月別アーカイブ: 2022年7月

目のこと

そうだ。書くのを忘れてた。街灯のあかりが輪っかに見えるということを前に書いたと思うけど、それがすっかりデフォルトになってしまった今日この頃。そして、なんだか最近、目がすごく疲れやすい。夜、パソコンを使って仕事をしていて、「ああ、もう目が限界だ〜・・・・本日終了」となったり。
そしてそんなふうに疲れた時は「街灯のあかりが輪っかに見える」のがもっとひどくて、なんだかいろんなものがだぶって見える。もともと近眼だから離れたところのものは「ぼやけて見える」のだが、「だぶって見える」ことはなかった。
あ、そうか。ひょっとして「輪っかに見える」のは「だぶって見える」の延長線上にある現象なのかな・・・とだんだんわかってきたり・・・。

で、そうこうしているうちに、ある日、朝起きたら目が痛くて痛くて開けられないということがまた起きた(これは以前から時々ある。何回か)

それでこの際、眼科に行っとこうかと。いつも行くところとは違うところにした。新規開拓。

そしたら、なんと「白内障、ちょっと出てますね。目薬出しておきます」と言われた。

あー、そうだったのか! なんとなくいろいろ腑に落ちた。目が疲れやすいのも、だぶって見えるのも、ネットでちょっと調べても「白内障の初期の症状」としてリストアップされてるじゃないか!

まー、友人知人の中にはすでに白内障の手術を受けた人も複数いるし、年を取ったらごくフツーになる病気なんだよね。なるほどね。

白内障は基本、治らないのでひどくなったらやっぱり手術なのだろうけど、軽いうちは目薬で「進行を抑える」ことができるのだとか。そういう薬らしい。効くのかどうかしらないけど。
でも、手術を受けた人はその後快適に暮らしているみたいだし、手術は割と簡単なものらしいと聞くので、まあいいか。いや、よくないと言っても仕方ないんで。

というわけで、あまり目に負担がかからないよう、何事もぼちぼちとやりたいと思ってます。

ところで、駅前の商店街の工事が本格化してきました。

風鈴まつり

ちょっと前にも風鈴の写真をのっけた。夏越の大祓でT神社に行ったとき、風鈴がちょこっとつるされてたので写真に撮ったわけだけど、風鈴といえば、以前から(といっても割と最近と思う)「風鈴まつり」をやってるところがある。蜂田神社だ。
この際、そっちにも行ってみないわけにいかないだろうと、今日行ってきた。たまたまワクチンの接種の日で、帰りにどこかで写真でも撮りたいなと思ってたので。

蜂田神社はT神社に比べると小さなお宮さんで、全体が木立におおわれている感じ。だから、境内に入ると一気に涼しくなる。日傘不要。今日なんかかんかん照りだったけどね。やっぱり「木」の力ってすごい。地球温暖化なんだからもっと街の中に緑を増やしたり、建物は庇を深くして日差しを遮るとかしないといけないのじゃないかな。そしたら冷房代節約できると思う。そうだよ、緑を増やすのを義務にしなくちゃ!もっと真面目に考えて・・・何の話だっけ。

そうだ。風鈴だ。風鈴まつりだった。

風鈴をみてたらひとりのおっちゃんに「こんにちは」と、声をかけられる。「こんにちは」と返し、「えっと、こちらのお宮さんの方ですか」と聞くとうなずく。
「宮司さん」と言えばいいのかもしれないけど、見かけポロシャツのふつうのおっちゃんだったので。この宮司さんが話し好きのひとでいっぱい説明してくれる。

「T神社に行った? ああ、あそこは(風鈴の数が)200くらいやろ。うちは1300以上」
「T神社のはな、全部買うんや。うちは寄付」
「木がいっぱいで涼しい? うちはコンパクトシティーやない、コンパクト神社やから」(そんな言葉があるのか)
ちなみに、T神社は広い敷地が自慢で、なにしろあのへんの公園ももとはT神社の土地だってくらいだから蜂田神社何個分やねんてくらいだけど、ていうか、だからというか、本殿の前はがらーんと広い、何もない空間がひろがっている。風鈴コーナーもそこにあるので、私が行ったときなんか梅雨明け直後の猛暑で、あまりの強烈な日差しに写真を撮ってるうちにぶっ倒れそうになったのだ。コンパクト神社の蜂田神社は涼しいけど。という意味。

境内にはあちこちに細いロープがはりめぐらされ、そこにいろんな風鈴がつるされている。100均のもいっぱいあるが、昔ながらの陶器の風鈴を集めた一角もあれば、江戸風鈴、伊万里焼(高いものらしい)、喜多方の風鈴、ついでにバリ島の風鈴、ではないけど、それに近いもの(これも寄贈されたとか)とかを集めた一角も。こどもたちがペットボトルを使って作ったものとか。なかなか楽しい。風が吹くとそれらがいっせいにちゃらちゃらちゃらちゃら・・・・と鳴り響く。幻想的で、どこかシュールな趣もある。

深い緑のなかに風鈴、なので写真を撮るのも楽しい。でも、木が多いので蚊も多い。途中から足をかいては「あー、かい!」腕をかいては「かい!かい!」。発狂しそうになって撮影終了した。

地球温暖化の対抗策はやはり緑を増やすことだが、蚊の対策も忘れてはならないのだ。うむ。

海辺の壁画

何をしていたときだったか忘れたが、あるとき、いわゆる「旧堺港」に長さ155メートルという大きな壁画があることをネットで知った。
堺市がとある企業の壁面を使わせてもらい、そこに観光用の壁画を設置したということだ。海に何艘も南蛮船がやってきて、そして船を降りて上陸した南蛮人たちがやってくる。そんな風景が描かれている。2013年に設置されたという。
で、その壁画の写真を見ていたら、壁画のむこうの建物に社名が入っていて、それが父が勤めていた会社であることに気づいた。なんてこった。

会社が海のほう、埋立地にあることは知っていたが行ったこともなく、かなり遠いところなのだろうと思っていたが、そうではなかった。何年か前にも行った堺の史跡として有名な木製の白い燈台。その対岸だ。燈台を見に来る人に、ついでに見てもらうためのものなのだ。
えっ、それじゃあ、ひょっとしたら、と思ってだいぶ前に燈台やその付近の写真を撮ったときのフォルダを見たら確かに向こう岸に、ぶれてはいるけど社名が入った建物が見える(それは壁画が設置される前だった)。なんてこった。

ともかく、行かないといけない感じがして、今日行ってきた。もちろんカメラ持って。

もっとくっきり晴れた日だとなおよかったかな。これでも、最初はどんよりしていたのでカメラをバッグにしまい、あきらめて帰ろうとしたときに急に晴れてきて、結局iPhoneで撮ったものだ。

父はこんなところに毎日通っていたのか。
まわりは海に近いところにありがちなちょっと荒れた印象の風景が広がるが、とりあえず海も、空も、広い。まあ悪くはないなと思った。

中之島美術館

今年の2月に開館した中之島美術館。行こう行こうと思ってたが月日のたつのははやいもの・・・昨日の夕刊に現在開催中の開館記念展が割と大きく取り上げられていて、ふむふむ、おもしろそうじゃないかと読んでいたら、なんと、いまやってる「第1期」は7月3日まで、と終わりのほうに書いてあった。なんだと!

というわけであわてて、今日行ってきた。昨日に続いて猛暑の中のお出かけ。仕方ない、さっさと行けばよかったのにぼんやりしていた自分が悪い。

大阪の、中之島あたりの風景をいろんな画家が描いているのはおもしろかった。
特に池田遙邨の「雪の大阪」はすごくすてきで、しばしぼーっと眺めていた。

当時のポスターや雑誌の表紙など、デザイン関係の資料が豊富に展示されていたのも私的には楽しかった。昨日の夕刊の記事には学芸員さんの解説が載っていて「当時はまだデザイナーとう職能がなく、前衛と地続きなものとして商業美術が考えられていた」とあって、なるほど!と思った。大阪市立工芸高校(府立になっちゃったけど・・・)の存在も大きかったようだ。

昔の映像も流していたり、おもしろかったが見てるときりがない。2時間くらいいたと思うが、館内は涼しくてよかった。夏は美術館に限るな。