月別アーカイブ: 2013年4月

今ごろ文フリかよ

はい、すいません。ばたばたしておりまして風邪も長引いたもんで、4月14日にあった文学フリマのことを今ごろ書いてるわけです。遅い。どんくさい。何しとってん。はい、なんとでも言ってください。
下の写真は当日買ったもの、などです。

0430_2右の方に見えるのは超短編の友人が発行しているフリーペーパー「コトリの宮殿」(もちろん無料)。いいですね。こんなの好きです。手軽に読んでもらえるし。スペースが広いので意外とレイアウトの冒険とかできそう。
左上のほうにちょこんと見えてるリボンのかかったのはいわゆる豆本。かわいいので衝動買いしました。
その豆本の下敷きになってしまってる(すいません)冊子はやはり超短編筋の7人の書き手の作品とイラスト(ミズタニカエコさん作)を見開きページに収めるというコンセプトでつくられた「七角錐結晶体」。その上に小さな三角のおもちゃみたいなのが2つ載ってますが、これも超短編作品。ぱらぱらぱらっと開くとちゃんとひとつの物語が印刷されているという。
左端に少しだけのぞいているのはプロのエッセイイラストレーターMONさんのミニ本シリーズのひとつ。すてきなので2冊買いました。

で、いちばん手前に並んでいるのは私がつくった「みっどないと文庫」の3冊(いや、4冊です。そのうち1冊を開いています)。どれもはがきサイズで16ページ。1冊50円で販売しました。
まだ少し余ってるので、もしほしいという奇特な方がおられたらメールくださいね。

本町橋

今朝の新聞によると東横堀にかかる本町橋が5月(あ、明日から?!)で、できてから100年になるそうだ。重要文化財になっている東京の日本橋と2年しか違わない、らしい。それでいろいろイベントも行われるそうだが、本町橋、本町橋、本町橋・・・なんか行ったことあるよな・・・と思ったら、去年「まにフェス」に行ったときの近くだ。写真も撮ったような。

と思ったらまともに撮ってなかった。「本町橋から」撮った写真はあったけど。

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ほぼ1年前、4月下旬だったので、東横堀には桜のはなびらが散っている。
橋そのものは欄干をiPhoneで撮った程度。あ、この写真の端っこにもちょっと写ってるわ。

やまたけビル

前からあるビルのはずだけど、いやに目立つなと思ったら・・・隣の旭屋がなくなったからだ!
しばらくこのへん来てなかったもんで。
中央分離帯の木がじゃまだけど、そこまで行って撮るわけには・・・向こう側にわたってしまえば全体は撮れなくなるだろうし。
と悩んで、そのまま撮った。
このあと、カメラケースがないことに気づき、バッグの中を探しまくったが、ない。これを撮ってるときに落としたみたい。まあいいわ。しばらくケースなしでいってみる。
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映画観てきた

今日は「変態仮面」を観てきた。
ふだん漫画を読んでないけど、これはたまたまちょっとだけ読んだことがあった。

会社の近くに喫茶店があった。まんが雑誌が置いてあって、サービス券を10枚(だったかな?)集めるとコーヒー1杯ただで飲めるという、そんな喫茶店。そこであるときふと手に取った雑誌にこれが載ってて・・・まじびっくりした。よくこんなこと考える人がいるもんだなーと。
とはいっても毎週読んでたわけでもなく、あくまで「通りすがりの読者」でしかないのだけど、映画になったと知って、へー、あれがねー、うん、観てみるかと。

映画は期待以上のおもしろさだった。笑った。鈴木君、いい男だし。戸渡先生にはおどろいたが(爆)
そばの席の男の子たちも「あー、ひさしぶりに笑った」と言ってた。私の斜め前はカップルだったけど、カップルで変態仮面は・・・ま、いいかw

漫画の変態仮面は92〜93年に連載されたらしい(Wikiで知る)。すると、ああ、あのころって、会社でこんなことがあって、あんなこともあって、それで一人であの店に行ったりしてたんだなと思いだした。
その店はその後なくなったが、私はまだ同じ会社にいる。あの漫画が「まさかの映画化」されたときに、まさかまだいるとは。

顔が覚えられない

ここんとこ「バタンキュー」(死語?)の連続だったが、やっと落ち着きそうな気配。

それはそうと、日曜日、ある会場で「ヤマシタさん? あの・・・○○です」と話しかけられ、なかなか思い出せなくてあせった。だいぶたってやっとわかり、「あー、○○さん! きゃー、すいません!」と思わず叫んだが、なんで私はこんなに覚えが悪いんだろう。
だいたい顔を覚えるのが苦手である。近眼だが、ふだんはめがねをかけていないことが多く、初対面の人の顔をちゃんと見ていないことが多い。たぶん。あんまりまじまじ、顔を近づけて見るのも変だし。
いや、そういう問題でもないな。テレビを見るときはめがねをかけているが、俳優さんの顔がなかなか覚えられない。名前は割とすぐ覚えられるのだけど、その名前と顔が結びつかない(だから覚えても意味ない)。
他のひともそんなもんかもと思っていたが、日曜日の件でやっぱり私は覚えが悪いとさとった。リアルであったのはほんの一、二度なんだけど、それって○○さんも同じなわけで、でも○○さんは私のことを覚えていたんだもん。そういえば似たようなこと、前もあったっけ。スーパーで話しかけられたけど最初のうち全然思い出せず、話しかけられるものの気もそぞろだったこと・・・。あー、なさけない。申し訳ない。さぞかし失礼な人と思われてるだろうな。

写真はそれとは関係なく、その後のカエデ。羽根のかたちをした種ができている。さ、元気に飛び立つんだぞ!

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昭和40年は大昔

どこかでだれかが紹介していたのを読んでおもしろそうだったので山野浩一「鳥はいまどこを飛ぶか」を図書館で借りて読んだ。
図書館にあったのは昭和50年刊の早川文庫で、巻末にはコンピューターで管理される前の時代の遺物ともいうべき貸し出し票(だったっけ? 返却期限がゴム印で押されているやつ)が張り付けられ、紙も相当に黄ばんだ本だが、表題作は今読んでもおもしろい野心的な作品だと思った。

で、これは短編集なのだが、その中に「地下鉄紳士」という吸血鬼(!)の話も収められている。その冒頭を読んでびっくりした。下のようなものなのだが。

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さて、みなの衆。今、日本にどれだけ地下鉄があるか御存じかな。御存じの方にはくどいようで気の毒だが一応紹介させていただこう。
東京に5本。丸の内線、荻窪ー池袋。銀座線、渋谷ー浅草。日比谷線、中目黒ー北千住。都営線、大門ー押上。それに、東西線、高田馬場ー九段下が開通している。その他、中野坂上ー方南町があって、京王帝都、京成、が一駅間地下へ潜っている。
大阪には三本。新大阪ーあびこ。大阪港ー本町。玉出ー大国町。その他、京阪が天満橋ー淀屋橋、阪神が少し地下を通る。
名古屋には一本。名古屋ー東山公園があり、名鉄、近鉄が名古屋付近で地下鉄となっている。
また、阪神が神戸市で春日野通ー元町、阪急が京都市で西院ー河原町を地下鉄として走っているが、大きく地下に潜っているものは、その程度であろう。(以上昭和四十年六月現在)

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ひえー。ということは、昭和40年には、長堀鶴見緑地線(花の万博にあわせてできた)や今里筋線(まだ乗ったことない)はなかったのはもちろんだけど、谷町線や千日前線もなかったのか?! 中央線も本町より東はなかったのか。四つ橋線も玉出ー大国町って・・・がくぜん。考えたら「ほとんど50年前なんだからそんなもんでしょ」な話かもしれないけど、よくまあそれ以降どんどん地下鉄をつくったものだ。
東京も当然「5本」のはずがないけど、あの(現在の)路線図を思い浮かべただけで頭が痛くなりそうなのでそれは横においとく。

「地下鉄紳士」には「BG」という言葉も出てきて「うわっ」と思ったが、この作品では作者は意図的にその時点での風俗をふんだんに取り込んでいる。古びるなら古びよ、という気持ちだったのだろう。それはそれでよし、だ。

風邪がしつこくて

しつこい風邪でいまだに声がまともに出ない。日曜日の文学フリマのときはいつもよりハスキーながらも会話できる程度には出てたんだが、翌日にはむしろ後退していて、水曜日の今日もまだ「どうしたん、その声」と笑われる状態だ。

そうそう、その文学フリマのことも書けないままだった。お世話になりました。楽しかったです。超短編の仲間とはいつのまにか昔話ができるほどのつきあいになったのだなあと、ひそかにしみじみしてしまったし。
私の本を買ってくださった方、ありがとうございました。

あ、「シンクロニクル」買うの忘れた(とふと思い出す)。

とまあ、そういうわけで(?)明日のデジクリはお休みさせていただくことにしました。すいません。みなさんも風邪にはお気をつけくださいませ。

明日は文学フリマ

明日は中百舌鳥の堺市産業振興センター(旧じばしん南大阪)で「文学フリマin大阪」があります。私の友人が「超短編かいわい」という名前のグループとして参加することになっていて、「ヤマシタさんも、何か置くものがあればどうぞ」とありがたくも声をかけていただいたもんで、ご厚意に甘えることにしました。もちろん、お手伝いもできるかも、と。

てなわけで、今日は紙をカッターで切ったりホチキスで綴じたり、個人誌作りに精を出しておりました。

え? 前の日に? そういうのを泥縄っていうんだよって? ですよね(爆)
まあ、おなじみのA6判のささやかなものです。お時間ある方はのぞきに来てくださいね!

写真は、その冊子つくりの痕跡というか、紙の切りくず。

文学フリマについてはこちらのサイト参照。http://bunfree.net/

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