千枚漬け

千枚漬けを作った。しかも2回目。

ある日、「あー、千枚漬け食べたいな」とふと思ったらその日の朝刊に千枚漬けの作り方の懇切丁寧な説明が載っていた。これは運命。

早速その日のうちにかぶらとお酢を買いに行った。長らくわが家にはお酢なんてなかったので。

お酢はすぐに買えるが、かぶらは意外と売ってなかった。少なくともいつも行くわが家から最も近いスパーにはなかった。ここで「うーん」と悩み、駅の向こう側のデパートに。するとあった。しかも「聖護院かぶら」。さすがデパートだ。でも、重いのなんの。それを買ったら他に何も買えない。ゴロンとでっかいかぶらだけ下げて、とぼとぼと帰らないといけなさそう。カット売りしてくれたらいいのに。ここでまた「うーん」と悩み、その日は帰った。

数日後。近所のスーパーでは依然として、ない。野菜売り場を何回ぐるぐる回ってみても、ない。そこで、ダメ元で例のデパートに行くと、あった。2分の1にカットされた聖護院かぶらが! よく見ると表面がやや乾燥気味で、ハハーン、やはり「ホール」では売れなかったんだな。ふふっ。

で、半分でも重かったけど買って帰り、作ったのが1回目。まずまず美味しくできた。いや、単にお酢と砂糖と塩、それに昆布と鷹の爪をジップロックに入れて、薄く切ったかぶらをそこに放り込んだだけ。簡単だから作る気になったんですってば。

その後、近所のスーパーで初めて「小かぶら」が売られているのを見た。小かぶらといっても直径7〜8センチくらいあって、十分なサイズ。でも、作っちゃったしな、千枚漬け・・・。

そして、先に作った千枚漬けを全部食べ終わったころ。
近所のスーパーに行ったらその小かぶらが見切り品コーナーに! 葉っぱが短くカットされてたが、白い部分は全然きれいで問題なさそう。3つ束ねて98円。安い。これも運命か(運命が小ぶりすぎる)。迷わず買って帰って2回目を作ったわけだ。

要するに、かぶらは大根やキャベツみたいに年中あるわけじゃなく、しかもあまり売れない野菜なんだね。この年にしてやっとわかった私。この分だと近い将来かぶらは国内では生産されなくなるのではなかろうか。日本の農業の明日を憂う私であった。

下の写真が2回目の作品。

千枚漬け」への2件のフィードバック

  1. らんぷ

    ヤマシタさんて面白い人だな。(前々から思ってたけど)
    自分で千枚漬けを作ろうなんて思わないよ、普通は。
    かぶらも買った事ない。「大きなかぶら」の話くらいにしか興味持ったことない。
    でも、毎年、母が大みそかに千枚漬けを買ってたのを思い出しました。

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  2. ヤマシタクニコ 投稿作成者

    かぶらって、私も買ったのは初めてだと思う。長生きするもんだ。かぶらを探す日が来るとは。
    聖護院ってお寺だよね。つい、お坊さんがみんなで、でっかいかぶらをうんうんと言いながら抜いてるところをイメージしたけど、単なる地名みたい(聖護院の付近なんだろうけど)。
    千枚漬けは簡単だったよ(あれでよしとすれば・・・)。

    返信

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