やっぱりソメイヨシノがいいわ

早咲きの桜がもう散りだして、ソメイヨシノが咲きだした。

エドヒガンとかコシノヒガン、河津桜にオカメザクラ、陽光桜と早咲きの桜が増えてきたが、どれもくっきりとしたピンクであまり面白くないんだよな・・・と思ってた。

ソメイヨシノの、色があるかなしかのはかなげなピンクがやっぱり味わい深いじゃないですか。樹形も、枝がこう、土俵入りみたいに下の方からすくい上げるように伸びてたり、のたくってたり、なかなかダイナミックでいいですよね。でも、木が嫌いな人にはかさばって邪魔な木と映るのだろうか。

そういえば、大阪市立大学といえばヤシの木、だったそうだ。昭和30年代に植えられたワシントンヤシで、残念ながら数年前に伐採されたとか。
私の住む街にもヤシの木の並木があって、ものすごく高く、電信柱のように伸びたワシントンヤシがずらーっと連なっている道路があるが、ニュータウンができた初期の頃に植えられたのでこちらは昭和40年代はじめか。時代的に似たようなものだ。ヤシの木が流行ったんだな、ってそんなこと前にも書いたような。

え、ということは、わが街のヤシの木も伐採される日は近いのか。わー・・・いや、そんなこと考えないでおこう。それほど好きじゃないけど、切られるのはかわいそうだ。何も悪いことしてないのに。

何が言いたいかったか忘れた。いや、ヤシの木みたいな木でも定期的に、てっぺんにちょっとしかない葉っぱを剪定するんだから、みんな「木が茂る」とか「髪の毛が伸びる」とか嫌いなんだなとつくづく思い、あきれるのだ。私もよく「髪の毛、切ったら?」とか「長いのん、うっとうしくない?」とか言われたもんだ。多分、同じ種類の人だと思う。木が茂るのが嫌いな人と。先祖が散髪屋か造園業者なのだろう。そういう人たちにとってはコンパクトな樹形の桜のほうが受けそうではある。

なんで大阪市立大学のことを思い出したかというと、朝刊に大阪市立大学の杉本キャンパス公式キャラクター「杉本カメイチ」の形のメロンパンができたというニュースが写真とともに出ていて、それってカメの背中にチョコレートでできた杉本キャンパス1号館とヤシの木をあしらったデザインということだったので「ヤシの木?そうなんだ?」と思って調べたのだった。

で、最初に戻って、近所のソメイヨシノが咲き始めたので撮ってきました。

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