月別アーカイブ: 2020年9月

体温計

私の体温は平熱時でだいたい35度台。だから「しんどいな」と思って測ってみて37度しかなくても「いや、平熱が低いからこれでもけっこうしんどいはずだ!」と自分で思って納得させていたが、いつもいつも測ってるわけじゃない。もしかしたら「平熱で35度台」と思ってたのが、たまたま低いときだったり、私の測り方がおかしかったのか?と思ったり。

で、最近、入院していたときの習慣もあって「しばらく毎日体温を記録してみようか」と思いつき、測ってみた。
するとやっぱり、毎日35度台。34.9度なんてときもあって、おいおい!て感じだったけど。

ところが、最近あちこちでいわゆる非接触式体温計で体温を測られることがあるよね。仕事先でも歯医者でも、「ちょっとすいません」と言っておでこあたりに向けられて「はい、○○度ですね」という、あれ。あれで測るとどうも高めになるようだ。だいたい36度台。朝、家で測って35.5度だったのに出先で測られると36.9度だったこともある。私の感覚でいうと「発熱」状態。いつの間に熱出たんだ!と思うけど、いったいどっちが正しいのか。体温計ってそもそもそういうアバウトなものなのか。しかし、それなら「37.5度以上の熱が4日続いたら」相談しろとか、そんなこと言ってた時期もあったけど、それって何を基準に?

昨日シネコンに行ったときはこんなので、「この中に顔が入るような位置に来てください」と指示された(下の絵。あ、モニタ画面はほんとはもうちょっと小さいけど、大きめに描いてます!)。珍しかったので気を取られて覚えていないけど、このときも確か36度台だったような。
うちの体温計が「控えめ」なのかもしれない。持ち主に似て。

映画観てきた

映画観てきた。すっごいひさしぶり。今年はじめてだ! うれしくて泣きそう。しかもクリストファー・ノーランの「TENET テネット」。

なんか知らんけど時間が逆行してどうこうする映画らしい、ということはかろうじて予備知識として持っていたけど、あとはわからないまま観た。うん、おもしろかった。かっこよかった。期待どおり。
時間逆行の件は始まって割と早い時点で気にしないことにした。「おもしろかったと言うけど、あんた、話わかってたんか?!」と聞かれたら迷わず「はい、わかってません!」と言うつもりだ。
ものすごくテンポが早く、その合間にちゃちゃっとセリフで説明されるけど、そんなもんでわかるわけないし(少なくとも私には)、それより見てるうちに〈ん、ひょっとしてこの映画、そのへんはどうでもいいかもしれない・・・〉という気がしてきて。つまり、それはそれで単なるアイデアというか制作のきっかけにすぎないわけで。

時間が逆行するというのはアイデアとしておもしろいし、人や車が後ろ向きに移動するのは「ほ〜」だけど、「インセプション」に比べたら視覚的な驚きはさほどでもない。なので、主眼は派手なアクションシーンに置かれて、全体としてはかっこよくてカシコそうで超スマートな一大アクション映画ができあがったという印象だ。2時間半という長さだったことは観終わってから知ったが、あっという間で、終わって時計を見て「ええっ!?」と思ったくらいだ。予告編ってどんな映画でもそこそこかっこよく見えるけど、テネットはまあいわば、予告編のかたまりみたいなもんだった。

主演のジョン・デヴィッド・ワシントンは、あのデンゼル・ワシントンの息子。デンゼル・ワシントンといえばかつての職場の同僚・Nさんのお気に入りだったことを思い出すが、その息子がもうおっさんなんだよね。そういう私がそのころ夢中だったキアヌやラッセル・クロウも四捨五入したら60だもんな。ひえー。

そうそう、重要な役で出てくるのがエリザベス・デビッキという女優なのだが、背が高い、顔ちっさい、手足長っ! と思ったら身長191センチだそうな。やっぱりねー。


帰り道に

で、歯医者の帰り、駅前で見知らぬ人(女性。私より年長)から声をかけられた。なんだろうと思ったら眉をひそめて
「あんたのそのマスク(今日は黒のマスクだった)、すごいわ・・・不吉やわ! やめてほしい!」と言われたのだった。

思わず「あ、すいません」と言ってしまったけど。ええっ?!

歯医者通いは続く

というわけで、欠けた歯の治療(補修工事というべきか)に通っていたのだが、だいたい終わった。

もう7〜8年前になるが、やはり突然欠けた歯の補修工事をした時、いちばん嫌だったのは歯にかぶせるもの(クラウンというらしい)を作るための「型取り」だった。と言っても、当時の私は歯医者経験が少なく、よくわからないまま、ただ医者の指示に従っていた。すると突然、何かポヨポヨする大きなものを口の中に突っ込まれ、「そのまましばらく待っていてください」と言われた、あれが型取りだということも知らなかった。その「しばらく」がどんだけしんどかったか。もう、逃げて帰りたかったくらいだったが、なんとか我慢して、耐えて、辛抱した。どれも意味一緒だけど。

あんまり辛かったので、その次にまた歯が悪くなった時「このあいだのあれはもういやです」と言ったら、医者は変な顔をしたけど、とりあえず、やらなくてよかった。その歯はクラウンを作らず、白いものを上からつめただけで終わった。ほっとした。

それで、今回も早々と「私、痛いのは我慢しますけど、型取りがすごく苦手なんです!」と宣言しておいた。
それでも型取りをパス、というわけにはいかなかったのだけど、一応わかってくれたみたいだし、以前よりはだいぶ楽だったのは多分、この7〜8年間に技術の進歩もあったのかと思う。
型取りするときに歯にあてがうものが随分小さかったし、時間も短かった。事前に「2分くらいで済みます」と聞かされていて「ほんまかいな。安心させようと思って嘘言ってるだろ〜」と疑ってたけど、ほんとにそのくらいだった。スタッフの女性がその間、ずっと手で持ってくれていたので、なんとなく安心感もあったし(結局怖がりなんです)。

そういえば以前の歯科医院では「歯石も取っておきましょうか。一応、今日は半分だけにしますね」と、まるでお試しサービスみたいにやってくれたのだけど、手作業でコリコリ、と(どんなふうにやってるのか見えないけど)地味な作業を延々と続けていたような。でも、今の医院ではシャ〜〜〜〜〜〜ッ!、シャ〜〜〜〜〜〜ッ!、となんかよくわからん道具を使って一気にやってくれた。時間的には割と長かったので途中しんどい時もあったけど、いっぺんですっかりきれいになったのは感心した。

で、欠けた歯の補修が終わり、ついでにすごい昔(なんと、中学生の時!)に治療した歯の被せ物がすり減って穴が開いてたのも修繕してもらった。やれやれ、これで終わりかと思ったら「ここの歯と、ここの歯は歯槽膿漏が始まってます。これを今のうちに止めておかないと・・・」と言われて大ショック。
とりあえずまた行って歯石を取ってもらうことになりました・・・。

ミンミンゼミ

関東には多いが関西には少ないといわれていたミンミンゼミだが、数年前からうちの団地で声を聞くようになった。今朝も鳴いていた。時期的にはクマゼミよりだいぶ遅いようだ。今はクマゼミはとっくにいなくなって時々ツクツクボウシが鳴くくらいだもん。

クマゼミはせわしなくてうるさい、大阪らしいとかよく言われるが、ミンミンゼミも全然負けてない。だいぶ前に東京で初めてその声を聞いたときはびっくりした。文字で「みーん、みーん」と書くとおとなしい印象だが、実際にはかなりの大音量で「ミーン!!!ミーン!!!!」と、ゴチック文字(それも「H」、本文が10級だとすると56級くらい。ついでに平体2くらいで。なんとなく)にしないと伝わらなさそうなうるささである。しかも「ミーン!!!ミーン!!!!」を繰り返したあと「ミヒミヒミヒ・・・」と、こもった声でツクツクボウシみたいに小刻みに鳴いて演奏終了。変。といって、クマゼミの演奏ラストはどうだったか、すぐに思い出せない。クマゼミというと大勢が一斉に鳴いて、もう鳴き声が団子になって何がなんだかわからないとこしか思い出せないので(それも、朝がいちばんひどい。午後にはもう静かになる)。

それにしてもいよいよセミの世界でも関東勢におされるようになってきたのか。セブンイレブンも増えてるしなあ。

写真は数日前に近所で撮ったもの。今日は天気悪いですが、この日は猛暑日でした。