しくないもの」が映像からもお話からも除外されてるわけだ。

高校の同級生たちと会っておしゃべりした。さすが年取ったものだ・・・私が。
あのころみんな、世間のこと何も知らない高校生だったのに、みんな苦労したよね、と思ってジーン・・・となる自分にがっくりくる。まるでふつうのばあさんだ、これじゃ。そして「それで何が悪い」とたちまちつっこむもうひとりのばあさん、自分がいる。

ここ数日、頭が痛い。いや、これは比喩ではなくほんとに頭が痛い。バファリンのめばすぐ治る程度だけど。
病気になったとき「なんだかこのごろしんどいな」と思い始め、それがなかなか治らず、ひどくなる一方だった記憶があるので、体調がちょっと悪いだけで心配になるのだけど、今はたぶん疲れてるんだろうと思う。病気して以来、毎日体重と体温を測るのが習慣になってるけど別に熱も出ていないし。体重は、やっとダイエットの効果が出てきたかなというところ。

そうだ。しばらくぶりに難波で下車したら駅前が工事中で信号がなくなってて、そういえばここ、歩行者天国にするというニュースをだいぶ前に読んだなと思い出した。

というわけで、写真は難波の駅から少し歩いた「でんでんタウン」のとこの交差点。

また新聞のことを考える

4月5日の朝刊を手にしたら1面に「読者のみなさまへ 購読料改定のお願い」とあった。「5月から月ぎめ4900円に」と。
現在は4400円。今はなんでもかんでも値上げだが、朝日新聞は2年ほど前に値上げしたばかりだ。その時は読売が先行して値上げ、朝日が遅れて値上げして同額に並んだ。今度は読売はしばらくは値上げしないという。でも、たぶん様子見でそのうち上げるのだろう。

朝日についてはそのちょっと前にも「河北新報に委託している朝刊印刷を拡大して宮城、山形、福島の3県について、一部印刷から全県分の印刷に切り替える」との記事が出ていたし、値上げが報じられた同じ日には「5月1日から、愛知、岐阜、三重の3県で夕刊を休止」との記事も出ていた。状況はかなり悪いようだ。

前もこのブログで新聞のことを書いた。そのときは朝日もどこも、根性なしでつくづくいやになった、ようなことを書いたように思う。購読料も高いし、そもそもネットに比べて遅いのはいうまでもなく、だからもうやめようか、でも・・・みたいな。

今回、さて自分はどうするつもりなのかと自分で考える。なんだかしょっちゅう試されてるような気がしてほんと、めんどくさいんだけど、たぶん、このままヤマシタさんはやめないようである。

どうもやはり、自分は新聞や雑誌が好きだし。ニュースは速報性でネットに劣るけど、すでに今はネットと併用なわけだから別にいい。そして、新聞はニュースだけではない。ニュースを拾い読みするだけの人ならネットニュースのつまみぐいで十分だと思うけど、たぶん私はそれだけでは毎日が味気ないと思うようになるだろう。無理。

このままではそう遠くない「新聞の終焉」を見届けるのも悪くないか。そんなことを思い始めた。

写真はクスノキ。昨日は雨だった。