日曜日に映画観てきた

台風のせいで月曜日からお天気が悪くなることがわかってたので、日曜日に映画に行ってきた。近所のシネコンにはしばらく行ってなかったので久しぶりに行くと駅前のシャトルバスの乗り場が移動してたりしてちょっと面食らった。

映画はもちろん(?)「バービー」。早く公開してくれないかなと思ってたので金曜日に公開されて、割とすぐに行った。よかった。やっぱりアメリカ映画、好きだよー!と思える作品。カラフルで楽しい。バービーの洋服がみんなかわいいし。ライアン・ゴズリング(ケン)も好きな俳優。

バービーたちの住む世界は女の子が主役。なのに、人間世界に行ってみたらそこはおっさんたちが牛耳る世界。(その世界がどんだけうんざりするかは知ってるもんね。)そして、バービーの世界に戻ってきたら、なんとケンたち男が支配する悪夢な世界になっていて、もともと大統領だったり研究者だったりした女の子たちがむずかしいこと考えず男に媚を売る仕事についてて、このほうが楽だからいいわ〜、なんて言ってる・・・みたいな、中身は超なまなましい、現実世界を皮肉ったもの。笑えるところもいっぱいで、拍手したくなったり、過去のいろいろを思い出して今更ながら怒りで震えたり涙がこぼれたり、まあそんな映画なのだ。
おすすめです(こんなこと書いたのは初めてかも?!)。そして、やっぱり憲法は大事にしないといけません!

で、台風7号はのろのろ進むもんで水曜日の今日になっても新幹線の運行に影響が出ているという状況だが、幸い我が家には被害はありませんでした。ただ、昨日ベランダに出てみたらおもいっきり汚いバスタオルらしき物体が室外機にひっかかってた。触れるのもいやなくらいだったけど、そのタオルはたぶん、どこかのベランダから強風で舞い上がり、泥の上に落下し、転がり、そしてまた舞いあげられて、と長い長い悲惨な旅をしてきたのだろう。お疲れさまでした。一瞬手を合わせ、その後処分させていただきました。

まあそれくらいが被害、ですかね。

映画観たけど

おとといだけど映画を観に行った。
しばらく観てないので何を観ればいいのかわからない。でも、何か観たい。
それで、難波で「怪物」を観ることにした。夕方一回きりの上映。もう上映終了が近いようだ。でも、どの回を観ればいいのかと迷う心配がない。早起きする必要もないし、帰りにスーパーに寄ってもめぼしいものはすべて売り切れという心配もない、絶妙な時間帯。

まあその点はよかったけど、肝心の映画。
やっぱり私の好みじゃなかった。

始まって割とすぐの、母親(安藤サクラ)が学校で校長(田中裕子)や担任に面談するシーンが「うーん」で、観にきたことを後悔した。校長については、最後までなんとなくひっかかったな・・・。ホルンを吹くシーンもどうなんだろう。

 いったい「怪物」とは何か。登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに、私たちは何を見るのか。──というのがキャッチコピーになってるけど、これは一種の誇大広告だと思った。

帰りに近くで少し写真を撮った。

写真はおもしろい

朝日新聞の土曜日の夕刊に連載している「朝日新聞写真館」。同紙所有の写真から、毎回設けたテーマに沿ってセレクトした写真に説明を加えたものだが、おもしろくて毎回楽しみにしていた。
少し前、「2022年4月〜2023年3月までをまとめた冊子をプレゼントします」とあったので応募したら、それが届いた。

本ではなく「冊子」ということだったので、さてそれはどんなもんだろう?と思ってたのだけど、新聞掲載時と同じサイズで、紙質もそれに近い? そして、いわゆる「スクラム綴じ」。同封されたペラには「新聞とおなじく紙を重ねただけで、真ん中で綴じられていません。手に取るときはお気をつけください」とあった。了解。

表紙(・・・と思ったらこれは裏表紙だったみたい)は上野動物園本園から不忍池分園まで運ばれていくキリン(1958年)。掲載時もすごくひきつけられた写真。三輪のトラック。木製の大きな箱から首を出すキリン。運転手以外に何人もの男たちが乗っている。「途中、都電の架線をくぐれずに修理応急車が出動する騒ぎもあった。」と、本文中の説明にある。
そういえばジュラシックパークの冒頭、恐竜が運ばれるシーンがあったと思うが、あれはものすごく不穏でそのときから最後まで怖くて怖くてたまらなかった。
それとはだいぶ違う(あたりまえだ)。でも、同乗している人たちの緊張感は伝わってくるような。

いろんなことを想像させる。写真はやはりおもしろい。

断線してた

北浜の魔界的カメラ店をあとにして、おっちゃんの言う通りカメラの量販店=なんばのキタムラに行った。行ったらえらく雰囲気変わっててびっくりした。こんなおしゃれな店だっけ。めちゃ垢抜けしたけど、えらく暗い店でもあった。おしゃれな店は暗いんだ、きっと。

ここでまた「レンズとの通信ができませんでしたと(カメラに)言われて・・・」と言うと、それはめっちゃよくあることらしく、一枚ものの説明資料を持ってきて私の目の前に置く。「コーティング」という処理をするらしい。それはほんの5分ほどで、店内ですぐにできる作業だそうだ。1100円。だけど、「再発する可能性高いです」という。

まあ、とりあえずやってもらうことにした。
しばらくすると店員さんが戻ってきて「レンズが断線してますね」という。断線。レンズが断線ということは線が入ってるんだ。ますますわからないけど、わかったようなふりをして「あー、そうなんですか」と言っておく。
「修理するとしたら2、3万円かかります」と言ったすぐに「それなら中古買ったほうがいいですよね」と言う店員。

断線してるけど、広角側で撮ればなんとかいける。ズームにすると具合悪くなる、のだそうだ。確かに、最初はいけても、ズームにしたりしてるうちにあの表示が出たような気がする。

まったく撮れないことはないといっても、すっきりしない気分なのはもちろんだ。カメラ本体も、さしあたってどうということはないけど、そうか、もうかなり古いモデルなんだなと北浜のカメラ屋で気付かされたし。いろいろ今後のことを考えさせられた1日だった。

まったく別のカメラ買って、新しい「カメラライフ」始めるのも悪くないかと思ったり・・・

キタムラの店内を何枚か撮って帰った。

レンズとの通信ができませんでした

昨日は仕事の関係で北浜に行った。北浜というと大阪でも中心地、都会の真ん中、ビルいっぱいのところだ。それで、終わったら付近を撮って帰ろうと、広角レンズを選んで持っていった。都会には広角が似合うのさ。ふっ。

ところが、いざ撮ろうとしたら画面に「レンズとの通信ができませんでした」との表示。え? レンズとカメラって・・・通信してるの? ええっ? って、そこですか。はい、そこです。何にも知らないヤマシタですから。

通信してるんだ(まだゆう)。

で、よくわからないけど、レンズとの接点を清掃してみてください、と表示は続く。その表示からどうにも進まないので、仕方なくレンズを外し、ティッシュしかないのでそうっと拭いてみたりした。接点というのは、下の写真でレンズにもカメラにも点々と並んでいるところがあるけど、このことらしいので、そのへんを。


でも、全然治らない。困った。
それで、「近くにあるカメラ店」をネットで探す。お店に持ってたほうが早いだろうと。
そして、ここだなと思うところに向かって、Googleマップ見ながら歩く。ビルの2階らしい。無事たどりついて、エレベーターに乗り、2階でドアが開くと、いきなりカオスな空間。そこからどこにも行けそうにないのだけど、これは一体・・・きょろきょろしてるとその中にいたおっちゃんと目が合い、
「あのう、カメラ屋さんは・・・」
「ここや」

部屋の真ん中に円形の台があって、そこにレンズが山をなしている。まわりの棚も、たぶんレンズやカメラで埋め尽くされている。床にも段ボールの箱がいっぱい。

ともあれ、事情を話すと
「うちはフィルムカメラが専門やからなあ」といいつつ
「まあそこ座り」
一応見てくれるらしい。
レンズの山の中の一角が仕事台みたいになってて、そこにカメラを置き、レンズをはずして何かで拭く。
「このカメラ、もう7年くらい前のやな」
「え、わかります?」
「そらわかるわ」
とかなんとか話しながら見てくれたけど、結局
「これはやっぱりカメラの量販店にでも行ったほうがええな」。

別に料金はいらんと言われ、そのまま帰るしかなかったけど、残念。
何が残念かというと・・・このややこしい店の中を広角で、めっちゃ撮りたかったんです! 円形の台。真ん中におっちゃんを入れて(端っこでもいいか)。まわりもできるだけ入れて。
なのにその広角が「通信できませんでした」って。どんなジレンマなんだよ。

牧野富太郎

今の朝ドラ「らんまん」は全然まともで安定感満載でツッコミどころがなく、なんだかものたりない。ちゃんとした脚本で、俳優さんたちはみんな上手で・・・もっと「なにこの展開!」「視聴者なめてるんかい」「演技下手すぎ!」というところがほしい・・・いや、そんなことないけどね(笑)

まあ、基本、牧野富太郎がモデルということでだいたいどういう人かわかっているということもあると思う。
こうみえても小学校のころ、私は「植物にくわしい子」だった。
子供は車の種類とか恐竜だとか、怪獣とかの名前をめちゃよく覚えるよね。子供って記憶力がいいし、その記憶力の使い道が他にないんだろうな。親が「この子、天才ちゃうやろか・・・」と一瞬思ったりするのもその頃。よくあることで、私はそれが植物だったのだろう。もっともその後、別にその道をきわめることなく普通のおばさんになった。これもよくあること。

小学校低学年のころは割とおおざっぱな図鑑を持ってたと思うが、高学年になって、学校があっせん(?というか、昔はよく学校の先生が紹介してくれていろんなものを買ったことあったよね?)してくれたハンディタイプの図鑑を買ってもらった。それを見た父が「ほー、牧野富太郎か」と言ったことを覚えている。たぶん「監修」とかに名前があったのだろう。そのときに牧野富太郎という人は植物学の権威として広く知られているらしいと知った。植物に関心なさそうな父が「ほー」というのだから。

で、その牧野富太郎が主人公の朝ドラなわけだけど、いずれ日本を代表する植物学者として大成することはわかっているから、パイロットになるのかならないのか、二人は結婚するのかしないのか心配する必要もないのだ。じゃあどうすればよいのだ(知らんがな)。

いまのところは石版印刷の話がおもしろかった。石に直接手描きするとはびっくりした。もっとも調べるとその後転写する方法が一般的になったとか。そうだろうな。直接描くのは大変すぎる(胸をなでおろすヤマシタ)。
でも、面相筆で植物を描いているシーンを見ていると、私も描いてみたくて、うずうずした。やはり子供の頃に興味を持った分野は一生ものかな。知識は必ずしも定着しなくても。

キウイ

少し前に仕事で某所に行った時、おやつどきだったもんで、ケーキとフルーツを盛り合わせたプレートを出された。その中にキウイをこんな風にしたのがあった。
作り方は私でもわかった。まずキウイを半分に切り、ヘタを切り落とします。中身をくるりっとナイフで取り出して適宜カットいたします。ヘタを内側に落とし込んでこれを「底」にするとカップ状になりますね。そこにカットしたキウイをのせて・・・えっ、長々と説明しなくても一瞬でわかる?! そうかも。かわいいでしょ、これ。

これをやりたくて、その後わざわざキウイを買ったのだけど、なんと私、自分でキウイ買ったのは初めてだったんですよ。だーいぶ前に食べたとき、「ん? なんか種がぷちぷちして変なもんだな」と思ってあまり印象が良くなく、それでまあ、食べないと決めるほど嫌いでもないけどわざわざ買うほどのもんじゃないな・・・と思ってン十年、だったのだ。

でも、そういうわけでひさしぶりに食べたら、キウイ、割とおいしいやん! 急に好きになった。カットすると食べやすいし、緑の色もきれい。種がぷちぷちしていやだ? だれやねん、そんなことゆうたん。いやなおばはんやな(あんただよ)

そして、それからまたスーパーに行って買って帰り、切ってみたらなんじゃこりゃ。緑じゃない。間違ってじゃがいも買ってしまったのかと思うような、黄色いものがそこにあった。びっくり! キウイって緑じゃないのもあるんだ!

びっくりしてメールやSNSで書くとびっくりしたことにびっくりされた。どうも知らないのは私だけだったようだ。
いや、ほかにも何人かはいると思うけどな・・・堺市内で・・・。

黄色いのは「ゴールデン」というのだそうだ。こちらのほうが甘くておいしいので人気らしい。何も知らない私は、スーパーでふたつの箱にキウイが分けて入れられ、片方の箱のほうが減ってたりするのを見ても、単に一つの箱じゃ入りきらなかっただけかと思ってた。レジのおばちゃんがカゴからキウイを取り出すとき「緑のキウイですね」と確認するのも「何を言ってるんだ?」だったが謎が解けた。

知らないことが多すぎると書いたばかりで、さらに思い知らされた感。なにかの陰謀じゃあるまいな。
ちなみに今は二つの箱に分けて入れられたキウイも、「なーんだ。皮をむかなくてもこっちはなんとなく黄色いし、こっちは緑っぽいから分けてるんじゃないか、まるわかりじゃないか。ふはははは」と思うようになった。(それより前に一個ずつ貼られているラベルが違うのだった)黄色いほうが10円高いことも知った。もはや私はキウイのオーソリティかもしれない。

知らないことが多すぎて

前にも書いたと思うけど、新聞を読むときはスマホが必須なのである。わからないこと、知りたいことが新聞を読めば読むほど出てくるので調べながら読むから。時間かかる。だけど、まあ楽しい。
世の中は知らないことだらけだ。それでもいいと思うけど、いつどこで何に出会うかわからない。出会ったものがとっくにこの世を去った人だったり廃れてしまったことだったりするが、それはどうでもいいことだ。ネットのおかげでわれわれはいつでも過去にかえれるし、終わったと思われた事象が絶えず再評価される。過去も未来も割とどうでもいいことかも。

今日出会ったのは・・・と書いて、いやだな、そんなことも知らなかったのか、有名だぜ!だれでも知ってるんだぜ!いまごろ?!と思われそうだなと思うが、上に書いたような理由で気にしないことにする。

ムーンライダーズの「DON’T TRUST ANYONE OVER 30」という曲の歌詞。今日の新聞のとあるコラムの中に引用されていた。

1986年のアルバムに収録されている曲だそうだ。

https://petitlyrics.com/lyrics/74246

福山に行ってきた その2

せっかく来たのだし、ばら祭会場を歩き回った後、鞆の浦に行ってきた。
遠いのかなと思ったけど、福山駅前からバスが出ていて30分ほどで着く。簡単。そしてバスを降りるとそこには気が抜けるようなのどかな光景がひろがっておりました。おお〜〜〜。

のどが渇いたので古い建物を生かしたカフェみたいなとこでドリンクを買い、外で海を見ながら飲んだ。いい気持ちだ・・・。いくらでもくつろいでいられそう・・・。

しかし、そのドリンク(なんという名前だったか忘れたが)、820円もしたぞ!

常夜燈のそばのベンチでは地元のひとらしいおっちゃんたちが大きな声で、のーんびりしゃべっている。仲良しのおっちゃんグループなのかな。
「・・・わしゃあ腹が立って腹が立って」とか「歌は演歌」「ああ、美空ひばりや」とか広島弁で。
いいなあ広島弁。大阪弁はメジャーになりすぎてもうだめだと思う。広島弁、九州弁あたりはちょうどいい感じじゃないかな。方言らしい味わいもあるし、さほどわかりにくいわけでもないし。今後のびるのでは(何様)。

海のそばにはいかにも風情豊かな古びた街並み。いい感じ。
えっ、栗原小巻?!

しかし9時半に会場集合だったので朝5時起き。とにかく眠かった。帰りの新幹線では爆睡。いや、鞆の浦に向かうバスでももう寝てたっけ。おまけにたぶん水分不足だと思うんだけど、歩いていて何度も足がつりそうになったのは困った。でもまあ、だいたいよかった。福山、ありがとう。

と思って、さて帰るかと新幹線のホームへ。そこで気づいた。
「福山城に行くの忘れた!」
何か忘れたなと思ったのだ。福山といえば福山城、ではないだろうか。知らんけど。いや、でももう手遅れだ・・・と思ってふと後ろを見ると、ホームの外、大きなガラス窓の向こうに福山城が! びっくりした!
いや、そこにいるとは知りませんでした、あの、その、いるならいると事前におっしゃってくだされば・・・とわけわからないことを脳内でつぶやきつつシャッターを切った私。

この写真のタイトルは「ほくそ笑む福山城」です。性格悪いっ。