月別アーカイブ: 2021年9月

ヒガンバナ

ウォーキングがてらヒガンバナの写真でもと思って午後、出かけたが、早くもヒガンバナは盛りを過ぎて花弁の縁が白っぽくなってるものが多かった。アップで撮るのはためらわれたが、一応。なんとか、いけるかな。

でも、よく考えたらまだお彼岸の期間中だ。
今年は自粛して早めに切り上げることにした、なんてことないよね。

みさき公園駅

前回の続き。

淡輪駅から戻ろうと思い・・・いやこの辺は海が近いはずと思い、ちょうど駅前に観光地図があったので見ると、割と近くに「深日港駅」がある。おお、良さそうだ。多分、田舎のひなびた駅であろう。決めた、そこへ行こう、と思って、下りの電車に乗る。

ところが、みさき公園駅を出ると、電車はどんどん山のほうに入って行く。え?え?と思ってるうちに電車が止まる。「孝子(きょうし)」駅。またも無人駅。あたりはひと気もなく、彼岸花がいっぱい咲いてるあぜ道があったりする。海、遠そう・・・。

なんじゃこりゃと思って調べると、「深日港」に行くには「みさき公園」で多奈川線というのに乗り換えないといけなかったのだ。地図が見にくかったんだもーん・・・まあ南海本線に乗り慣れてる人にとっては当たり前のことなんだろうけど、知らなかったわ多奈川線なんか。

仕方ないのでまた孝子から上り線に乗って戻り「みさき公園」駅へ。深日港に行くにはここから乗り換えなのだけど、どんどんその気がなくなりつつある。でも、なんか見晴らしがいい駅だ。
遠くに灯台が見える。

へー、こんなとこに灯台があるんだ。

と思って撮ったけど、これって、みさき公園内の「観光灯台」だそうだ。本当の灯台じゃなく(後で知ったこと)。
もちろん、みさき公園も閉園してしまったしな。

みさき公園には2回だけ行ったことがある。たった2回だけど、どちらも話せば長い物語、的に思い出があるのだ。
それはまた、いつか機会があれば。

で、結局深日港には行かず帰ってしまったのでした。

みさき公園駅のホームから。左手、丘の上に灯台が見えるでしょ。

ズームいっぱいにして撮ったもの。電線が邪魔かも。
なかなかちゃんとした灯台ではある。適度に朽ちていて写真に撮るのも面白いかもしれないけど、何せ閉園してるからな・・・。

淡輪駅

今日は友達の参加しているグループ展を見に行った。
会場は南海本線尾崎駅近くのサラダホール。
尾崎は初めて降りる駅。
ていうか、南海本線はあまりなじみがない。初めての駅だらけだ。
それで、展覧会を見終わってから、ちょっと先の淡輪駅に行ってみた。駅舎がちょっとレトロで面白いのは知ってたので、いつか行こうと思ってたのだ。

大正14年に建てられたものだとか。
「淡輪駅」の文字の上のところには当初は時計があったそうだ。元は屋根の色ももっと明るい色だったようで、10数年前にこんな黒いのになったらしい。「黒いほうが汚れが目立たなくてええやろ」とか思われたのかな。時計も「時間を合わせるのが手間やし、なくてもいいやろ」と思われたのかな。寂しいじゃないか。時計やったらニトリで安く売ってますよ。いや、ここにつけるにはかなり大きなやつでないとダメか。すいません。

写真、今思えば、右側から撮るべきだったような。少なくとも両方から撮っておくのが普通だと思うのだけど、なんでかな。

あ、この時、ものすごく暑くて日差しがすごく強くて、おまけにこの青い車がずーっとエンジンふかしたまま動く気配がなく(誰かを待っていたんでしょうね)、若干イラっとしてたかもしれない。
人間、心の余裕が大事ですね。右側の方に歩けば、商店などもあった様子(後から知る)。

無人駅で、ひっそり。この付近、無人駅がけっこうあるみたい。

ヨーロッパ・トラムの旅

昨日の夜、たまたまテレビをつけたら「ヨーロッパ トラムの旅 アムステルダム」というのをやってて、なんとまあ「まじか」と疑いたくなるほどきれいな街をこれまたおしゃれな路面電車が走る映像(ほとんどは運転席からのもの)が延々と映し出されていた。あまりの違いにしばしぼうぜん。阪堺線とのあまりの違いに。

いや、阪堺線にもおしゃれな低床車両はある。堺トラムとかいって、現在3種類走っている。しかし、街並みが違うよね…。どう違うかは省略しますが。

でも、でも、ひょっとしたら、よーく見たら、アムステルダムでもあちこちにゴミが落ちてて、かっこいい歴史ありげな建物の間にもよく見たらつぶれそうな長屋や年中「閉店セール」やってるような店があって、そこでは小汚いかっこうしたおっちゃんおばちゃんが「ようゆうわ」「あほかいな」とかいいながらガハハと笑ったりしてるんだろうか。

そうだよね。そうでなきゃやってられんわ。

でも、ほんとにきれいなんだわ、アムステルダム。日本が雑然としすぎてるだけ?

ちなみに、画面に映ってたトラムは5両編成だった。すごいな。阪堺線は当然、1両。それでも赤字だというぞ。

そして、低床車両の優美なこと。車輪が見えないので、まるでロングスカートはいたご婦人のように、街中をすいーっとすべるように進むのだった。とても「チンチン電車」と呼ぶ気がしません。

すっかり引き込まれて「これはいくらでも見てられるな」と思ったが、なんだか長い。やっと終わったと思ったら続いて「ハンガリー・ブダペスト編」が始まったので、「おいっ」とつぶやいて私は寝たのであった。すいません、ブダペストの人たち。

カラフル

パラリンピックの閉会式は予想外によかった。オリンピックの開会式がインパクトなさすぎ、閉会式に至っては「先生、もう帰っていいですかあ?」な状態だったので全く期待してなくて、たまたまテレビつけっぱなしだったらかかってた、感じなんだけど、ついつい引き込まれた。

開会式は片翼の飛行機がどうとかこうとかいうなんだかめんどくさいストーリーになってる部分がちょっと引っかかったけど(あれについてはさまざまな人が言及していて、玉木幸則さんの「別に飛ばなくてもいいのでは」との考えに同意したい)、閉会式は理屈抜きで楽しくやろうよ!て雰囲気でよかった。カラフルでパワフルで時にユーモラスで、まさにおもちゃ箱をひっくり返したようなという表現がぴったり。オリンピックの時みたいに妙に間があくこともなかったし、小池百合子のドレスは「お、いいやん。あれなら体型隠せるし・・・腕が問題かなあ」とか興味津々だったし(話それる)。

で、なんか思い出したのがブライアン・ワイルドスミスの絵本だ。カラフルといえばこの人じゃないか。
それで棚から引っ張り出してきた。うん、久しぶりに見ても素敵。ずいぶん昔に買ったもので、オックスフォードえほんシリーズの中のもの。他にも何冊か出てたはずだけど、お金がなくてこの2冊しか買えなかった模様(下の画像。「きたかぜとたいよう」と「おかねもちとくつやさん」)。

私は色彩を扱うのが下手で、結局いつも似たような、少ない色数になってしまう。時には、えーい、モノクロでいいやと思ったり。服も無難なものしか着れない。
だけど、世の中には生まれつき豊かな色彩感覚を持った人がいる。私には永遠の憧れである。

夕方にみた夢

最近、なぜか夕方になると眠くてたまらなくなる。
今日はそれがひどかったので、倒れこむように布団(敷きっぱなしだった)に。たちまち眠りに落ちたが、変な夢をみた。

うちに何人も、中学生か高校生くらいの女の子が勝手に入り込んでいる。
うちとはいっても、なぜかお店のような、ギャラリーのような感じになっている。
女の子たちはおとなしい子ばかりで、私が、ここにおられては困るから、と追い出すと素直に出て行くが、気がつくとまた違う子が入っているという。

目が覚めて、あ、そうかと思った。

窓を開け放したまま寝てて、かすかに「これって、不用心だよな・・・あそこから変な人が入ってこないともいえないよな・・・閉めなくちゃ・・・閉めなくちゃ・・・」と思いつつ、どうしても体がいうことを聞かず、そのまま寝てたのだった。

阪堺線 その2

なんとなく大和川に行ってみたかったので、我孫子道から次の駅の「大和川」まで歩いた。

阪堺線の線路沿いに歩けばいいかなと思ってたけど、そうもいかず、道は途中から逸れて、それでも歩いてると道が上り坂になっていき(堤防は高くなってるので)、大きな橋につながる。
もう夕方。

この橋は「大和川橋」。並行して阪堺線の鉄橋(下)がある。
ちょうど電車がやってきたところ。川の浅瀬ではサギが何羽も、遊んでるんだか仕事してるんだか。

大和川はなんとなく切ない川だ。むかしむかし、小さかった頃、父親の運転する車に乗せてもらって渡ったこと。通勤、通学の電車で毎日大和川を渡ったこと。河原でスケッチしてたら変な男二人連れに声をかけられたこと。結婚して間がないころ(平野区に住んでた)、自転車の練習を兼ねて大和川沿いに走ったこととか。思い出すことがたくさんありすぎて、つらい。淀川はよその川だけど、大和川は間違いなく「うちの川」だ。

まあそんなことを漠然と思いながら渡った。これ(下)が、その渡りきった橋。

そして川の上流に向かって歩くと、ここが「大和川」駅。

ここから大小路まで乗り、大小路から堺東まで歩いて帰った。この日は1万歩以上歩いた。

阪堺線 その1

おととい、天王寺の美術館にとある公募展を観にいった。
その帰りに阪堺線に乗った。阪堺線なんてめったに乗らないし、天王寺から乗ったことない。初体験だ。ふふ。

見た目は電車なのに、降車ボタンを押すところなどはまるでバスなんだね、ちんちん電車って。
阪堺線は堺市内に入ると道幅がやたらと広くなり、停留所もりっぱになって雰囲気変わるけど、大阪市内の区間はあまり広くない道をごとごとと進み、停留所が妙にちっさくて可愛かったりする。良い良い。

我孫子道の車庫は前から撮ってみたかったところなので、ここで一旦降りる。
暑い日で、どこかでひと休みしたかったが、駅前の商店街をのぞいても緊急事態宣言のせいか、どこも閉まってる。仕方ないのでファミマで買ったカフェラテをイートインコーナーで飲む。

電車は割とどんどん来るけど、踏切に遮断機が下りたりしないみたいだった。少なくとも、私がいる間に何本も、こっちからあっちへ、あっちからこっちへ電車がやってきたが、遮断機は下りなかった。いいのか。