血管の問題

胃カメラしてきた。
ピロリ菌除去の薬を1週間のむことになった。かわいそうなピロリ菌。せっかく飼ってたのに。

ところで、去年の治療期間中は採血や点滴を何回もしたのだが、その度に看護師さんたちから「わー、立派な血管ですね」「やりやすくて助かります」「これはもう、『宝』というべき!」みたいなことをさんざん言われた。ときにはあまりにもはっきりした血管が何本もあるので医者に「こうなるとかえって迷うな」とまで言われた。人生わからんもんだ。ここにきて看護師や医者から賞賛されるような運命が待っていたとは。
と思ってたら、状況は激変。今や私はよくある「血管、出にくいですね・・・」と言われながら腕をパンパンと叩かれる人になってしまったようだ。

定期的に採血して検査してもらってる病院でも、担当の人が先輩に小声で交代をお願いしたりするようになった。

今日は別の、一昨年の暮れにも胃カメラをしてもらったクリニック。
前回は問題なかったと思うのだが、今回、鎮静剤を入れるのがなかなかうまくいかず、4回目でやっと、まあなんとかできたか、ということになった。
その状態でいよいよ胃カメラをしてもらうためのベッドに上がり、薬を入れてもらったところなかなか効かない。
医者「あれ? 眠くならないですか?」。
私は口に変なものをかまされてるので声が出せず、うなずく。
看護師「あー、漏れてますね」。
医者「えーっ・・・」そして私に「どうしましょう、もうこのまま(鎮静剤なしで)いきますか?」
私は猛烈に頭を振って拒否した。ダメダメ!とんでもない!鎮静剤なしでできるなら苦労せんわい!なに考えてんねん!鎮静剤使った楽な胃カメラやってるということでここにきたんじゃないか!そうでなかったら来えへんわ! よう考えてみ!その他もろもろの意味を込めて。

結局その場で、なんと手の甲に針をぶっ刺して鎮静剤入れ直し。
おかげで今日の私は5箇所に絆創膏貼っております。私も落ちぶれたもんだ。かつての栄光は今いずこ・・・。

写真はそんなことと全然関係なく、マクロを持って近所でいろいろ撮ったもの。この日は雨の後だったのでコケが元気でした。

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