映画観てきた

「ブレードランナー2049」を観てきた。あの「ブレードランナー」の続編。
ブレードランナーは公開当時、映画館で観て、それからダーリンが(たぶんレンタルをダビングして?)持ってたVHSや、DVDを何回も観てきたが、もう一度映画館の大画面で観たいなあ・・・やらないかなあ・・・とずっと思ってた。今回の続編で半分くらいその願いがかなった気がする。ものすごくオリジナルの雰囲気を大事に大事にした作品だから。

とにかく美しい。それにつきる。ただ、その美しさに作り手たちも酔ってしまってるような気がしないでもない。もうちょっと刈り込んでもいいかも。台詞もちょっと気取りすぎかも。オリジナルでは「ゆでた犬」(!)はじめ印象的な言葉がたくさんあったが、今回、そういうところは弱いと思った(といってももう一回観たらまた印象変わりそう)。

でも、手のひらが大きく映るシーン、手がかりの品を入れたジップロック、「クローサー・・・」という台詞、いちいち「ああ、あの場面!」と反応してしまう。映画内でも30年経っているが、こちらの人生も30年以上経過している。ふたつをつなぐハリソン・フォードの表情、声音になんだか、うるっとしてしまった。
音楽も、元の雰囲気を残しつつ狂気を加味したような味わいでよかったが、最近観た「ダンケルク」によく似ている。と思ったらどちらもハンス・ジマーだった(ベンジャミン・ウォルフィッシュという人と併記されているが)。ハンス・ジマー、最近はそういうモードなのかも。
で、ひさしぶりにパンフ買った。「エクス・マキナ」以来だ。

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特別上映会

今日は堺を舞台にした映画「嘘八百」の特別上映会に行ってきた。私にとっては高校の後輩にあたる今井雅子さんが脚本を担当したこともあり、同窓会の役員をしているMさんやNさんもエキストラで出た・・・といっても、最終的にカットされてしまったようだけど(笑)とにかく堺市民は必見の映画なわけです。

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関係者のあいさつがあったり、さすが「特別上映会」。いいものである。
映画は、まったく不満がないわけではないが、あたたかで、後味のいい映画だ。佐々木蔵之介ならではのちょっとくずれた、リアルな関西弁二枚目ぶりもなかなかけっこうでした(あえてイケメンという言葉は避けました。昨今のイケメンって「はあ?どこが?」なやつ多すぎで)。

上映会はアリオ鳳のシネコンで行われた。アリオには以前、JRの鳳駅から歩いて行ったことはあるが、10分も歩くのがめんどくさくて、今日はバスで行った。最寄りのバス停から5分ということだったので。
ところが、バス停を下りたとたん、どこを向いて歩けばいいのかわからなくなった(さー、方向音痴の本領発揮だ)。一応GoogleMapに打ち込んでみたものの、あれって自分がどっち向いてるのか、ほんと、わからなくなるよね。行ったり戻ったりしてるうちマップ内の経路がぐじゃぐじゃになるし。めげずにしつこくしつこくナビしてくれるけど、根本的になんか違うような気がするのよね・・・。
それで、向こうから来たおっちゃんに「すいません」と声をかけた。おっちゃん、何を聞くねんとばかりに身構えるが「アリオ、どっちですか」と聞いたとたんににこにこ顔になり、「ああ、そこを渡って左や」。「あー、そうなんですか」と言いかけたところへ右手から現れたおばちゃん「私、アリオへ行くよ〜」・・・ついて行かざるを得ない。「ほら、そこにArioて書いたあるやろ」と言われて斜め前方を見ると、まじ、すぐそこじゃないか!
案内されるまでもなかったのだが、なりゆき上そうもいかず、そこからアリオまでおばちゃんと一緒に歩くことになった。「どこから来はったん? ああそう、映画? 和歌山から観に来る人もいてるよ。和歌山って映画館ないからねえ。ここらはスーパーの激戦区やで。ライフやろ、アリオやろ。ウイングやろ。しやから安いほうへ安いほうへ行くねん。パンなんか1割や2割引では私ら買えへんよ。○時になったら半額なるし。○○は○時になったらこないなるし、○時になったらあれがこれで、何がこれで、もうほんま、ここらはスーパーの激戦区やからね」と、着くまでに「スーパーの激戦区」という言葉を7〜8回聞かされた。
アリオに着いて「で、映画館はどこなんですか」と聞くと、「ああ、そこのエスカレーターでこう上がってこう上がって、クイっと、こっちやな」と言われた。

まあそういうわけで、GoogleMapのナビより人間ナビのほうがやっぱりようわかると思ったのであった。もうええというくらい教えてくれますから。

なお、おばちゃん、おっちゃんと言ってもいずれも私とあまり変わらない年代で、「おまえが言うな」と思われた方もおありかと思いますが、そのへんは大目にみてください。

とけゆく落ち葉

目が疲れやすくなった。
数日前は、朝、目が痛くて開けることができず、2時間くらい寝なおしたら少しましになった(単に寝不足か)。念のため、夕方、眼科に行ったけど別に傷も何もなく「きれいですよ。薬も出しませんよ」と言われた。
目の疲れをとるのに、あたためたおしぼりを使うというのがネットにあったのでさっそくまねてみた。使わずにおいてたガーゼのハンカチを濡らしてぎゅっとしぼり、レンジで10〜20秒あたためる。これをまぶたの上にのせると、気持ちいい〜。
以来、ときどきやっている。

写真は何日か前の雨の日に撮ったもの。大きな葉っぱはクズの葉。草の葉は木の葉より組織が弱いようだ。

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やっと「ダンケルク」

近くのシネコンではそろそろ終わりそうなのであわてて「ダンケルク」観てきた。一日一回のみの上映だが観客は私を含め6人。

疲れる映画だった・・・。
第二次大戦のさなか、ドイツ軍によって英仏連合軍はダンケルクというところに追い詰められる。そこからの救出作戦を描いたもの。といえば思い出すのはノルマンディー上陸作戦を描いた「プライベート・ライアン」。あれは冒頭のシーンが臨場感ありすぎて「もう、やめて〜!」って感じだったが、あのシーンが終わるとそうでもなくて、ほっとしたりした。今回はほっとする間がない。クリストファー・ノーラン、容赦しない。怖い。スピルバーグみたいなわけにいかないのだ。

ラストはあれでも一応救出作戦が成功したことになってる、のだろうけど、実感として全然そんなことない。どさどさ死んでいく。一部の、たまたま運が良かった人間が生き残っただけだ。私なんかもし男で、もし戦争に行ってたら体力ないし先を読む能力もないし、真っ先に死んでたし、真っ先に船を下りろと言われそう。女でよかった。(いや、もちろん、これまでも女も戦争に無関係ではなかったし、今後は女も前線に立つ可能性もあるだろうけど、と一応追記しておく。)
しかし、空軍ってやっぱり花形だなと思った。チョー怖いけど。

冒頭に陸のOne week、海のOne Day、空のOne Hour、と文字が出て、ただそれだけ簡潔に伝える。ここがかっこいい。

私のことなので、例によって主役級の若者の顔が全然区別出来なかったので時々話が「?」になったことはことわっておく。顔を覚えられないのはいつもだけど、今回はみんな泥だらけのぐちゃぐちゃで、その上みんな同じ服なので、もう誰が誰なんだか。あと、観てる間ずっと眉間にしわ寄せ、顔がこわばったままになるので美容に良くない映画でもある。要注意。あと、ジャムパンを食べてみようかという気になるかもしれない。そういう映画である。

写真はそれとは全然関係なく。

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いやな思い出がよみがえる

「ひよっこ」も「やすらぎの郷」も先月末で終わった。どっちも、ついに感情移入できたことがないままだったなと思う。
特に「やすらぎの郷」は、とてもよく計算されたドラマだと感心はするが、想定の範囲を超えていない。どころか、なんだかいや〜な思い出がよみがえるようだった。ああ、こんなこと言いそうな男、いたなと思う。私が若かったころ。そういう人(追記:登場人物の特定のだれかがそうだというのでなく、ドラマ全体に満ち満ちている空気、ということは作者自身なのだろう)が好んで使う言葉は「女はこわいねえ」。そう言いながら腹の底で思いっきりばかにしている。私はそれに反論しかけては自分が無力であることを思い知らされ、反論の声はふるえ、一生懸命抑えたつもりなのに涙が勝手に出てくる、そんな、なかったことにしたいみっともない思い出。
倉本聰の作品は見たことなかったが、なんとなく好かんイメージだった。見たこともないのにそんなこと言うのもどうかと思って言わなかった。今回はがんばってほぼ毎回見た。これで堂々と言える。やっぱり好かんわ倉本聰(笑)

写真はそれとは関係なく。

1008

やっと「バベル」

やっと「バベルの塔」展に行ってきた。国立国際美術館。7月から始まってて「当分やってるんだな・・・」と思ってたら案の定ぎりぎりになってしまった。
危惧していた通り、頭の中で「ベルギー奇想の系譜」と「怖い絵」と「バベルの塔」がこんがらがってる。「聖アントニウスの誘惑」(版画)はすでに見たやつだし、背中に子供をおんぶしていたらその子がどんどん重くなっていって実はキリストだったというクリストフォロスの絵も別の画家の作品を見ていたし、ソドムとゴモラの話に出てきたロトさんもまた出てきたし。まあそのへんの話はあちらの絵画を鑑賞する際には基礎知識としてもっておかないといけないものなんだろうけど。
でもおもしろかった(なーんだ)。ボスとかブリューゲルってその当時も人気画家だったわけだし、いまの人にも人気があってもなんの不思議もないけど。
予想外だったのは、会場に入って最初に出てきたのがけっこうまとまった数の「ネーデルランドの木彫」だったこと。これがわりとおもしろかった。ものめずらしかったというか。

今日は1日雨だったけど、美術館を出て肥後橋の駅まで歩くうち、おそろしいばかりの風雨になった。300円のビニル傘が折れるかと思った。写真はまだ、ポツポツ、と降ってたころに撮ったもの。

1006

 

今年は

忙しいというほどでもないのに要領が悪くていっぱいいっぱいになってしまい、先週はデジクリも休載させてもらったヤマシタです。次は休めないぞ、と自分に言い聞かせております。休み癖つけたくないしね。

今年もカメムシの季節がやってきたが、今年は去年より数が少ないようだ。でもあったかいところを求めてやってきては洗濯物にくっつくシーズンはこれからが本番。気を抜けない。

去年はなにしろクサギカメムシを見たのが初めてだったのでめっちゃパニクったが今年は一応、彼らの生態もだいたいわかったし、こういう場合はこうしよう、こうきたらああすればいい、最悪の場合でもこれで、とマニュアルが確立されつつある(ガクブルだけど)。とにかくなんとか平和裏に解決したいので。

思えば去年はトータルでも数匹とはいえ、殺生しすぎた。深く反省している。カメムシの慰霊碑でも建てたい気持ちだ。私とて生来残虐な人間ではないのだ。願わくはクサギカメムシのおなかが妙に白くなく、横縞がなく、脚をもさもさ〜と不気味な動かし方をしないでほしい。体もなんとなくころんと丸みがあって、硬い感じならまだいいと思う。そのへんの問題が解決をみた日は・・・それってクサギカメムシとちゃうやろ!

とりあえず洗濯物を干すためにどうしても開け閉めしないといけない窓以外は、当分閉めきる方針だ。春まで・・・長っ。

写真はそれとは全然関係ない、この間の兵庫県立美術館での残り物。

1001

 

湾岸線

この3日間は私にしてはめまぐるしく移動した3日間だった。
木曜日は仕事の関係で神戸へ。阪神高速の湾岸線で(車に乗せてもらって)。
前日とうってかわって、すばらしく晴れ上がった日だった。湾岸線の眺めってすばらしい。堺泉北の工場地帯がすぐそば。吊り橋(此花大橋)をわたる。真っ赤な鉄橋(港大橋)を渡る。チョー気持ちいい〜。

0921

 

その夜はお通夜に行った。10年間意識不明だった、かつての上司。ほんとに意識不明だったのだろうか。そうでなかったとしたら、さぞかし悔しかったと思う。
同僚だったなつかしい人たちと再会。おしゃべりもつきない。

 

翌日は仕事で横須賀へ。品川まで新幹線、そこから車で(乗せてもらって)首都高速湾岸線。また湾岸線だ。こっちの湾岸線もすごい。大井埠頭(ガントリークレーンの並びがかっこいい)、工場地帯(JFEスチール?等々)、それに軍艦(訂正:自衛艦です)も見えたし。しかし、前日とちがって、横須賀は土砂降りの、もんのすごい大雨・・・。

0922

夜は東京に泊まり、今日はどこにも寄らず帰ってきた。まだばたばたしているのでとりあえず報告のみ。
写真はいずれも車の中からiPhoneで撮ったもの。いつかちゃんと撮りたいな、湾岸線。

「怖い絵」展 観てきた

前に「ベルギー奇想の系譜」展を観てきた兵庫県立美術館に、昨日また行ってきた。今度は「怖い絵」展。これもけっこう評判で、若い女性で混雑してた。

ひとむかし前は展覧会といえば印象派やシャガールの展覧会がが何度も何度も繰り返されたもんだが、最近はどうも時代的にはもうちょっと遡ったあたり、そして「奇」とか「異端」とか形容されるあたりが受けてるようだ(もちろん、それはたまたまそれまで「主流」と思われていたものに対して、ということだ)。
とくに今回は中野京子氏のベストセラー「怖い絵」が元になっているという、企画自体が異端かもしれないが、うまい展覧会だ。展覧会で一生懸命キャプションを読んでるとばかにしたような目で見る人も多いけど、この展覧会は解説を読むべし、なのだ。「ベルギー奇想の系譜」でも、解説を読むと「ほー」だったりした。なんせ日本人には馴染みのない話がテーマだったりするから仕方ないもんね。話の背景、いくら見つめてたってわかるわけないよ。
てことで、なんだか似たような展覧会(画家も一部重複してるし)を同じ美術館で観てしまったような気がする。さらにそのうち「バベルの塔」を観に行くつもりだが、なんだかこんがらがってきそうだぜ・・・。

この美術館の出口には「山側」「海側」という表示があり、今回は「海側」に出てみた。安藤忠雄お得意の大階段が海に向かって造られていて、その前でヤノベケンジの巨大作品「Sun Sister」が堂々と大股開いて立っていた。もう夕暮れだった。

0915