映画と原作

映画「メッセージ」を観た&その後、原作(下の写真)も読んでみた。

前知識としては予告編とポスターから得られる程度のもの。突然、世界各地にばかうけが現れる(違うけど)。そしてタイトルが「メッセージ」・・・すると、何も知らないしろうととしては「は、はーん。各地に出現した宇宙船で世界中がパニックになって逃げ惑う人々の姿とか映って、でも一生懸命コミュニケーションを取ろうとするも戦争が始まってどうたらこうたらの映画だな」と思う。ていうか期待する。また「宇宙戦争」かい、とか。でもそんなことはなくて、とても知的かつ文学的な佳作だった。予想してたのよりずっと良かった。
良かったんだけど、根本のところでなんとなくわかったようなわからないような感じがあり、あの点は映画でははっきり描かれてなかったけど、どうなってるんだろう?と思うところもあって原作(テッド・チャン「あなたの人生の物語」)を読んでみたのだけど・・・むむむ、これ、かなり難しい。

私は理科系のセンス0で、それでも「憧れ」に似た感情をSFには持ち続けている。そういう人間にとってはけっこう読むのに手こずるものだった。本には8つの短編が収められていて、その1つなので100ページくらいだが、半日かかったぞ(汗)。

しかし、原作は原作、映画は映画だなとつくづく思う。根幹の部分は生かされてると思うが、(日本での出現地ということになっている)北海道のホの字も、大きな役割を果たす中国のチュの字も出てこない。ばかうけも柿の種も出てこないし、そもそも宇宙船(ではないんだけど)のスケール感が違う。なるほどなあ。映画化ってこういうことなのね。
今回、映画を観てたらなんとなく「プロメテウス」を思い出して、ヴィジュアル的にも好みだったが、そもそも原作はあまり映像的ではない。それがああなるんだよね。

で、どうだったかと聞かれたら、私も「良かった。好きです」と答えておけばいいんだろうか。

0604

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です